大学生が知っておくべき、時間割のうまい組み方

大学生になると高校生の頃とは違い、自分で時間割を組むことになります。自由を感じる一方「どれくらいのコマ数を埋めればいいのかわからない」「どの授業を取ればいいの?」と迷う人も多いでしょう。今回はそんな大学生が知っておくべき時間割のうまい組み方について解説します。

大学生が知っておくべき、時間割のうまい組み方
目次

1・2年で必修科目を確実に取る

まずは語学の単位を取得しよう

まず1年生の間に取っておくべき授業は「必修科目」と呼ばれるものです。中でも英語と第二外国語などの語学は1年生の間にしっかり授業を受けて単位を取っておく必要があります。

なぜ、必修科目でもとくに語学が最優先かと言うと、取り逃すと2年生以降に影響を及ぼすからです。語学の授業は大体1・2年生の2年間で単位を取得するように設定されています。例えば1年生で「ドイツ語初級」を取得すれば、2年生では「ドイツ語中級」を取ることができるといった形です。

しかし1年生で「ドイツ語初級」を落とすと、2年生でも「ドイツ語初級」を受けなければいけません。多くの場合、「ドイツ語初級」と「ドイツ語中級」を同時に受けることはできないため、「ドイツ語中級」は3年生で取ることになってしまいます。

専門科目も1・2年生のうちに

1年生の間は少ないかもしれませんが、専門科目も確実に出席して単位を取るようにしましょう。必修科目と同じように専門科目も「初級実習」の単位を取らないと「中級実習」の授業は受けられないといったことがあります。

1年生の「初級実習」と2年生の「中級実習」の授業時間が被っているため、絶対に同じ年に専門科目を巻き返せないシステムになっていることもあります。

先のことを考えて時間割を組むことが大切

一般教養科目はできるだけ1年生の間にとっておく

1年生の間は専門科目が少なく余裕があります。しかし2年生になると専門科目が増えて、それぞれの授業に対してレポートなどの課題に時間がかかるほか、バイトやサークルでも多忙になりがちです。だからこそ、1年生の間にできるだけ一般教養科目を取っておくようにしましょう。

一般教養科目はできるだけ楽な授業を取ることをおすすめします。1年生の間はやる気に満ちているので、つい厳しい授業に挑戦してしまうことがありますが、1年生から厳しさを求めることはありません。だって2年生からは嫌でも専門科目が厳しくなるのですから。

3・4年生は忙しい!

必修科目を2年生以上に持ち越すことは、後々に影響していきます。3年生になれば就職活動、4年生になれば卒業論文の執筆も始まり、どんどん忙しくなっていきます。

その中で落とした単位を拾っていく作業は過酷を極め、結果的に留年リスクが高まってしまうのです。必修科目や一般教養科目は、できるだけ1・2年生のうちに取ること。これが大学生が時間割を組む上で最も大切なことです。

時間割の埋め方のポイント

一般教養科目は必修科目の前後をできるだけ埋める形で取る

必修科目を埋めたら、一般教養科目をその前後に埋めていきましょう。なぜ、時間割に授業を詰めて入れた方が良いかというと、コマが空くと授業をさぼりたくなるからです。

大学生の授業は1コマが90分あります。90分間の空き時間は結構中途半端です。下宿が近いと「ちょっと帰って休憩しようかな」という気持ちになります。しかし一度帰ってから再度大学に足を運ぶのは非常に面倒です。「今日は休もうか。1コマくらい大丈夫でしょ」という気持ちになるのに時間はかかりません。

また「ちょっと友達と一緒にカフェでおしゃべり」と思ってカフェに入ると、90分はあっという間です。友達と一緒だと気持ちも大きくなって「今日はさぼっちゃおうか」という気分になりやすいのです。そういった自分の甘さを断ち切るためにも、できるだけ授業は連続で入れておきましょう。

1限は可能な限り授業を入れない

1限には必修科目でもない限り授業を入れないことが鉄則です。「でも高校生の頃は朝6時起きだったし余裕だよ」と思うかもしれませんが、大学生はサークルやバイトで夜型になりがちです。夜に飲み明かしたり、課題のために徹夜したりと生活リズムも乱れやすくなります。

しかも一人暮らしの場合は、そういった生活リズムの乱れを整えてくれていた親がいません。よほど早起きや規則正しい生活に自信がある場合は別として、一般的な大学生には1限に授業を入れることはおすすめできません。

プライベートな予定も考慮する

入りたい部活やサークルがあれば活動時間を確認しておく

1年生の4~5月にかけては新歓シーズンです。その中で興味を惹かれた部活やサークルがあれば活動時間を確認しておきましょう。

大学の部活やサークルの活動は必ずしも授業後ではなく、「〇曜日は4限~」など授業時間にも関わらず活動しているものもあります。真剣に活動していきたいと考えているなら、活動時間は空けられるように時間割を調整しておいた方が良いでしょう。

アルバイトやインターンシップをするなら

社会経験を積んだり、お金を貯めるために、学生時代はなるべくアルバイトをしたいという人も多いでしょう。また就活に備えて、インターンシップにチャレンジしたいという大学生も少なくないと思います。

長い時間拘束されるアルバイトや本格的なインターンとなると、それなりの日数や時間を確保しなければなりません。アルバイトやインターンに参加しやすいようなスケジュールを組んでみましょう。

大学生の時間割管理におすすめのツール

Googleカレンダー

学生から社会人まで、スケジュール管理に利用している人も多いGoogleカレンダー。社会人になると仕事でGoogleカレンダーを利用することも多いので、大学生のうちから利用方法を覚えておくといいかもしれません。

大学の時間割を管理するのに活用している大学生も多いようです。複数のカレンダーを作成したり、スケジュールをグループで共有することもできるのでとても便利です。スマホのアプリと連携すれば、スマホでも編集可能です。

canva

授業の時間割を管理できる、無料のオンラインサービスです。多彩なデザインがあり、好きなものを選べるので自分好みの見た目の時間割がつくれます。スマホ対応のアプリもあるので、スマホからのアクセスも可能です。

最後に

ここまで大学生が知っておくべき、時間割のうまい組み方についてお話ししてきました。
大学に入学して右も左も分からないうちに、1人で時間割を組むのは結構しんどい作業ですよね。

どうしても難しいと感じる場合には、新歓をしている上級生を適当に捕まえて質問してみると、おすすめの授業や時間割の組み方を答えてくれますよ。せっかく上級生と出会える機会なので上手に利用していきましょう。

あなたが時間割をしっかり組んで、後悔のない大学生活のスタートを切れるよう応援しています。


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