広告業界ってどんな職種があるの?仕事内容や向いている人とは

広告業界にはどのような職種や仕事があるか知っていますか?就活生に大人気の広告業界ですが、イメージする仕事内容と実際の仕事内容にギャップがあることも多々あります。

そこで、広告業界にはどのような職種や仕事があるのか、そしてそれらの仕事にどのような人が向いているのか、ご紹介していきます。就職活動の参考にしてみてください。

広告業界ってどんな職種があるの?仕事内容や向いている人とは
目次

広告業界とは?

広告業界と聞いてどのようなイメージをしますか?面白いCMを企画したり、キャッチコピーを考えたりなど、「楽しそう、面白そう」というイメージをする人が多いかもしれませんね。

もちろん、間違いではありませんが、企画は広告業界の仕事での一部です。正しいイメージができるよう、まずは広告業界の全体像についてお話しましょう。

広告業界の主な役割・仕事

広告枠(メディア)は新聞や雑誌、ラジオ、Web、Youtube(各社Web動画配信サイト)などたくさんあります。一方で自社の商品やサービスを世の中に広めたい、広告を出したいと思っている企業もいます。

広告業界の企業(広告代理店)の役割とは「広告を出したい企業と広告枠を持っている企業をつなげる役割」です。

例えば「テレビCMを出したい」と思っている企業がいます。そしてテレビCMの枠を持っているのは電通でも博報堂でもなく、フジテレビやTBSですよね。その「広告を出したい」という企業と広告枠(メディア)を持っているテレビ局を繋ぐ役割、それが広告代理店です。

その役割を果たすためには主に「営業職」、「企画職」、「制作職」、「PRプランナー」といった仕事が必要になります。これら職種の詳しい解説は後ほど行いますね。

広告代理店は3種類ある

広告代理店は以下の3つの種類によく分類されます。

・総合広告代理店
・専門広告代理店
・ハウスエージェンシー

それでは順にご紹介していきましょう。

・総合広告代理店
特定のメディアだけでなく、あらゆるジャンルのメディアを取り扱う広告代理店です。電通や博報堂などの大手企業はこれにあたり、広告を出したいと考える様々なメディアへ様々なアプローチができることが特徴です。

・専門広告代理店
専門広告代理店は総合広告代理店とは反対に、特定のメディアに特化した広告代理店です。中小企業の広告代理店においてこの形態が多く、特定のメディアにおける専門性・先見性が高いことが特徴です。

・ハウスエージェンシー
ハウスエージェンシーは特定の企業の広告の出稿を行う広告代理店です。例えば、JR東日本企画という大手広告代理店企業では、JR東日本が持っている広告枠を独占し、広告をだしたいと考えている企業を繋げています。ハウスエージェンシーは広告枠を持っている大手企業のグループ会社であることが多いのが特徴です。

広告業界の人気企業!

人気企業ランキングは調査元によって多少異なりますが、次の5社が常に上位をキープしています。

・電通
・博報堂
・アサツー・ディ・ケイ
・大広
・JR東海企画

売上ランキングも同様に上記5社がランクインしています。つまり、広告代理店の中でも大手企業、大手企業のグループ会社が人気であることがわかりますね。

広告業界にある職種は?

広告業界では先ほどもご紹介したとおり、「営業職」「企画職」「制作職」「PRプランナー」「事務職」が主な職種になります。

営業職(アカウントプランナー)

営業(アカウントプランナー)の主な仕事は 広告の企画・提案、広告の出稿スケジュール管理、予算管理 です。

広告を出したいと考えている企業が相手(クライエント)で、どのような広告がいいのか、スケジュールや予算などの相談に乗りながら、提案を行うことがメインの仕事です。営業だけで仕事を完結するわけではなく、マーケティングや制作と相談を重ねながら、企画を立案していきます。

中でも、他の代理店と競合すること(コンペ)も多く、クライエントが複数社から1社を選ぶことも多々あります。そのため、企画内容のプレゼンや信頼関係の構築が欠かせません。

企画職(マーケティング)

マーケティングは企画立案を行う専門職です。クライエントからどのような広告を出したいか、スケジュールや予算を営業(アカウントプランナー)がヒアリングしてきたら、それに応じて企画を行います。

他の広告代理店にコンペで勝ち抜き、影響力のある、面白みのある広告を打ち出すにはマーケティングの力が必須と言えるでしょう。

制作職(クリエイティブ)

制作職は、デザインやコピーライティングを行う職種です。

制作職の中でも「どのような広告が目を引くのか」を考え形作るデザイン部門、「どのような文面が心に刺さるのか」を考え文章を考えるコピライター部門など専門ごとに分けていることが多いです。

クライエントの考えを具現化し、どのようなデザインや文章にすればいいのかを考える柔軟な発想力が必須と言えるでしょう。

媒体職(PRプランナー)

媒体職は広告枠を提供しているメディア、テレビ局や新聞社、ラジオ、Webメディアなどとコネクションを持ち、クライエントに広告枠の提供ができるよう準備を行う職種です。

媒体職はどのメディアが効果があるのかなど情報収集を行うことが重要で、情報収集力が必須と言えるでしょう。

事務職

「広告業界に興味があって、広告は好きだけど、営業やクリエイティブな仕事よりコツコツ仕事が好き」という人もいるでしょう。

その場合は、広告を扱う企業の事務職がおすすめです。人事や総務、経理などの一般事務で仕事を探してみてください。

広告業界で求められるスキル・向いている人

広告業界は一見、派手やかという印象があるかもしれません。しかし、実際は楽しいことばかりではありません。

広告業界で求められる能力

クライエントの要望を叶えるために、社内で綿密に会議・ミーティングを行い、クライエントと何度も商談を行い、コンペを勝ち向き、成功へと結びつけていかなければなりません。つまり、クリエイティブな側面もありますが、思っている以上に泥臭い仕事だということです。

そのため、「粘り強さ」、「行動力」、「プレゼンテーション力」、「企画力(論理的思考力)」を持っている人が広告業界に向いていると言えるでしょう。

広告業界に向いている人

広告制作には、多くの人が関わります。社内や社外のいろいろな人と接するため、高いコミュニケーション能力が求められます。

「一人で黙々と作業をするのが好き」というよりは、「みんなで協力して何かを作り上げていくことに喜びを感じられる人が向いているでしょう。

自己PRでは、コミュニケーション能力の高さやチームで力を合わせて何かを成し遂げだ経験などを強調すると、広告業界への適性をアピールてきます。

広告業界を目指す人の就職対策とは

業界研究をしっかり行う

広告業界では、企業ごとに強みや得意な分野が異なります。そのため、企業研究をしっかりと行い、企業の特徴を理解することが重要です。

ES(エントリーシート)や面接で必ず聞かれる「なぜその企業を選んだのか」ということに、明確に答えられるようにしておきましょう。

普段から広告に注目してみる

広告業界を目指すなら、普段から身の周りにある広告に注目してみてください。テレビCMや街中のポスター、電車の中の電子広告など、いたるところにたくさんの広告があふれているはずです。

広告の特徴や効果、自分ならどんな広告をつくるかを考えながら広告を見てみるといろいろな発見があるはずです。

インターンシップに参加する

広告の仕事というのは、学生にはイメージしづらいこともあると思います。会社説明会やホームページの情報だけではわからないことも多いでしょう。

どんな仕事や働き方ができるのか知るには、インターンシップに参加してみるのがおすすめです。社内の雰囲などもよくわかるので、企業選びにも役立つはずです。

1日や数日の短期インターンシップもあるので、気になる企業があれば、積極的に参加してみましょう。

最後に

広告業界についてイメージは持てましたか?お伝えしたとおり、思っている以上に泥臭い仕事も多いですが、クライエントとともに広告を作り上げ、世の中に出すということはとてもやりがいの大きい仕事です。
本記事を参考に、広告業界の正しい情報・イメージを念頭に選考を受けてみてくださいね!

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