ファッションが好きな就活生の中には、アパレル業界に興味を持っている方も多いかもしれません。華やかな印象のアパレル業界で活躍するために必要な資質と、それを身につけられる長期インターンを詳しく解説します。そもそもアパレル業界にどんな職種があるのか分からないという方のために、職種も併せて紹介します。
- ・アパレル業界の職種
- ├①デザイナー
- ├②バイヤー
- ├③マーチャンダザイザー
- ├④生産管理
- ├⑤販売員
- ├⑥営業
- └⑦広報
- ・どんな人がアパレル業界に向いている?
- ├①コミュニケーション能力が高い
- ├②情報収集能力が高い
- ├③向上心がある
- ├④単純作業が好き
- └⑤ファッションが好き
- ・アパレル業界を目指す人におすすめの長期インターン!
- ├①営業
- ├②事務
- ├③マーケティング
- ├④Webライター
- └⑤Webデザイナー
- ・長期インターンの探し方
- ├①インターンに特化したナビサイト
- ├②大学の知人からの紹介
- ├③大学のキャリアセンター
- └④企業のホームページ
- ・【まとめ】長期インターンに参加して、必要なスキルを磨こう!
アパレル業界の職種
①デザイナー
アパレル業界といえば、デザイナーを一番最初に思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
デザイナーはその名の通り服のデザインを行います。商品企画から素材選び、取引先とのコストの交渉など、幅広い仕事に携わります。そのため、デザイナーにはセンスだけでなく、流行やお客様のニーズを分析する力が求められます。
専門性の高い職種であるため、服飾専門学校や短期大学の服飾科を卒業することが必要である場合が多いです。
②バイヤー
バイヤーは、商品の買い付けを行います。情報を集めてトレンドを分析し、それに基づいて売れそうな商品を買い付けます。そのため、自分のセンスに頼るのではなく、流行やターゲットを分析した上で買い付ける商品を選ぶことが重要です。
買い付けた後も、商品の売れ行きをチェックし、原因を分析することが重要です。海外に出向くこともあるため、バイヤーになるには語学力が必要な場合もあります。
③マーチャンダザイザー
マーチャンダイジングとは、「商品化計画」のことを指し、マーチャンダイザーは商品開発から販売までを行います。マーチャンダイザーは、以下の「5適(5つの適正)」をもとに商品企画を行います。
1. 適正な商品
2. 適正な時期
3. 適正な場所
4. 適正な価格
5. 適正な量
マーチャンダイザーはアパレル業界の中でも特に商品企画・販売戦略の中核を担う職種であり、アパレル業界に入ったばかりの社員がこの職種に就くのは難しいと言われています。マーチャンダイザーを目指す方は、ある程度アパレル業界で経験を積む必要があります。
④生産管理
生産管理の社員は、高品質な商品を効率よく生産するために、「生産スケジュールの管理」「工場の手配」「素材の調達」「価格の調整」などを行います。価格と品質の均衡を保ちながら安定的に商品を生産するために重要な職種です。
生産管理の仕事をする上では、専門的な知識や他の部門や企業と円滑に仕事を進めるためのコミュニケーション能力が求められます。
⑤販売員
「アパレル業界」と聞くと一番最初に販売員をイメージする方も多いのではないでしょうか。販売員は、各店舗でお客様に直接商品を販売します。商品に魅力を感じてもらえるようにお客様に声をかけたり、お客様の相談に乗って気に入ってもらえる商品を提案します。
接客以外にも、ディスプレイの調整やマネキンのコーディネート、在庫管理や品出しといった商品管理を行います。お客様とのコミュニケーションはもちろん、流行を常に把握する情報収集力、正確で丁寧な仕事をすることが求められます。
⑥営業
アパレルの営業職は、百貨店や小売店に自社の商品を販売します。多くのアパレル企業では、自社の商品をより広く知ってもらう機会として、展示会を行います。展示会に来場した百貨店や小売店の社員、バイヤーなどに直接営業をかけます。
アパレルの営業職は、トレンドを常にキャッチし、顧客となる百貨店や小売店、アパレルショップのニーズを読み取る必要があります。さらに、海外と取引をする企業の場合、語学力が求められる場合があります。
⑦広報
アパレルの広報は、「プレス」とも呼ばれ、アパレル業界でも特に人気の高い職種です。自社のイメージアップのために、カタログ制作、取材対応、SNS運用、展示会の企画、運営など行います。
広報はアパレルの他の職種に比べて社外の人と関わる機会が多いため、スムーズにコミュニケーションを取ることや、相手のニーズに合わせて自社の魅力を最大限に伝えることが重要です。
どんな人がアパレル業界に向いている?
①コミュニケーション能力が高い
アパレル業界では、どの職種においてもコミュニケーション能力が求められます。
特に生産管理や広報の仕事では、社外の人と円滑に仕事を進めるために丁寧にコミュニケーションをとることが重要です。
また、販売員や営業の仕事では、お客様のニーズを把握し、それに合わせて自社の商品の魅力をアピールするためのヒアリング力、伝える力が必要です。お客様との丁寧なコミュニケーションが、自社の売り上げに繋がります。
②情報収集能力が高い
ファッションの流行は常に目まぐるしく変わります。そのため、アパレル業界ではどんな職種においても、最新の流行を押さえる情報収集能力が必要です。さらに、マーケティングをする上でも、ターゲットの詳細な情報を集めてそこからニーズを掘り下げ、商品企画や販売に生かします。
どんなに質の良い素材を使って、デザインにこだわっていても、流行やターゲットのニーズに合っている商品でないと、売り上げには繋がりません。そのため、アパレル業界では移り変わりの早い流行を常に押さえる情報収集能力は非常に重要です。
③向上心がある
向上心がある人は、自社の売り上げを上げるために日々努力することができるため、アパレル業界に必要な人材です。目標を立て、それを達成するために目的意識を持って行動し、目標が達成できなかった時には改善点を見つけることができる人は自社の売り上げに貢献し、自分自身も成長させることができます。
アパレル業界では、常に売り上げが重視されるため、時にはうまくいかないこともあるかもしれませんが、向上心がある人なら改善点・対策を考え、乗り越えることができるでしょう。
④単純作業が好き
アパレル業界はデザインや接客などの華やかな仕事というイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、商品の仕分けや検品などの商品管理は、単純作業が多いです。そのため、単純作業が苦にならず、正確な仕事ができる方にはアパレルの商品管理の仕事が向いていると言えます。
⑤ファッションが好き
ファッションへの興味は、アパレル業界で働く上で最も重要なものの一つです。ファッションが好きな人は好奇心を持って仕事に取り組むことができます。ファッションが好きな人は、普段からSNSや雑誌を通して最新の流行に関する情報を集めたり、次に流行りそうなものを予想して先取りして、商品企画や販売にも活かすことができます。
アパレル業界を目指す人におすすめの長期インターン!
①営業
営業の長期インターンでは、情報収集力、ヒアリング力など、アパレル業界で活かせる様々なスキルを磨くことができます。
営業の長期インターンでは、クライアントの情報収集からヒアリングや提案、クロージング(契約)までを行います。初めは社員の営業に同行したり、ロールプレイングを行うなど、営業の基本から学ぶことができるので、未経験からでも着実に営業のスキルを身につけることができます。
②事務
アパレル業界では社内外の人と円滑に仕事を進めるためのコミュニケーション能力が重要です。また、特に商品管理では、迅速で正確な仕事をすることが求められます。事務の長期インターンでは、これらの力を磨くことができます。
事務の長期インターンの業務内容は多岐にわたり、業界や企業によっても異なります。多くの企業では、資料の作成・ファイリング、電話・メール・来客対応、経理事務が主な業務内容です。基本的に他の社員のサポート業務や単純な仕事が多いですが、その分、多くのタスクを正確にこなすことが求められます。
③マーケティング
マーケティングの長期インターンでは、情報収集能力や論理的思考力、データ分析力など、アパレル業界で働く上で必要な幅広いビジネススキルを身につけることができます。
マーケティングの長期インターンでは、ユーザー・消費者のニーズを汲み取って、商品・サービス企画や事業企画、販売促進活動など幅広い業務を行います。インターン生が先頭に立って企画するということは少ないかもしれませんが、市場調査やデータ分析を行うことで、ビジネスの考え方を学ぶことができます。
④Webライター
Webライターは、Web媒体の記事の制作を行います。扱うテーマを決めたら、ネットや書籍を使ったリサーチ、構成、執筆を行います。Webライターの長期インターンでは、ライティングスキルだけではなく、マーケティングのスキルを身につけることもできます。
Webライターはひたすら記事を執筆する仕事だというイメージを持っている方も多いかもしれませんが、読者がどのような情報を求めているのか、どのようなタイトル・見出しに魅力を感じるのかを他の記事の掲載順位や閲覧数などを元に分析し、それを踏まえてテーマや構成を考えます。これを通じて、情報収集能力や分析力も磨くことができます。
⑤Webデザイナー
Webデザイナーはクライアントから依頼されたWebサイトのデザイン・制作を行います。Webデザインの長期インターンは未経験でも応募できる募集も多いため、大学生におすすめです。
Webサイトのデザイン制作では、クライアントに丁寧にヒアリングしてニーズを引き出すことが重要です。どんなに高度なデザインスキルを駆使しても、クライアントのニーズを満たしていなければ意味がありません。Webデザイナーの長期インターンに参加することで、デザインスキルだけではなく、ヒアリング力や課題解決力、競合サイトを分析する力など、幅広いスキルを身につけることができます。
長期インターンの探し方
①インターンに特化したナビサイト
長期インターンの情報は、インターンに特化したナビサイトから入手するのがおすすめです。ナビサイトやアプリは、様々な企業のインターンの業務内容や条件が一目でわかるというメリットがあります。
職種や条件にこだわりがある方は、キーワード検索機能を使って情報を絞ることで、自分に合った長期インターンを見つけやすくなります。
②大学の知人からの紹介
サークルやゼミの先輩、同期から紹介してもらうという方法もあります。同じ職種に興味を持っている知人から紹介してもらうことで、自分に合った長期インターンに出会える可能性があります。
知人からの紹介であれば予め仕事内容や社風、学業との両立などについて話を聞き、応募前に雰囲気を知ることができるというメリットがあります。
③大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターには企業から直接求人が届くことがあります。キャリアセンターに相談することで、ナビサイトでは入手できない独自の情報を入手できたり、過去の先輩が長期インターンに参加していた企業を紹介してもらえる場合もあります。
④企業のホームページ
すでに特定の企業に興味を持っている方や、ナビサイトで見つけた企業についてより詳しく知りたいという方は、企業のホームページをチェックしてみましょう。その企業がどんな事業に力を入れているのか、どんな雰囲気の職場なのかを知ることができるとともに、長期インターンの応募条件や求める人材についてナビサイトよりも詳しい情報を入手することができます。
【まとめ】長期インターンに参加して、必要なスキルを磨こう!
長期インターンに参加することで、コミュニケーション能力や情報収集能力、迅速で正確な事務処理能力など、幅広いスキルを身につけることができます。アパレル業界に就職して、実績を上げるためには、ファッションが好きな気持ちだけではなく、様々なスキルが必要です。長期インターンに参加してビジネススキルを磨き、就活を有利に進めましょう。
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