中小企業のインターンシップに行くべき理由と探し方のコツ

インターンシップへの参加を考えている学生の皆さんの中には「大手企業を志望しているけれど、中小企業のインターンには行くべき?」「中小企業は数が多すぎてどうやって探せば良いか分からない…」と悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は、中小企業のインターンは大手やベンチャーとはどこが違うのか、中小企業のインターンに行くメリットや探し方のコツをご紹介します。

目次

中小企業のインターンは何が違う?

①大手企業との違い

大手企業のインターンは応募者が多いので、主に1dayで開催されます。内容としては企業説明などの座学やオフィス見学といった、会社説明会のようなものがメインです。

会社説明会型のインターンが多い大手企業に対して、中小企業では1週間前後の短期や、1ヶ月以上の長期で実務的な内容のインターンを実施することが多いです。

②ベンチャー企業との違い

ベンチャー企業のインターンは1ヶ月以上の長期に渡るものが多く、実務型である点では中小企業と同じです。

しかし、ベンチャー企業は設立されてからの期間が短く、経営方針が確立されていないこともあるため、日々仕事内容が変化したり、インターン生でも求められる仕事のレベルが非常に高くなることもあります。

それに対して中小企業ではすでに確立された経営方針に基づいて、決められた範囲の仕事内容が与えられるので、インターンを経験したことのない学生でも参加しやすいです。

中小企業のインターンに参加するメリット

①実際の業務を体験しやすい

中小企業のインターンは、短期・長期の実務型を主としています。大手企業よりも一つの企業に集まる人数が少ないため、実際に会社に入って社員に近い内容の業務を任されることもあります。業務内容に対する理解が深まるだけでなく、社会人として必要なスキルを身につけることができます。

②企業・業界に対する理解が深まる

中小企業で実施される実務型インターンは、実際に企業の一員として業務内容を体験できるので、大手の会社説明会型インターンに比べて企業をより深く知ることができます。社員と近い距離で働ける分、説明会では得られない、詳しい情報を入手することができるのも実務型インターンの利点です。

また、実際に働いてみることで、自分にその企業の方針や業務内容が合っているのかを知ることができ、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

③選考に直結しやすい

中小企業のインターンでは学生に実際の業務を任せる中で、学生の能力や仕事に対する姿勢を社員が評価しています。そのため、そこでのパフォーマンスが高く評価された場合、選考で有利になることがあります。

さらに、大手企業のインターンに比べて期間が長く、少人数であるため、社員に覚えてもらいやすく、自分をアピールできる機会が多いのも中小企業のインターンの特徴です。

中小企業のインターンに参加する際の注意点

①責任が重い

中小企業は少人数である分社員1人にかかる責任が重く、学生でも重要な業務を任されることがあります。企業の一員であるという自覚を持って任された業務に責任を持たなければ、自分のミスで会社全体の信頼を損なうことにもなりかねません。

学業や学内でのその他の活動もある中で、インターンで大きな責任を持つことは重荷になってしまう学生もいるでしょう。

②学業や他の活動との両立が難しい

中小企業のインターンは実務が伴うことが多いため、大手企業に多い会社説明会型の1dayインターンシップよりも1日の拘束時間も、期間も長いです。そのため、大学の授業やサークル活動、アルバイトとの両立が難しくなります。気になる企業のインターンにはスケジュール調整がしやすい夏休みに参加することをおすすめします。

中小企業のインターンの探し方のコツ

①参加する目的を明確にする

実務経験ができる中小企業のインターンでも、目的を明確にせず、ただ参加するだけでは得るものが少なくなってしまいます。将来自分がどのような仕事をしたいのか、どのような企業に就職したいのかというところから逆算して、インターンで経験したいことを明確にしましょう。

そうすることで、インターンで実際の業務を経験した時に将来のビジョンや自分の適性といった自己分析が深まります。

②参加する目的に合ったキーワードを入れて検索する

ナビサイトで中小企業のインターンシップを調べると、膨大な数の情報があります。そこで、自分の興味のある業界で絞るだけではなく、インターンに参加する目的に合ったキーワードを入れて検索するのがおすすめです。

例えば、将来は営業職に就きたいという学生は興味のある業界の中でも「営業」というキーワードを入れて検索すると見つけやすくなります。

③自分が働きたい地方・地域に絞って探す

大手企業の多くが大都市圏に立地しているのに対し、多くの中小企業が地方に立地し、地域の産業を支えています。そこで、自分が将来働きたい地域や住みたい地方に絞って検索してみると、その地域ならではの特徴を活かした事業を行っている中小企業が見つかります。

地域密着型の企業を志望する学生や、地域や地方にこだわりを持っている学生におすすめの方法です。

④大学が紹介している企業から探す

大学のキャリアセンターは、過去にその企業のインターンに参加した先輩の情報を元に、学部や相談内容に合った企業を紹介してくれます。また、大学を仲介しているという点で安心できるというのもキャリアセンターを利用する大きなメリットです。 まだ志望する業界や企業が絞れておらず、どのインターンに参加するか迷っている学生におすすめの探し方です。

中小企業のインターンを探す手段

①企業のHPで確認する

中小企業には、ナビサイトにインターンの情報を掲載していない企業もあります。ナビサイトへの掲載がなくても、HPにインターンの情報や応募フォームを掲載している企業もあるので志望する業界・企業が決まっている学生は、企業のHPをチェックしてみましょう。

②企業のSNSをチェックする

最近では、TwitterやFacebookといったSNSにインターンシップの情報を載せている中小企業も増えています。SNSはHPよりも更新頻度が高い場合も多く、定期的にチェックしていればインターンシップ以外でも気軽に参加しやすい説明会などの情報を手に入れることができる可能性もあります。

③OB・OGに紹介してもらう

大学のキャリアセンターに相談すると、自分がインターンシップに参加したいと考えている企業のOB・OGを紹介してくれることもあります。ナビサイトでの募集をしていない中小企業でも、OB・OGのツテであれば承諾してくれる企業もあるので、身近なOB・OGの先輩や大学のキャリアセンターに相談してみるのもひとつの手です。

④就活エージェントに紹介してもらう

まだ興味のある業界が見つからないという学生や、膨大な数の中小企業から決めるのは難しいという学生は、就活エージェントを活用することをおすすめします。キャリアコンサルタントが相談内容から、自分に合った企業のインターンを紹介してくれます。

また、就活エージェントはインターンの紹介だけではなく、ES添削や模擬面接も行ってくれるので、うまく活用すれば就活において大きな味方になります。

⑤インターンに特化したナビサイトから探す

ナビサイトは、インターンを探す上で最も手軽な手段のひとつです。しかし、大手ナビサイトは利用する層に制限を設けていることが多く、大学1・2年生は利用できないこともあります。

インターンに特化したナビサイトやサービスは、学年を問わず利用可能なものが多いです。実務を伴うインターンは長期で実施するものが多いので、時間に余裕がある大学1・2年生のうちにインターンシップ専門のサービスを使って中小企業のインターンを探してみるのもいいでしょう。

大学3年生のサマーインターンを中小企業から探したいという学生は、インターンに特化したナビサイトや、中小企業の求人のみを扱うナビサイトを利用してみるのもおすすめです。

【まとめ】大手企業だけでなく実際の業務が経験できる中小企業のインターンシップにも参加しよう!

中小企業のインターンは、大手企業に多い会社説明型の1dayインターンとは異なり、実務を伴います。企業の一員として時間をかけて実際の業務内容を経験することで、企業をより深く知り、自分の適性や社風を分析することができます。

大手志望でも、大手だけでなく中小企業のインターンにも参加することで社会人として必要なスキルや能力を身につけることができるので、その後の就活において大きな強みになります。

自分が経験したい業務やインターンに参加する目的を明確にして、参加した後もその経験をもとに自己分析や業界・企業研究を続けましょう。

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