留年していると就活は不利?留年してしまったらどう過ごすか

毎年多くの大学生が留年しており、一部では4年間で卒業できる学生が全体の半数程度しかいないような大学もあります。
留年していると就職活動で不利になってしまうのかというのは気になるところだと思います。また、留年の理由について面接で聞かれたらどう答えるのが正解なのでしょうか。留年してしまったらその後どう過ごすべきなのでしょうか。今回はそれについて解説します。

留年

留年していると就活では不利になりやすい

留年しているというだけで、就職活動で不利になることはあります。単位を落としてしまうのは要領の悪さや計画性の無さの表れとして見られてしまいますし、就活が決まらなくて留年したというのもやはり要領が悪いと見られてしまうのが一般的です。

ただし、ここで覚えていて欲しいことは、留年に限らず何にしても伝え方によっては不利になる可能性があるということです。留年であれ留学であれ、浪人であれ、伝え方と相手の受け取り方によっては不利になることはあります。
言い換えれば、留年も伝え方次第でそれほど不利にならないし、留年して追加で得た1年間の学生生活の過ごし方とその伝え方次第ではプラスにもなり得るということです。

面接で留年の理由を質問されたら

何も考えなしに、ただダラダラ過ごしていたら単位を落とし留年の結果になってしまった、というのが事実だとしても、面接でそれを伝えるのは非常にリスキーです。なぜなら、先のことを考えて行動していない、ということと、遊んでいてもちゃっかり単位を取るような要領の良さがないという2つの弱点を晒してしまうからです。

ただし、失敗を乗り越えた経験というのは就活でよく聞かれることでもあり、留年してから考えを改めて変わることができたということであればそれほど悪く思われないでしょう。

伝え方のパターンとしては、留年の理由については「何か他のことに打ち込んでいて留年してしまった」、留年後に関しては「留年してしまった反省から○○を学んだ」、「留年して得た時間を活用して○○という経験をした」というように、ポジティブな話と絡めて伝えるのが鉄則です。

留年したら1年間どう過ごすか

単位が少し足りなくて留年した、という場合は、その足りなかった分だけ取得すれば良いので1年間は割と時間に余裕ができる場合が多いでしょう。
もしまだ時間があれば、就職活動までの間、留年して時間ができたからこそできたような新しい経験をしましょう。

海外留学

留年した後の過ごし方としてオススメの1つは、海外留学です。留学していたために留年した、などは、就活においてほとんどデメリットはないと言って良いとも思います。そして、「留年したから留学した」のか「留学したから留年した」のかは、黙っていれば区別がつきません。

主に海外事業を展開しているメーカーや商社において、海外で努力した経験は非常に買われます。五大商社に就職した私の知り合いは、留年していました。理由は留学やインターンシップではありません。彼は、世界を見て回りたいと一年かけて旅をし、その大部分の期間中アフリカで過ごしていました。アフリカでボランティアとして日本語を教えたり家を建てるのを手伝ったりしていたそうです。ボランティア団体として行くのではなく「まるっきり一人で」です。
一般の人ではなかなかしないこと、出来ないことに挑戦し成し遂げたということ、そして商社は特に体力勝負で泥臭い仕事ですので、このような行動力とパワーを持った人材というのは貴重な存在なのだと思います。かつ、彼の場合は「自分はこう考えたので、こう行動するようにした」という自分の信念がありました。

長期インターンシップへの参加

海外留学に行くにもお金がない、サークルなど日本でやることがあるので海外に長期滞在はしたくない、単位を取るために日本に居る必要があるといった学生も多いでしょう。そんな人にもオススメできるのが、長期インターンシップへの参加です。

長期インターンシップは、企業での仕事を実際に経験してビジネスに役立つスキルやマナーを身につけることができるので、就活でアピールできるような経験を積みやすいです。また、給料がもらえるものも多くアルバイトの代わりにもなり、やる気さえあれば最初は特別なスキルがなくても参加できるものが沢山あります。
新しい人脈もできますし、就活で強みになる経験もでき、インターンシップ先の企業で活躍していればその企業に就職できたりもするので保険にもなります。留年したという表面上のマイナス点があっても、実際に仕事をして活躍した経験があれば、企業の採用担当者は評価してくれるでしょう。留年してしまってその後の過ごし方を迷っていたり就活に不安を抱えている学生は、長期インターンに参加してみてはいかがでしょうか。

業界ごとに留年が不利かどうかは異なる?

何かやりたいことに打ち込み過ぎて留年した、留年して何か珍しい経験をした、というような学生を好むかどうかは、業界によって傾向が異なります。金融業界(特に銀行)は、特に留年した学生を嫌うと言われています。お金を扱うという性質上、問題を起こすことがなさそうな綺麗な経歴を非常に重視する傾向にあるようです。
金融業界でも学びを目的とする留学に関して不利になることはほとんどないと考えて良いですが、旅行や趣味に打ち込んで留年したというのはマイナス評価になりやすいでしょう。

逆に、商社やIT業界、ベンチャー企業などでは変化を生み出せる人材が求められており、留年していても何か面白い経験をしている学生であれば好む傾向があります。 しかし、大手商社に行きたいからと言って、無理をして何かをしたり、一方金融業界に行きたいからと、普段は個性的なところがチャームポイントなのに押し殺すなどをしては本末転倒になります。自分のなりたい姿だから頑張る、というのはとても良いので応援しますが、その業界に入りたいからという理由で自分を押し殺す形になってしまうと、結果的に就活で自分の魅力をアピールできなかったり、うまく内定をもらえても就職後に苦労することになります。自分の目指す姿、そしてどのように生きていきたいかとうことを考え就職活動をしましょう!

まとめ

以下、今回のポイントです。
・留年は就活で不利になりやすいが、伝え方次第で変わる
・面接では何かに打ち込んで留年した、留年して何か新しい経験をしたなどポジティブな話をする ・留年してしまったら、時間があれば留学や長期インターンシップなど新しいことを始めるのがオススメ ・留年経験した学生をどのくらい嫌うかは業界によっても異なる

留年しないに越したことはありませんが、してしまった場合はだらだらと1年間を過ごすのではなく、留年しなければできなかった経験を作ることを目指しましょう。
留年しても人気企業に内定をもらっている学生はたくさんいます。留年してからどう過ごすか、そしてそれを面接でどう伝えるかが重要です。失敗を乗り越えて、就活を成功させましょう!


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