アナウンサーになるにはどうすればいい?アナウンサーに就職するためのステップを紹介!

華やかなイメージのあるアナウンサーは学生にも人気の職業です。アナウンサーになるためには一般の企業とは少し違った選考を受ける必要があります。アナウンサーに必要な学歴や選考ステップを解説します。

目次

アナウンサーとは

アナウンサーとはテレビやラジオでニュースを読み上げたり、番組の司会やスポーツの実況を行う職業です。フリーのアナウンサーもいますが、基本的にはテレビ局やラジオ局に所属して正社員として働くことになります。

キー局と地方局

テレビ業界にはキー局と地方局があります。キー局とは主要放送局のことで、「TBS」や「フジテレビ」「テレビ朝日」「日本テレビ」「テレビ東京」などがこれにあたります。放送業界の中心となっているため、予算や人手に余裕があり、番組の規模も大きくなっています。

キー局に対して、全国各地の放送局を地方局またはローカル局といいます。「札幌テレビ」や「中京テレビ」「福岡放送」「東北放送」などがローカル局にあたります。放送地区が限られていて、キー局と比べると予算や人手も少なくなっています。

アナウンサーの募集人数

一般的な職種に比べてアナウンサーの募集人数は非常に少なくなっています。また人気のある職種のため、そのぶん倍率も高くなっています。参考として各局の新人アナウンサーの人数は以下の通りです。

・日本テレビ  男性2名 女性2名 計4名
・フジテレビ  男性1名 女性2名 計3名
・NHK     男性8名 女性8名 計16名
・TBS     男性2名 女性1名 計3名
・テレビ東京  男性0名 女性3名 計3名

・北海道テレビ 男性0名 女性2名 計2名
・石川テレビ  男性0名 女性2名 計2名
・TNC西日本  男性0名 女性1名 計1名

NHKは全国に新人アナウンサーを派遣するため採用人数が多くなっていますが、全体的に数名と狭き門であることがわかります。

アナウンサーになるためには

アナウンサーになるためには何が必要なのでしょうか。学歴と資格、アナウンサーになるための学校を紹介します。

必要な学歴

アナウンサーの募集条件は大学卒業となっています。そのため高卒からいきなりアナウンサー試験を受けることはできません。学部や大学の縛りはないため文系学部出身者が多いものの、様々な学部出身のアナウンサーがいます。実際のアナウンサーの学歴を見てみると難関大学や地方局であれば地元のトップレベルの大学出身者が多いため、難関大学であれば有利になるでしょう。

必要な資格

アナウンサーになるための特別な資格は存在しません。語学力を示すTOEICなどが有利になることもありますが、採用試験では学生時代の経験や人柄の方が深く問われます。留学やミスコン出場など特殊な経験も役に立つでしょう。

アナウンサーになるための学校

必須ではありませんが、アナウンサーを目指す場合大学に通いながらアナウンサースクールに通ってアナウンス技術を身に付ける人が多いです。メディア系の学科では外部でスクールに通わなくてもアナウンス技術を学べる場合もあります。

アナウンサーの採用

アナウンサーの採用を行う際の選考フロー、またどのような人が求められるのか解説します。

選考フロー

アナウンサーの選考方法は局により異なりますが、一例としてフジテレビの選考フローを紹介します。

①ES→②第一次試験→③カメラテスト→④局長面接→⑤役員面談

①ES
4枚以上の写真を求められます。一般職と違い文字だけでは無く写真でも自分自身をアピールすることになります。

②第一次試験
アナウンサーと番組プロデューサーが面接を行います。

③カメラテスト
スタジオで実際にカメラの前で映りや話し方をテストします。

④局長面接
セクションの責任者が面接を行います。

⑤役員面接
会社責任者が面接を行います。

求められる人物像

アナウンサーはハキハキと話せる技術だけでなく視聴者に情報をわかりやすく伝える力、また人から好感を持たれる人当たりの良さも必要です。人の前に立つ仕事であるため、めげない精神力やとっさの判断力なども求められます。

最後に

アナウンサーになるためにステップや必要なスキルを紹介してきました。アナウンサーは人気が高く、求められる力もたくさんあります。学生生活ではこれだけは負けないというスキルを磨いたり、積極的にボランティアや留学、ミスコンなどに挑戦しましょう。


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