日本製鉄は日本最大手の鉄鋼メーカーです。就活生に人気の高い日本製鉄に就職するにはどのような対策を行えばいいでしょうか。ここでは企業研究や選考に役立つ情報を徹底解説します!
- ・日本製鉄株式会社とは
- ├日本製鉄の概要
- └日本製鉄のビジネス
- ・日本製鉄の特徴
- ├社風
- ├平均年収
- └強み
- ・日本製鉄で働く魅力・やりがい
- ├社会貢献性が高い
- ├グローバルな環境で活躍できる
- └若手でも大きな案件を担当できる
- ・日本製鉄の就職活動情報
- ├選考フロー・採用人数
- ├ES・面接の質問の特徴
- └求められる人物像
- ・大手企業に就職したい!日本製鉄の就職活動対策
- ├選考に直結する日本製鉄主催のイベント参加必須
- ├鬼門のリクルーター面談対策、企業研究と自己分析を徹底的に
- ├日本製鉄のSNSをフォローしておく
- └インターンシップに参加する
- ・最後に
日本製鉄株式会社とは
最初に日本製鉄とはどんな会社なのか、概要とビジネスなど基本的な情報についてご紹介します。
日本製鉄の概要
日本製鉄株式会社とは東京都千代田区に本社を置く、日本最大手の鉄鋼メーカーです。国内第1位、世界第3位の生産量を誇っています。新日本製鉄と住友金属が統合した新日鉄住金が2019年4月に商標を変更し、現在の日本製鉄となりました。
日本製鉄グループはは製鉄事業を中核として、鉄づくりを通じて培った技術をもとに、 製鉄、エンジニアリング、ケミカル&マテリアル、システムソリューションの4つの分野で事業を推進しています。海外投資を積極的に行っており、海外事務所・現地法人18カ所 生産・販売拠点43カ所と世界中に流通ネットワークを築いています。
日本製鉄のビジネス
日本製鉄株式会社は日本製鉄グループの展開する製鉄、エンジニアリング、ケミカル&マテリアル、システムソリューションの4つの事業のうち、製鉄事業の中核を担っています。
製鉄事業はその名の通り鉄を製造しています。原材料を調達後、各地の製鉄所で商材を生産し販売しています。日本製鉄は顧客の求める製品をオーダーメイドで提供しています。ビジネスモデルは以下のようになっています。
商談(取引先の課題を引き出し、解決のために必要な製品・サービスを提案)
→研究・商品開発(製品・サービスをつくるために必要な技術や設備を導入する)
→製造・納入・アフターサービス(受注後製品を製造し納期通りに納入する、アフターフォローも行う)
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日本製鉄の特徴
日本製鉄の社風や強みなど、どのような会社なのか特徴についてご紹介します。
社風
鉄鋼業界といえば堅苦しい雰囲気というイメージがありますが、日本製鉄ではそのイメージを払拭しようと若手が活躍できる環境づくりを行っています。しかし転職サイトでは依然年功序列型でトップダウン型の社風であるという口コミも多くありました。
対して女性の働きやすい環境づくりは会社全体で推進しています。育児休業制度やキャリアリターンなど制度面が整えられつつあり、女性社員の配属や働き方には特に注意しているように感じるという口コミもありました。
平均年収
日本製鉄が公開している2019年度の有価証券報告書によると、平均年間給与は6,126,023円と報告されています。つまり日本製鉄会社全体の平均年収は612万円ほどということです。
転職サイト・オープンワークなどの口コミで実際にどれくらいの年収なのか具体例を見ることができます。例えば、技術職 在籍3~5年 男性 年収650万円ほど、営業職 在籍10~15年 男性 年収800万円ほどなどの口コミがあります。
強み
日本製鉄の強みの1つは企業規模が大きいことです。粗鋼生産量が年間4920万トンと、生産量は国内1位、世界3位という事業規模が大きいことが特徴的です。
海外事務所・現地法人以外にも生産・販売拠点43カ所とグローバル生産体制を整えています。このネットワークを基に海外市場に積極的に投資し成長を続けています。
世界最高水準の技術力や設備が整っていることも強みの1つです。研究開発に積極的に投資し、技術の独創性の証である特許を約70カ国でのべ約32,000件保有しています。このような研究開発、知的財産創造活動をもとに世界のトップイノベーターを選出するアワードを7年連続で受賞しました。
日本製鉄で働く魅力・やりがい
社会貢献性が高い
鉄はビル・鉄道・自動車の素材として使われるなど、現代社会に欠かせないものの一つと言えます。人々の生活を支えている、社会の役に立っている、と実感できる機会も多いでしょう。
日本製鉄は高い技術力を誇り、業界のリーディングカンパニーであり続けています。取引先も多く日本経済発展への貢献度も高いです。
グローバルな環境で活躍できる
日本製鉄は世界中でビジネスを展開しており、取引先は北米・南米・ヨーロッパ・アジアと多岐に渡ります。様々な国の企業との取引を経験できるので、海外を舞台に仕事をしたいと考えている人には魅力的な環境です。
留学経験や外国語に堪能なことは就活でのアピール材料になります。短期留学にチャレンジしたりTOEICを取得しておくと、就活で効果的な自己PRができるでしょう。
若手でも大きな案件を担当できる
日本製鉄は比較的若いうちから大規模なプロジェクトなどを任されるケースも多いようです。各自が裁量権を与えられて仕事ができる環境なので、マネジメント力を磨くことができるでしょう。
大手メーカーとの取引が多く、パイプラインの敷設など大規模な海外プロジェクトもあります。しかしやりがいがある仕事には、責任やプレッシャーも伴うことを覚悟しておきましょう。
日本製鉄の就職活動情報
採用サイトで公開されている情報や就活本選考体験記の投稿などを基に、日本製鉄の選考フローや求める人物像など就活関係の情報をご紹介します。
選考フロー・採用人数
日本製鉄の選考フローは以下のようになっています。
プレエントリー→日本製鉄主催イベント→ES提出、Webテスト(SPI)→リクルーター面談→面接複数回→内定
理系の技術職の場合、日本製鉄が大学に求人票を出していれば自由応募ではなく大学の学内推薦によって選考が進みます。
採用人数について、日本製鉄の公式採用サイトによると文理別内定者数は文系91名、理系239名という内訳です。300名以上とかなり多くの学生を採用していて、理系出身の学生が多いです。
ES・面接の質問の特徴
エントリーシートの質問内容は学生時代に力を入れたことや志望動機など定番の質問がほとんどです。リクルーター面談ではなぜ鉄鋼業界なのか、なぜ日本製鉄なのかはかなり深掘りされます。
製鉄所勤務や転勤も多いことから、仕事にきちんと向き合えるかタフさを試されることや、逆質問も多いです。
【質問例】
「学生時代に力を入れて取り組んだこと、そこから得たことは何ですか」
「当社に興味を持ったきっかけは何ですか」
「なぜ鉄鋼メーカーで日本製鉄を志望するのですか」
「鉄の仕事に一生向き合う覚悟はありますか」
求められる人物像
若手のころから責任のある仕事を任せる日本製鉄では、仕事に責任感を持って主体的に取り組める人材が求められています。
海外勤務があるポジションでは、様々なバックグラウンドを持つ人たちとチームとして働く必要があります。そのため周囲の人を巻き込むことができる人も臨まれています。
大手企業に就職したい!日本製鉄の就職活動対策
日本製鉄は就活生に毎年人気が高く、内定を得るのも難易度が高いです。日本製鉄に就職するために実践すべき選考対策をご紹介します。
選考に直結する日本製鉄主催のイベント参加必須
選考フローでも紹介しましたが、プレエントリー後日本製鉄主催又は学内セミナーで選考前にイベントが開催されます。このイベントは日本製鉄を知る場であるとともに、リクルーター面談に繋がるチャンスでもあります。
日本製鉄の選考はリクルーター面談が重視されるので、プレエントリー後は積極的にイベントに参加するようにしましょう。
鬼門のリクルーター面談対策、企業研究と自己分析を徹底的に
日本製鉄の選考では本選考前のリクルーター面談が重要です。複数回行われ人によっては6回も面談を行ったなど、学生の理解を深めようという目的があります。
ESを基に学チカや志望動機をかなり深掘りされるので、企業研究と自己分析を徹底的に行い対策する必要があります。緊迫した雰囲気でも堂々と答えられるように質問の対策をしっかり行いましょう。
日本製鉄のSNSをフォローしておく
近年は多くの企業が、SNSで企業情報や就活情報などについて発信をしています。志望企業の最新の動向やニュースをチェックするためにも、企業のSNSアカウントがある場合はフォローしておくのがいいでしょう。
日本製鉄は2021年1月から、公式のツイッターアカウントでの発信を開始しています。「鉄の鉄学」というテーマで、鉄に関する豆知識や環境への取り組みについて発信する企画なので楽しみながらチェックできると思います。
日本製鉄の公式Twitterアカウント:鉄の鉄学(@te2_no_te2gaku)
URL:https://twitter.com/te2_no_te2gaku
身近でありながら詳しくは知らない鉄の魅力などが伝わる投稿がメインとなっています。鉄についての理解が深められるので、業界研究など就活にも役立つでしょう。
インターンシップに参加する
日本製鉄はインターンシップを実施しているので、企業や仕事内容についての理解を深めるためにもぜひ参加することをおすすめします。
文系コースと理系コースに分かれていて、理系コースは理系の学生が対象ですが、文系コースは全学部の学生が対象です。サマーインターンシップとウィンターインターンシップがあり、内容は社員との座談会やグループワークなどがメインとなっています。
企業を比較するためにも、志望企業だけでなく同業他社のインターンシップにも参加してみるのがいいでしょう。企業の特徴や強みがわかり、志望動機など作成しやすくなります。
最後に
日本最大手の鉄鋼メーカーである日本製鉄は学生に人気が高く、内定を得るのはかなり難しいです。そんな日本製鉄に就職するには日本製鉄主催のイベント参加や、リクルーター面談対策が必須です。より日本製鉄の企業研究を進めるためにOB訪問やインターンシップに積極的に参加しましょう。
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