教育学部の就職先ってどこが人気?業界や職種を解説!

教育学部の就職と言えば「教員」というイメージが強い人も多いのではないでしょうか?
しかし、「教育」は幅広い分野で必要となるもの。そのため、実際には教育学部出身者は教員以外でも一般企業など様々な分野で活躍しています。そこで今回は教師以外に、教育学部の就職先として人気の業界や職種について解説します。

教育学部の就職先
目次

教育学部出身者は「教員」になるの?

教員養成課程の大学から「教員」になるのは6割ほど

「教育学部」には、大学によって大きく2つに分類されます。1つが「教員養成」を主な目的としたカリキュラムが組まれている教育学部です。

しかし、文部科学省の発表によると、このような教員養成課程の教育学部卒業生でも、平成29年度に教員として就職した割合は全体の6割ほどに留まっており、4割程度は教員以外の道を志していることが分かります。

大学によってはほとんど教員にはならないことも

また、総合大学などの教育学部では「教育」そのものを研究対象としているところもあります。例えば、日本と海外の教育を比較する「比較教育学」や、教育による心の変化を見つめる「教育心理学」などが挙げられます。

こういった教育学部では「教員」になることは重要視されておらず、卒業生のほとんどが教員にはならないこともあります。

教育学部出身者に人気の就職先は?

地方公務員

教育学部出身者に人気の就職先としては「地方公務員」が挙げられます。小学校・中学校などの教員は「地方公務員」に当てはまるため、教員を目指す割合が高い教育学部出身者の就職先としては人気が集まるのは自然なことと言えるでしょう。

また、教員にはならなくても、待遇や働き方の「安定」を求めて、市役所の職員などの地方公務員を目指す場合もあります。

国家公務員

「国家公務員」も教育学部出身者には人気の就職先の1つです。「教育全体を変えたい」と大きな志を持つ方は、国家公務員として文部科学省に入ることを目指します。

正しい知識を提供することで、人々の生活を豊かにする「教育」の視点は、政治分野においても役立ちます。そのため、文部科学省以外の機関でも、教育学部出身者が国家公務員として活躍するケースも見られます。

塾講師

教えることが好きな教育学部出身者は、教員ではなく「塾講師」の道を選ぶこともあります。教員は授業以外にも様々な業務を処理していく必要があります。一方で、塾講師は事務と授業の担当が明確に分かれていることが多く、教えることに集中しやすいのが特徴です。

本社に異動すれば、塾の教材開発や企画など根本的な部分から教育に携わることができます。

金融機関

教育学部を選ぶ人は「教員のように安定した仕事をしたい」と考える傾向があります。そのため、収入面で安定を得やすい金融機関への就職を希望する教育学部出身者も少なくありません。

地方銀行であれば転勤もなく、住み慣れた地元で働き続けることができるのも、安定志向の教育学部出身者には魅力的だと言えるでしょう。

出版社

教科書・参考書などの出版社も教育学部出身者の就職先としては人気です。直接「教える」という活動はしませんが、教育学部で学んだことを生かして「学ぶ」ことのお手伝いができる非常にやりがいのある仕事です。

また教育学部で学んだ知識を根拠として、出版した教科書・参考書の魅力を伝えることができるため、取引先から信頼を得やすくなります。

一般企業

いろいろな業界の一般企業に就職する教育学部出身の学生も少なくありません。とくに一般企業の人事部なら、「社員研修」や「新人研修」などで教育の知識をいかすことが可能です。

教育関連のビジネスを行っている一般企業なら、人事部以外でも教育学部で学んだことをいかすことができるでしょう。

教育学部出身者は一般企業の就活で不利?

「教育学部=教員」と考えている人もゼロではない

ここまでお伝えしてきた通り、教育学部出身者は必ずしも教員になるわけではありません。 しかし、「教育学部=教員」と考えている人もゼロではないため、一般企業の就活で「どうして教員にならないの?」という質問されることはあります。

「何か問題があって教員になれなかったのでは?」と疑問に思う人もいないとは言い切れないのが現状です。

自分がやりたいことをはっきりと説明できればOK

教育学部出身者に限らず、就活では「自分がやりたいこと」をはっきりと説明することが大切です。志望する企業に魅力を感じた理由をしっかり話すことができれば、それが自然と「教員よりも、この企業を選んだ理由」として伝わります。

「教員はやりたくない」などのネガティブな表現ではなく、「教員よりもこの仕事がしたい」とポジティブな表現で伝えるように工夫しましょう。

「教師以外」の就職先も考えてみよう

視野を広げてみる

教育学部出身だからといって、教育関係の仕事につかないといけないわけではありません。一度「教育」へのこだわりを捨てて、純粋に「自分のやりたいこと」「好きなこと」は何か考えてみるといいでしょう。

興味のある業界や仕事が見つかったら、自分の学んだことがいかせないか考えてみてください。「コミュニケーション」や「人との関わり」などでも、教育学部で学んだことをいかせるケースが多いです。

OB・OG訪問をしてみる

「教員以外の仕事がしたい」と思っても、「教師以外にどんな道があるのか」「今から方向性を変えることはできるのか」と不安に思うこともあると思います。

そんな時は、就活を経験した先輩に話を聞いてみるのがいいでしょう。教育学部出身で一般企業などに就職したOB・OGに相談すると、参考になる話が聞けるはずです。大学の就職課などでOB・OGを紹介してもらえるので、相談してみてください。

いろいろな企業のインターンシップに参加してみる

教員以外の仕事に興味はあるけど、どんな業界や企業が自分に向いているのかわからないという人も多いと思います。

自分に合った業界や企業を見つけるには、企業の実施するインターンシップに参加するのがおすすめです。

実際に企業の仕事を体験できるので、「自分の得意なこと」「やりたい仕事」などが自然と明確になってくるはずです。会社説明会やホームページの情報からだけではわからないことも多いので、できるだけたくさんのインターンシップを経験してみるといいでしょう。

インターンシップを探す

最後に

「教育」では、無数の情報の中から本当に大切な情報を選んだり、相手の考え方や気持ちに寄り添いながら伝えたりといった「コミュニケーション能力」が必要となります。このコミュニケーション能力を就活の面接でしっかり活用すれば、他の就活生よりも有利になることができます。

「教育学部だから不利かも」とネガティブに捉えることなく、持っているスキルを存分に発揮して、就活に臨んでくださいね。


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