インターンシップの目標設定について解説!書き方のポイントと例文

最近ではインターンを開催する企業、そしてインターン参加を検討する就活生が増えています。しかし、インターンに漠然と参加すると時間やお金が無駄になってしまうことも。就活にとって意味のあるインターンにするためには明確な目標を持つことが大切です。 そこで今回は、インターン参加時の目標設定について、書き方のポイントや例文をご紹介します。

インターンシップ参加時の目標設定のポイントとは
目次

インターンに参加する意味とは?

インターン参加時の目標を決める前に、インターンに参加する意味について改めて確認してみましょう。

志望する業界・企業への理解を深める

インターンに参加する意味の1つとして挙げられるのが、志望する業界や企業への理解を深められるということです。

実際に企業に足を踏み入れ、業務を体験したり、社員と話したりする中で、その業界や企業の雰囲気を肌で感じることができます。ホームページや就活サイトだけでは分からない部分まで確認できるのがインターンの魅力です。

社会人として必要なスキルを身につける

インターンでは社会人として活躍する人々と関わることになります。身だしなみや言葉遣い、メールや電話でのやり取りなど、社会人として恥ずかしくない「ビジネスマナー」を身に着ける絶好のチャンスです。

また、働く上で必要となるスキルは実に様々。「チャレンジ精神」を求める企業もあれば、「堅実さ」を評価する企業もあります。インターンに参加することで、どのようなスキルが求められているかも確認することができるのです。

就活を有利に進める

「就活を有利に進めたい」と考えてインターンに参加する就活生もいます。「早めに優秀な人材を獲得したい」と考えてインターンを実施する企業は少なくありません。そのため、インターンで優れた成果を出した就活生に早期に内定を出す企業や、内定を出さなくても本選考で優遇したりする企業もあるのです。

インターンに参加する時の目標設定のポイント

インターンで得たいものを明確にする

インターンに参加する時の目標設定のポイントの1つ目は「何を得たいか」を明確にすることです。先ほどインターンに参加する意味をご紹介しましたが、どれに意味を感じるかは人それぞれです。

また、「志望する業界・企業への理解を深める」ことを目指す人の中にも、「業界の基本的な情報が分かればOK」という人もいるでしょうし、「この企業の社風が自分に合っているか確認したい」と感じる人もいるでしょう。自分がインターンを通して得たいものをできるだけ細かく具体的に考えてみましょう。

目標達成を阻む課題を見つける

「何を得たいか」が明確になったら、「今得られていない理由」を探してみましょう。「この企業の社風が自分に合っているか確認したい」と感じているのにそうできない理由は「ホームページでは社員の気持ちが分からないから」かもしれませんし、「そもそも自分の得意不得意が分かっていないから」かもしれません。目標達成が何によって阻まれているか、じっくり考えてみてください。

課題を乗り越えるための具体的な行動を決める

「今得られていない理由」が明確になったら、得るための具体的な行動を決めます。「ホームページでは社員の気持ちが分からなかった」のであれば、「少なくとも3人の社員さんに働いて感じていることを質問する」という行動を取るのも良いでしょう。

取るべき行動の中に「3人」や「3回」のように数字を取り入れると、目標達成までの道のりが明確になり、意欲的に取り組むことができますよ。

目標別!おすすめインターンとは

業界・企業の理解を深めるなら「会社説明型インターン」

業界や企業の理解を深めるなら「会社説明型インターン」がおすすめ。半日や1日といった短い時間の中で効率的に業界や企業の概要を掴めます。

1つの企業に絞って参加するというよりは、複数の企業の情報を集めて比較・検討する段階で参加すると良いでしょう。

社会人としてのスキルを向上させるなら「就業体験型インターン」

社会人としてのビジネスマナーやスキルを高めることを目指すのであれば「就業体験型インターン」に参加してみましょう。

数ヶ月の長期にわたって社員と同じように働くため、マナーやスキルはもちろん、働く上でのやりがいや責任も感じることができるはずです。飾らない企業・社員の雰囲気が見られるのも魅力です。

就活を有利に進めるなら「ワークショップ型インターン」

「とにかく就活を有利に進めたい」と考えている人は数日から数週間程度の短期で開催される「ワークショップ型インターン」がおすすめ。与えられた課題に対して優れた成果を出せば、採用担当者の目に留まりやすくなります。

「ワークショップ型インターン」は人気が高く、インターン選考が本選考よりも厳しいものになることもあります。しっかりと準備をして臨みましょう。

インターンシップ目標の書き方のポイント【文章構成と例文】

インターンシップの目的

まずはじめに、インターンシップに参加する目的を書きます。インターンシップで何を得たいのか、をはじめに述べましょう。

インターンシップの目的は、なるべく短く簡潔に書きましょう。できれば、1文でまとめられるくらいになっているといいですね。

【インターンシップの目的の例文】

インターンシップに参加し、
・実際に営業の仕事を体験して仕事についての理解を深めたいと思っています
・社員の方の仕事を近くで見て貴社の文化についてもっとよく知りたいです
・自分に足りないものや身につけるべきスキルを見極めたいです

企業を選んだ理由

次に、「なぜその企業のインターンシップを選んだのか」を書きます。その企業のインターンに参加しようと思ったのか?その理由ですね。

企業の社風や文化に魅力を感じたり、インターンのプログラムで経験できることに魅力を感じた場合もあると思います。

【企業を選んだ理由の例文】

貴社のインターンシップを志望する理由は、
・貴社の強みである〇〇の分野に関わりたいと考えているからです
・業界のトップを走る貴社でなら多くのことを学べると考えたからです

目標・ゴールを書く

最後に、インターンシップで達成したい目標やゴールを書きましょう。ただ「学びたい」「成長したい」というだけでなく、どんなことを学びたいのかなるべく具体的に書くことを意識してください。

【目標・ゴールの例文】
インターンシップに参加して、
・プログラミングのスキルを身につけたいと思っています。
・できるだけたくさんの営業担当の社員の方と実際に話がしたいです。
・総務の仕事を1日を通して実際に体験したいです。

インターンシップの参加で目標設定が大切な理由

ただ参加するだけではダメ

「インターンシップに参加しておくと就活で役立つ」というイメージがあるかもしれませんが、ただ参加するだけでは評価されることはありません。「インターンシップで学んだこと」や「インターンシップで得たもの」などを語れてはじめて、企業の採用担当者に評価されるのです。

ただなんとなく参加するだけの人と目的意識を持って参加する人とでは、得られるものが違ってきます。

せっかく参加するのなら、きちんと目標設定をしてより実りのあるインターン体験ができるように準備しておきましょう。

目標をきちんと伝えることで望む経験ができる

インターンに参加する目的や目標を伝えることで、企業の担当者がそのための業務を用意してくれることがあります。

インターンの機会を無駄にしないためにも、「自分は何がしたいのか」「どんな目標を立てているのか」を明確にし伝えることは大切なことなのです。

最後に

インターンは大学生活では得られない体験ができる貴重な機会です。それをより良いものとするためにも、しっかりと目標を設定して参加するようにしましょう。

ただし、就活におけるインターンは、就職という「目的」を達成するための「手段」の1つです。インターンの参加が「目的」にすり替わってしまわないように十分注意してくださいね。

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