デンソーは世界トップレベルの自動車部品メーカー企業です。就活生に人気の高いデンソーに就職するにはどのように就活を進めればいいのでしょうか。ここではデンソーの企業研究に役立つ選考情報等を徹底的に解説します。
- ・株式会社デンソーとは
- ├デンソーの概要
- └デンソーのビジネス
- ・デンソーの特徴
- ├社風
- └業界の立ち位置
- ・デンソーの待遇
- ├平均年収
- └福利厚生
- ・デンソーの就職活動情報
- ├選考フロー
- ├ES・面接の質問の特徴
- └求められる人物像
- ・人気企業に就職したい!デンソーの就職活動対策
- ├学生時代の経験を多角的に分析する
- └インターンシップに参加し選考を有利に進める
- ・最後に
株式会社デンソーとは
デンソーの企業概要や事業内容など基本的な情報をご紹介します。
デンソーの概要
株式会社デンソーとは世界No.2の売上規模を誇る自動車部品メーカーです。1949年にトヨタ自動車の開発部門から分離独立し、日本電装株式会社を設立しました。自動車用エアコンシステムやエンジン関連製品など様々な自動車部品を、国内外の主要な自動車メーカーに提供しています。
自動車部品メーカーとして世界2位の売り上げ規模を誇り、売上に占める海外比率は57%と海外企業との取引も多いです。愛知県刈谷市に本社を置き、35の国と地域に225ヶ所に拠点があり海外勤務者も多数います。
デンソーのビジネス
自動車関連分野ではパワトレイン事業(ハイブリッド車および電気自動車用製品、ガソリン・ディーゼルエンジンの制御システムと関連製品等の開発・生産)や電子事業(半導体センサやエレクトロニクス製品の開発・生産)、熱事業(自動車用エアコンシステム等の冷却用製品の開発・生産)等を展開しています。
最近では自動車部品など従来の自動車関連分野だけでなく、技術力を生かし非車載事業も展開しています。なかでも現在注力しているのが自動車の電動化、先進安全と自動運転、IoT技術などを活用し様々なサービスと車を繋げるコネクティッド、農業など非車載事業の4分野でのコア技術開発です。
デンソーの特徴
社風や強み、業界内ではどういう存在なのかデンソーの特徴について解説します。
社風
デンソーでは「一人ひとりの能力の最大発揮」と「チームとしてのシナジー最大化」の2つを会社成長の両輪としています。そのため社員一人ひとりが積極的に変革・改善の提案を行うこと、社内のコミュニケーションとチームワークを重視する社風があります。インターンシップガイド掲載の就活本選考体験記によると「社員や内定者はコミュニケーション能力が高く、協調性のある人が多いと感じた」という投稿もありました。
業界の立ち位置
業界動向サーチが各社有価証券報告書を基に作成した、自動車部品業界の2020年版売上ランキング(https://gyokai-search.com/3-car-buhin.htm)は以下のようになっています。
1位 デンソー 51,534億円
2位 アイシン精機 37,845億円
3位 パナソニック 27,651億円
4位 豊田自動織機 21,713億円
5位 住友電気工業 16,822億円
デンソーとアイシン精機はトヨタ系の自動車部品メーカーです。世界2位の売上規模を誇るデンソーは国内でもトップの売上高を出しています。
デンソーの待遇
実際に働くとしたら気になる平均年収や福利厚生等、入社後の待遇についてご紹介します。
平均年収
2020年の有価証券報告書によると、平均年間給与は7,978,326円と報告されています。つまりデンソーの会社全体の平均年収は797万円ほどということです。
転職サイト・オープンワークなどの口コミでは、職種と平均年収は以下のようにあります。
・営業 在籍10~15年 男性 年収800万円ほど
・営業 在籍5~10年 女性 年収700万円ほど
・技術職 在籍5~10年 男性 年収600万円ほど
・調達部門 在籍15~20年 男性 年収1200万円ほど
・製造部 在籍3~5年 男性 年収600万円ほど
福利厚生
採用情報等で公開されているデンソーの福利厚生は以下のようなものがあります。
・デンソーカフェテリアプラン(選択型福利厚生制度)
・育児関連(産前産後公休、育児休職、育児のための短時間勤務制度、配偶者出産休暇等)
・介護関連(介護休暇、介護休業、在宅勤務)
・会社保養所
デンソーの就職活動情報
採用サイトで公開されている情報や就活本選考体験記の投稿などを基に、デンソーの選考フローや求める人物像など就活関係の情報をご紹介します。
選考フロー
デンソーの選考フローは以下のようになっています。
【本選考】
ES(エントリーシート)提出→Webテスト→面接複数回→内定
【インターンシップ参加者限定ルート】
インターンシップ→フォローアップイベント→ES(エントリーシート)提出→Webテスト→面接1回→内定
就活本選考体験記によると内定者の多くはインターンシップ参加者で、つまりインターンシップ参加者が案内される早期選考ルートの内定者が多いです。
ES・面接の質問の特徴
就活本選考体験記の内定者の投稿を見ると、志望動機や学生時代での経験など定番の質問が多いようです。特に面接では学生の人柄や考え方を見るため、力を入れたことなど学生時代の経験について深掘りされることが多いです。そのため面接対策として学生時代に頑張ったことやその過程、得られたことなど細かく分析し質問に答えられるようにしておく必要があります。他にも入社後何がやりたいかなど、学生時代の経験を根拠に動機を語れるようにしましょう。
【質問例】
大学生活での大きなチャレンジは何ですか、その目標を教えてください。
その目標を達成するためにどのように考え、行動しましたか。結果から得られたものは何ですか。
あなたがデンソーで実現したいことを教えてください。(これまでの経験やそれを通じ培った強みなどを含め、具体的に教えてください)
求められる人物像
デンソーが求める人物像については採用情報で以下のように書かれています。
仕事の中で実現したい夢・志を持ち、高い目標へ挑戦し続けていく
強い好奇心を持って広く物事を学び、前提や常識にとらわれず柔軟に発想する
周囲と一歩踏み込んだコミュニケーションを行い、互いの個性を高め合う
グローバルカンパニーとして革新的な製品や技術開発を行ってきたデンソーでは、社員一人ひとりが積極的に変革・改善を提案する風土があります。そのため学生にも新しいことに挑戦する意欲やチームワークがあることを求めています。就活本選考体験記によると、協調性やコミュニケーション能力をアピールするべきとあります。
人気企業に就職したい!デンソーの就職活動対策
デンソーは毎年就活生に人気の高く、内定を取るのが難しい企業です。そんなデンソーに就職するにはどのように就活を進めればいいのでしょうか。おすすめの就活対策をご紹介します。
学生時代の経験を多角的に分析する
デンソーの面接では学生時代の経験について深掘りされることが多いです。面接対策として学生時代の経験を様々な視点から分析しておく必要があります。例えば頑張った経験、困難だったことやその困難をどのように乗り越えたのか、結果やそこから得られたもの、どのように仕事に活かせるかといった視点です。面接では綿密に分析したエピソードを根拠に、自分の強みや入社意欲の高さをアピールしましょう。
インターンシップに参加し選考を有利に進める
就活本選考体験記の内定者の話によると、内定者はインターンシップ参加者が多いです。事務系のインターンシップでは実際の事例を題材にしたケースワークで学ぶことができ、働き方のイメージがつくなど効率的に企業研究ができます。インターンシップ内で評価された学生は早期選考に呼ばれるなど選考を有利に進められます。内定に近づくためにも積極的にインターンシップに参加しましょう。
最後に
デンソーに就職するには学生時代の経験を分析し面接対策を行う必要があります。他にもインターンシップに参加することで早期選考に呼ばれることもあるので積極的に参加しましょう。
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