凸版印刷(とっぱんいんさつ)は大日本印刷とともに国内印刷業界2強の1つで、印刷テクノロジーを中心に事業を行っています。
凸版印刷に就職するためには徹底的な企業研究が必須です。この記事では企業情報から就職活動対策まで解説します。
- ・凸版印刷とは
- ├凸版印刷の企業理念
- ├事業セグメント
- └従業員数・平均年収
- ・凸版印刷の就職活動情報
- ├凸版印刷の応募コース
- └凸版印刷の選考フロー
- ・凸版印刷の就職活動対策
- ├インターンで事業研究を進める
- └ES、SPI対策は早めに取り組む
- ・最後に
凸版印刷とは
凸版印刷とは1900年に印刷会社として創業した企業で、本社は東京都台東区にあります。国内約220、世界に150以上の拠点を有しており、連結売上高は1.5兆円となっています。
凸版印刷の企業理念
凸版印刷ではトッパングループで働く社員の価値観として「TOPPAN VISION 21」を掲げています。基盤となる価値観を表した「企業像」(企業理念、経営信条、行動指針)と将来の方向性を示す「事業領域」から構成されています。企業の価値観の基本となる企業理念、経営信条についてそれぞれ紹介します。
「企業像」
企業理念
私たちは常にお客さまの信頼にこたえ彩りの知と技をもとにこころをこめた作品を創りだし情報・文化の担い手としてふれあい豊かなくらしに貢献します
経営信条
私たちは誠意・熱意・創意にもとづく活動を通じてお客さまとの信頼を築きます
私たちはグローバルな視点に立って独創性に富むマーケティングと技術開発を行い事業の刷新に努めます
私たちは社会的責任を認識し地球環境との調和をめざすとともに公正で開かれた企業活動を行います
私たちはひとりひとりの能力とチームワークを最大限に活かし働きがいのある企業風土をつくります
私たちは新たな可能性を拓くことにより企業の価値を高めトッパングループの永続的な発展を図ります
事業セグメント
凸版印刷の事業セグメントは「情報コミュニケーション事業分野」「生活・産業事業分野」「エレクトロニクス事業分野」の4つです。それぞれの事業内容は以下の通りです。
「情報コミュニケーション事業分野」
・セキュア関連
デジタル・セキュア技術と業務改善ノウハウにより、ソリューション提供を行います。
例)スマートグラスやタブレットなどを活用した遠隔コミュニケーションサービス
・コンテンツ・マーケティング関連
マーケティング、テクノロジー、クリエイティブの融合によりソリューションを提供します。
例)商品プロモーションに利用する店頭販促物のリサイクル
・BPO関連
顧客の業務の改善、イノベーションへの貢献を行います。
例)保守運用業務のデータ化、VRの導入
「生活・産業事業分野」
・パッケージ関連
さまざまな製品のパッケージの提案
・建装材関連
家具・建具・床などの化粧シートをはじめとした建装材の提供
・高機能・エネルギー関連
フィルム加工技術や表面処理技術を産業資材分野に応用して、フィルムや記録メディアを製造しています。
「エレクトロニクス事業分野」
・半導体関連
半導体産業をトータルサポート
・ディスプレイ関連
例)画像入出力デバイスの画質に関わるカラーフィルタ
従業員数・平均年収
凸版印刷の有価証券報告書(2019年4月1日-2020年3月31日)(https://ssl4.eir-parts.net/doc/7911/yuho_pdf/S100OITA/00.pdf)によると、2022年3月末時点の凸版印刷の従業員数は以下の通りです。
10,951名(単体)
54,336名 (連結)
有価証券報告書によると、凸版印刷の2020年3月31日時点での平均年間給与は700.1万円(賞与及び基準外賃金を含む)となっています。国税庁の令和2年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は433万円のため一般的な企業に比べて極めて高い金額です。
凸版印刷の就職活動情報
凸版印刷の就活で役立つ応募コースと選考フローに関する情報を紹介します。
凸版印刷の応募コース
凸版印刷では、「営業・事務系」「企画系」「技術系」と3つの職種ごとに採用を行っています。それぞれの職種の概要は以下の通りです。
「営業・事務系」
営業部門、事務管理部門への配属。営業部門はクライアントの課題解決を行う企画提案型となっています。事務管理部門は事業戦略、総務、法務、財務などの仕事があります。
「企画系」
企画部門への配属。ICT・マーケティング・クリエイティブ等に関する専門知識・ノウハウを学び、様々な領域への企画立案を行います。
「技術系」
研究開発、商品開発、生産技術、システムアプリ開発などの技術部門へ配属。基盤技術の研究、新商品・システムの開発、生産工程におけるコストダウン・プロセスの構築・品質保証の推進などを行います。
凸版印刷の選考フロー
凸版印刷の就活本選考体験記(2022年卒,企画職)(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-toppan6)によると、選考フローは以下の通りです。
【エントリーシート・webテスト→1次面接→最終面接】
ES(エントリーシート)の項目
学生時代、特に力を入れたことは何ですか?2点挙げて下さい。(400文字)
あなたの長所・短所は何ですか?(100文字)
あなたの生き方や価値観に影響を与えた出来事・事柄を教えてください。(200文字以下)
トッパンを志望する理由は何ですか?(400文字以下)
就職活動において、あなたはどのような基準で企業選びをされていますか?(200文字以下)
印刷業界の他にどのような業界・企業に興味がありますか?(50文字以下)
具体的にどのような仕事に関わりたいですか?(200文字以下)
トッパンで活かせるあなたの強みは何ですか?(200文字以下)
トッパンの「未来の可能性」について、あなたの考えを教えて下さい。(200文字以下)
WEBテスト
テストセンターで受験、SPI
面接
一次
学生時代に頑張ってきたことなどESの深堀り、自分の長所や短所など自分の性格を問う質問、ESに記入した新規事業の企画課題のプレゼン、プレゼン内容に対するフィードバックや質問、なぜこの企画を凸版がやるべきなのかという質問など。最後に逆質問の時間あり。
二次
3人の面接官から順番に質問を受けた。
内容は学生時代に取り組んできたこと、なぜそれをやろうと思ったかなどESの深堀りの質問。その後企画職として凸版印刷で何をしたいか、具体的にどのような仕事をイメージしているかという質問。
最後に自分の長所など性格についての質問。
凸版印刷の就職活動対策
人気企業である凸版印刷の就職はかなり難易度が高いです。そんな凸版印刷で内定を得るために実践すべきおすすめの就活対策をご紹介します。
インターンで事業研究を進める
凸版印刷の短期インターンシップ体験談(https://internshipguide.jp/columns/view/intern-report-toppan)によると、ワンデーのインターンであれば選考なしで先着順とのことです。凸版印刷はもともと印刷会社ですが、デジタルマーケティングにも取り組んでおり事業内容が複雑です。実際にイベントやインターンに参加して話を聞いてみましょう。
ES、SPI対策は早めに取り組む
凸版印刷の就活本選考体験記(2020年卒,総合職営業系部門)(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-toppan3)によると、凸版印刷は比較的選考が早い上にESの設問の量が多いので、早くからESやSPIなどの選考対策をした方がいいとのことです。面接もES(エントリーシート)ベースで進むとのことなので特にESは早めに取り組みましょう。
最後に
凸版印刷は印刷事業だけでなく、デジタルマーケティングや半導体関連など幅広い事業に取り組んでいる企業です。知名度も高く、就活生からの人気も高いです。ESの文字数、項目数も多く準備に時間がかかるため時間に余裕を持って企業研究を行いましょう。
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