
近年就職活動はどんどん早期化しています。学生の中には早期選考として3年生のうちから本選考を受けている人もおり、早い人では3年の秋には内定をもらい、就活を終了することも少なくありません。
早期選考とは、一体何なのでしょうか。本記事では、早期選考を受けることのメリット・デメリット、対策などについて詳しく解説します。
早期選考への切符はインターンへの参加で手に入れよう!
早期選考はインターン経由で案内されることがほとんどです。インターンで優秀な成績を残したり、内定直結型のインターンの選考を通過したりすると、特典として招待がもらえる場合もあります。
早期選考に参加するためには、まずはインターンに参加しておかなければなりません。インターンシップガイドでは1万社以上の企業・インターン情報を掲載している他、インターンの締切カレンダーの配信もしています。
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- ・早期選考とは?どんな企業が実施してる?
- ├早期選考とは
- ├早期選考からの内定は年々増加傾向に
- └早期選考を実施している企業
- ・早期選考へのルート
- ├早期選考へのルート①インターンシップ
- ├早期選考へのルート②リクルーター面談
- ├早期選考へのルート③OB・OG訪問
- ├早期選考へのルート④逆求人サイト
- └早期選考へのルート⑤就活ナビサイト
- ・早期選考のメリット
- ├早くに内定を獲得できる可能性がある
- ├選考を早くから経験できる
- ├自分の課題に早期に気付ける
- └本選考で有利になる可能性がある
- ・早期選考のデメリット
- ├準備不足になりがち
- ├通常の本選考に挑戦できない可能性がある
- └競争率が高い可能性がある
- ・早期選考の対策
- ├早めに自己分析や業界研究を進める
- ├早めに面接の練習をする
- └インターンシップに参加する
- ・早期選考で落ちたら
- ├いつまでも落ち込まない
- └早期選考で落ちた原因を分析する
- ・最後に
早期選考とは?どんな企業が実施してる?
まずは、早期選考の概要について確認していきましょう。特に就活を取り巻く方針は年々大きく変わってきているため、しっかりと情報を把握しておく必要があります。
早期選考とは
早期選考とは、通常より早い時期から開始される選考のことです。例えば多くの企業が大学4年生の春頃に選考を始めるのに対し、早期選考は大学3年生の秋頃など通常より早い時期から行われます。
大学生の就活スケジュールは、原則として大学3年生の3月頃に説明会解禁、大学4年生の6月頃に採用面接などの選考解禁という流れになっています。しかし外資系企業やベンチャー企業をはじめ、多くの企業では早期選考を実施しており、早くから就活を始めた学生ほど早く決まる傾向が強いです。
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早期選考からの内定は年々増加傾向に
一般的に、内々定が出始めるのは大学4年の6月頃からです。早期内定とは、この時期よりも前に獲得した内定のことをいいます。
リクルート就職みらい研究所の「就職プロセス調査」によると、5月15日時点での内定率は23卒で65.4%、24卒で72.1%、25卒で78.1%と、年々増加傾向にあります。これはつまり、早期選考からの内定が増加してきているということです。
特に25卒以降からは政府の方針が変わり、一部のインターンシップの評価を本選考に使用することが可能になりました。27卒以降もこの傾向が続き、就活はさらに早期化する可能性が高いでしょう。より一層早い時期から本選考を意識して動くことが重要です。
「2022年5月15日時点 内定状況」
https://shushokumirai.recruit.co.jp/research_article/20220524001/
「2023年5月15日時点 内定状況」
https://shushokumirai.recruit.co.jp/research_article/20230524001/
「2024年5月15日時点 内定状況」
https://shushokumirai.recruit.co.jp/research_article/20240524001/
早期選考を実施している企業
外資系企業は、業種にかかわらず早期選考を実施している企業が多くあります。特に代表的なのは、外資系コンサルファーム・外資系IT・外資系メーカー・外資系金融の4つです。
日系企業の場合は、商社や金融系の企業が早期選考を実施しています。日系企業の早期選考はインターンの参加者限定で案内するパターンが多く、近年はIT系や小売、飲食などのサービス系もこの形式の採用に力を入れている点に注目です。
ベンチャー企業は通年で採用をしているところが多く、就活の時期にかかわらず早期内定を出す企業も少なくありません。
早期選考へのルート
早期選考へのルートは前段階があることが多く、企業側からの案内がない限りは参加できません。そのため、早期選考を狙う場合にはルートを確認し、早めに行動する必要があります。ここでは、早期選考へのルート例を見ていきましょう。
早期選考へのルート①インターンシップ
早期選考へのルートの1つとして、インターンシップでの選考や参加特典などがあります。インターンシップで高い評価を受けた人がその後2次、3次インターンに進み、早期選考会に呼ばれるケースもあり、積極的にインターンシップに参加することやプログラム内でしっかりアピールしていくことが重要です。
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早期選考へのルート②リクルーター面談
リクルーター面談とは、「リクルーター」と呼ばれる、人事部に依頼された社員が行う面談です。優秀な学生を早期に囲い込むことを目的として行われます。インターンシップに参加していなくても、説明会のアンケートなどから志望度の高さをうかがえる学生に、企業からリクルーター面談の案内をすることがあります。
リクルーター面談は面接ほど選考に直結するものではないといわれていますが、実際にはリクルーターは学生を評価しており、選考に深く関係していることが多いです。そのため、リクルーター面談で高い評価を得た学生は早い段階から選考に呼ばれることがあります。
リクルーター面談について詳しくはこちら!
早期選考へのルート③OB・OG訪問
OB・OG訪問は企業により位置付けが異なることに注意が必要です。学生が気軽に質問や相談ができる機会としている企業もあれば、リクルーターがついて本格的な選考の一環としている企業もあります。
どちらにせよ、企業が斡旋するOB・OG訪問では事前に入念な準備を行い、志望度をアピールするようにしましょう。こうした積み重ねにより、早期選考に呼ばれたり、本選考で優遇されたりといったチャンスを掴みやすくなります。
早期選考へのルート④逆求人サイト
逆求人サイトを通じて、早期選考を勝ち取れる可能性もあります。
逆求人サイトでは、プロフィール欄に志望業界や就職で重視すること・自己PRなどを記入すると、それを見てマッチしていると判断した企業から求人のオファーが届きます。そこから早期選考や、ES・1次面接免除、最終面接スタートなどの優遇を受けられる場合があるのです。
逆求人サイトに登録している企業は中小企業やベンチャー企業が多いため、大手志望の学生が、本命企業の選考前に内定を手に入れておきたい場合や、選考の練習をしたい場合におすすめです。
早期選考へのルート⑤就活ナビサイト
就活ナビサイトでも、早期選考を探すことができます。特に、コンサルティングファームやベンチャー企業、外資系企業の早期選考の案内が多く掲載されています。インターン経由での早期選考のチャンスを掴めなかった人や、とにかく早めに本選考の経験を積んでおきたいという人は、就活ナビサイトで早期選考を探すのがおすすめです。
早期選考のメリット
前述した通り、今後も就活や企業の採用活動はますます早期化していくと考えられています。企業にとって、早期選考は優秀な学生を早くから確保するための手段です。一方、学生が早期選考を受けるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、いくつかメリットを紹介します。
早くに内定を獲得できる可能性がある
早期選考に進められれば、他の学生より早く内定を獲得できる可能性があります。早い段階で内定を得ることができれば、その後の就活の安心材料になります。心理的に余裕を持った状態で本選考に臨めるため、さらによい結果が出やすくなるでしょう。
また早期選考で内定を得るという成功経験があれば自信を持つことができ、より意欲的に就活に取り組めるようにもなります。
選考を早くから経験できる
他の学生より早く選考を受けたという経験を得られる点もメリットです。選考本番の経験を踏むことで今後の選考の練習にもなり、より自信をもって選考に臨むことができます。
もし選考で落ちてしまったとしても、その経験から今の自分に足りないことや就活の方針の改善点が見つかるなど、得られることはたくさんあるでしょう。
自分の課題に早期に気付ける
早期選考を受け、ESや面接などの反省をくり返すことで、自分の課題に気付くことができます。その都度改善していけば、3月以降にレベルアップした状態で本命企業の選考に臨むことが可能です。早期選考を受けることで周りと差がつき、本選考で大きなアドバンテージになることは間違いありません。
本選考で有利になる可能性がある
早期選考で内定を獲得することで、別の企業の本選考で有利になることがあります。「内定を持っている=優秀な学生」というアピールになるからです。
どの企業も、優秀な人材は逃したくありません。そのため、他社からも内定をもらっているという「箔がついた」学生は、内定を持っていない他の学生に比べて有利になる可能性があります。
早期選考のデメリット
メリットが多い早期選考ですが、デメリットを把握しておくことも重要です。学生にとって早期選考のデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
準備不足になりがち
早期選考は大学3年生の秋ごろなど早い時期に始まるので、自己分析や企業研究など就活の準備ができていない学生も多いです。選考に参加する人が少ないとはいえ、早期選考を受けるときに選考の対策が十分にできていない場合、内定を得るのは難しいでしょう。
通常の本選考に挑戦できない可能性がある
企業によって異なりますが、早期選考を受けたらそのあとに開始される本選考を受けられない場合があります。どんなに志望度の高い企業でも、早期選考に落ちてしまうと、本選考のチャンスまで失ってしまうことになります。そのため、早期選考を受けるときはしっかり選考対策をして臨むようにしましょう。
明らかに準備が足りていない場合、志望度の高い企業の早期選考を受けるのは避け、選考の練習として他の企業の早期選考で経験を積んでおくのもおすすめです。
競争率が高い可能性がある
早期選考は通常の時期に行われる選考より参加する学生が少ないですが、同時に採用される枠も少ないのが特徴です。 企業によってはより競争率が高い可能性があります。
いずれにしても、内定を得るためには事前準備を入念に行うことが重要です。
早期選考の対策
早期選考で内定を得るためには早くから就活を進め、しっかり対策をすることが必要です。ここでは、早くからすべき就活対策をいくつか紹介します。
早めに自己分析や業界研究を進める
選考で重視されるのは、その企業へのマッチ度と志望度です。これらをアピールするためには、深い自己分析や企業理解が必要です。
まずは自己分析をして、自分がどのような強みや価値観を持っているのかを知りましょう。どんなに小さなことでも良いので、過去のエピソードを洗い出し、自分が一貫して持っている考え方を知ることが重要です。
次に、早期選考を受ける企業をピックアップし、企業研究を進めましょう。自分が選んだ企業には、自分が魅力を感じた理由が必ずあります。企業研究を進める中で、その理由を言語化していきましょう。
自己分析で使った過去のエピソードと照らし合わせながら、自分のどのような価値観と企業がマッチしているのか、どのような強みを生かして活躍できるのかを盛り込むと、説得力のある志望動機になります。
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早めに面接の練習をする
早期選考の時期はまだ面接の経験を積めていないという人も多いかもしれません。その場合は、早期選考前に大学のキャリアセンターや就活サイトが主催する面接対策セミナーなどで面接の練習を何度かしておくことをおすすめします。
インターンシップに参加する
早期選考ルートを獲得するチャンスを得るためにも、インターンシップの参加は必要です。インターンシップに参加することで企業のホームページややパンフレットだけでは得られない、企業の強みや社風などの具体的な情報を効率的に収集し、体感することができます。
また、インターンシップで高評価・好印象を得られれば、その後のリクルーター面談や選考優遇を受けられる可能性が高まるため、早期選考への切符を手に入れるためにも積極的に参加しましょう。
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早期選考で落ちたら
早期選考で落ちてしまっても、それが無駄な経験になるわけではありません。何がいけなかったのかの原因を振り返り、次の選考に活かしていくことが大切です。ここでは、早期選考で落ちた場合について解説します。
いつまでも落ち込まない
選考に落ちるとショックを受け、自信をなくしてしまうかもしれません。しかし、ショックをいつまでも引きずらずに、気分を切り替えることも大切です。
選考で落ちる経験は、就活をするなら避けることは難しいといえます。早期選考で落ちてしまっても、うまくいかなかった時に気分を切り替える練習をするチャンスでもあります。
早期選考で落ちた原因を分析する
まずは、早期選考で落ちた原因を分析してみましょう。書類選考の段階で落ちた場合は、ES(エントリーシート)の内容がよくなかったり、自己分析や企業分析が十分でなかったりする可能性があります。大学のキャリアセンターの職員や友人、先輩などに添削をお願いして、ブラッシュアップしましょう。
面接で失敗してしまった場合は、面接での質問と自分の回答を振り返り、改善点を見つけましょう。家族や友人、先輩などに面接官の役を頼んで練習し、フィードバックをもらうのもおすすめです。また、回答だけではなく、身だしなみや話し方も印象を大きく左右します。自分を客観的に見直してみましょう。
実際に内定をもらった先輩のESを参考にしてみよう!
最後に
これからも企業の採用活動はますます早期化することが予想されるため、学生も早い時期から対策を進めることがが必要です。早期選考で内定を早くから獲得できると安心感や自信を得ることができ、その後の就活のモチベーションアップにもつながります。
もし選考で落ちてしまったとしても自分の課題や改善点などに早く気づくことができ、克服するために行動できます。積極的に早期選考に挑戦し、本命企業の選考までに一社内定をもらうことを目標にしましょう。
早期選考を勝ち取るための一歩を踏み出してみようと考えている方は、まず直近で開催されているインターンシップに参加してみてはいかがでしょうか。インターンシップガイドでは、長期・短期含めて豊富なインターンシップを紹介しています。
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