【企業研究】日本航空の年収はどれくらい?平均年収や就活対策を解説

日本航空株式会社、通称JALは日本で最も長い歴史を持つ航空会社です。全日本空輸(ANA)と併せて「航空大手2社」と呼ばれることもあります。この記事では日本航空の平均年収や就活対策について解説します。

目次

日本航空とは

日本航空とは1951年に設立された企業で、東京都品川区に本社を置いています。2021年3月時点で、グループ会社数は134社、従業員数は単体で13,787人、グループ全体で34,003名となっています。乗り入れ都市は世界400都市を超えており、国内線・国際線含めた輸送実績は4300万人以上となっています。

日本航空の年収について

就活生からの人気も高い日本航空の年収はどれくらいなのでしょうか。平均年収や具体的な職種と年収の例、競合他社との比較を交えて解説します。

平均年収、初任給

有価証券報告書(2021年4月1日-2022年3月31日)によると日本航空の2022年3月31日時点での平均年間給与は702.8万円(賞与及び基準外賃金を含む)となっています。国税庁の令和2年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は433万円のため一般的な企業に比べて極めて高い金額です。

日本航空では「業務企画職(地上職事務系)」「業務企画職(地上職技術系)」「業務企画職(地上職数理・IT系)」「客室乗務職」「自社養成パイロット」の5職種を募集しています。

職種ごとの初任給は以下の通りです。

「業務企画職(地上職事務系)」「業務企画職(地上職技術系)」「業務企画職(地上職数理・IT系)」 228,000円

「客室乗務職」
188,000円
 (左記に加えて乗務時間に応じた乗務手当や各種手当あり)

「自社養成パイロット」
218,000円

令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況によると大学卒の初任給は男女平均21万200円となっているため、日本航空の「業務企画職(地上職事務系)」「業務企画職(地上職技術系)」「業務企画職(地上職数理・IT系)」「自社養成パイロット」の初任給は平均並み、「客室乗務職」は低い水準となっています。

具体的な役職と年収の例

転職サイトオープンワーク(https://www.vorkers.com/)の口コミなどから具体的な職種と年収の具体例をご紹介します。

・客室乗務職 在籍15~20年  中途 女性 450万円
・客室乗務職 在籍5~10年 新卒 女性 400万円
・業務企画職 在籍115~20年 新卒 男性 660万円
・事務    在籍10~15年  新卒 男性 650万円
・総合事務  在籍5~10年  新卒 男性 450万円
・総合職   在籍20年以上  新卒 女性 1000万円

口コミによると階級に応じて基本給が上がるものの、昇格試験の難易度は比較的高いようです。業績により賞与が大きく左右され、他業界と比較すると影響度合いが大きいとのことでした。

他の企業と比較

ブンナビ!2024(https://bunnabi.jp/2024/)によると2022年8月時点で、航空業界の平均年収は644万円です。日本航空の平均年収は702.8万円であったため、業界平均よりも高くなっています。

次に他の航空会社と平均年収を比較します。年収を公開している企業についてはブンナビ!2024(https://bunnabi.jp/2024/)を、年収を公開していない企業の推定年収については、転職サイトオープンワーク(https://www.vorkers.com/)を参考にしました。

・全日本空輸株式会社(ANA) 563万円
・スカイマーク       427万円(推定)
・ジェットスター・ジャパン 653万円(推定)
・Peach Aviation      446万円(推定)

推定年収も含まれているため一概には言えませんが、日本航空の平均年収は競合他社と比較しても高いことがわかりました。

人気企業で働きたい!日本航空の就活対策

人気企業である日本航空の就職はかなり難易度が高いです。そんな日本航空で内定を得るために実践すべきおすすめの就活対策をご紹介します。

質問には素直に答えよう

2019年卒技術系総合職の就活本選考体験記(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-jal2)によると、選考では誠実さが重視されていたとのことです。人柄重視の選考であるため嘘をついたり誇張して話すとマイナスな印象になってしまいます。自分の強みや弱みは素直に答えるようにしましょう。

インターンで力試し&企業研究

短期インターンシップ体験談(https://internshipguide.jp/columns/view/intern_report_jal?flid=315)によると日本航空の総合職インターンは、ES(エントリーシート)や面接の内容が本選考と近い内容となっているようです。人気企業のため倍率も高いですが、いきなり本選考を受けるよりも安心です。ぜひ挑戦してみてください。

また、自社養成パイロット職のインターン選考はあまり厳しくないようです。特殊な職種で情報集めも難しいため、少しでも興味のある人は応募しましょう。

最後に

日本航空は全日本空輸(ANA)と併せて「航空大手2社」と呼ばれる航空会社で、平均年収は702.8万円でした。航空業界は新型コロナウイルスの影響により現在は不安定な状況ですが、相変わらず就活生からの人気は高いです。セミナーやインターンを通して企業研究を進め、効果的な自己PRや志望動機を作成しましょう。

【業界平均年収・各社平均年収データ参考(2022年8月時点)】
航空業界平均年収
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=68450

全日本空輸株式会社(ANA)
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=68448

スカイマーク
https://www.vorkers.com/company_answer.php?m_id=a0910000000Frum&q_no=2

ジェットスター・ジャパン
https://www.vorkers.com/company_answer.php?m_id=a0C1000000qddHK&q_no=2

Peach Aviation
https://www.vorkers.com/company_answer.php?m_id=a0C1000000raR6J&q_no=2


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