志望動機に入れてはいけないNGワードとは?理由もわかりやすく解説

「志望動機は何ですか?」は履歴書や面接で必ず聞かれる質問です。メジャーな質問ですが志望動機には入れるべきではないNGワードがあるのは知らない人も少なくないと思います。この記事では志望動機に含まないほうがいいNGワードとその理由についてまとめています。

目次
  • 志望動機のNGワード集
  • ├成長したい・学びたい
  • ├社会の役に立ちたい
  • ├知名度に惹かれた
  • ├福利厚生に惹かれた
  • ├独立のために勉強したい
  • └社風・企業理念に共感した
  • 志望動機を書く際のコツ
  • ├結論から述べる
  • ├結論に至った理由を説明する
  • ├業務で活かせるスキルとそれを裏付けるエピソード
  • └入社後の目標
  • 最後に

志望動機のNGワード集

志望動機は必ず答えなくてはならない質問なので、この質問に対してのNGワードを知っておくのは大きなメリットです。事前に把握しておいて、質問された際に適切な回答ができるよう準備しておきましょう。

成長したい・学びたい

「成長したい・学びたい」という言葉はついつい使ってしまいがちですが、企業に自分の成長を委ねているという印象を与えてしまう可能性があります。企業の一番の目的は利益を生むことで人材を育成するのはあくまでもそのための過程なので、そこに焦点を当てた志望動機は歓迎されない可能性が高いです。

成長させてほしい、学ぶ機会を与えてほしいというのは受け身な印象を与えかねないので得策ではないです。言い換えとしては、「御社での仕事を通して〜のスキルを得て、利益に貢献したい」などのように、能動的な言葉を使うと意欲を示すことができるのでおすすめです。

社会の役に立ちたい

「社会の役に立ちたい」というフレーズも志望動機にはあまり相応しくないとされています。かなり漠然とした動機なので、あまり印象に残りませんし、具体性が求められる志望動機に使うには少し弱いです。

どのような企業のどのような仕事も社会の役に立っているので、労働に対しての認識が甘いと思われかねないのもこのフレーズを避けるべき大きな理由です。これを突き詰めて「○○の業務をすることによって、××といった利益を社会にもたらしたい」などと具体性のある答えを作ることで、一気に実用的な志望動機を作ることができます。

知名度に惹かれた

企業選びにおいて、知名度を気にするのは当然ですが、知名度の高さを志望の理由として述べるのはおすすめできません。志望動機は、「数ある企業の中でなぜ自社を選択したか」を知るために聞かれているので、知名度の高さをメインの理由にすると、知名度が高ければどの企業でもいいのではないか、と思われてあなたの志望度を低く見られかねません。

知名度は1度志望動機から外して、志望企業ならではの特性と自分の価値観が重なっている点を志望動機にすると良いでしょう。こういった回答をすれば、志望度の高さと共に企業についてしっかり調べていることも同時にアピールできます。

福利厚生に惹かれた

福利厚生などの条件面を志望動機に含めるのも良く思われない場合が多いです。知名度と同じように、「条件が良ければどの企業でも良いのでは?」と捉えられる可能性があります。

福利厚生は確かに企業選びにおいて大切な要素ではあるので、「福利厚生の高さで有名なことから貴社を知り、調べていく中で○○の業務に魅力を感じました」などと、企業を知ったきっかけとして答えることは問題ありません。

独立のために勉強したい

将来的に起業などで独立を目指してはいるけれど、1度企業に就職して経験値を高めたいという人も多いと思います。しかしこれを志望動機として答えることはあまり適切ではありません。

いずれ独立したいという意志を持つのは自由ですが、企業にとっては短期間で離職しかねない人材をわざわざ採用するメリットは少ないため、基本的に志望動機で独立をほのめかすのは避けましょう。中には自ら起業や独立を目指す人の入社を進めている起業もあるので、そういった場合は積極的に独立したい気持ちをアピールしてください。

社風・企業理念に共感した

「社風・企業理念に共感した」という志望動機は一見良く見えますが、このまま答えるとかなりありきたりな印象を与えてしまいます。社風や企業理念への共感があるのは良いことなので、これらをベースにしてより突き詰めた回答を作っていくのがおすすめです。

自分が具体的に社風や企業理念のどの部分に共感したかを掘り下げて言葉にすると回答をまとめやすいです。「貴社の企業理念の〜といった部分が、私の持っている○○といった考え方と一致しているため志望しました」などの形が作れると具体性を備えた良い回答になります。

志望動機を書く際のコツ

志望動機を書く際に避けるべきポイントを理解したら、次は上手く書くためのコツを知りましょう。志望動機を書く際には、PREP法と呼ばれる構成方法を使うのがおすすめです。PREP法とは、話をP(Point:結論)、R(Reason:理由)、E(Example:具体例)、P(Point:結論)、の4つに分けて構築していく手法です。この項目で4つそれぞれに分けて、どんなことを書くべきか解説しているのでぜひ参考にしてください。

結論から述べる

まず最初の結論(Point)を述べることで、要点を簡潔に聞き手に伝えることができます。

【例】
○○の問題に対して取り組める仕事がしたいと思い貴社を志望しました。

結論に至った理由を説明する

結論の次にその結論に至った理由(Reason)を述べることで、あなたの志望動機に肉付けがされて、説得力を高めることができます。

【例】
学生時代のボランティア活動で○○問題の重大さを知り、この問題解決のために尽力したいと思うようになりました」といった形になります。

業務で活かせるスキルとそれを裏付けるエピソード

結論に至った理由を述べたら、その動機を達成するためのスキルを示せるエピソードの具体例(Example)を付け加えて更に結論をサポートします。

【例】
大学の研究室で○○問題に関しての知識を深めており、関係団体と協力して解決のための活動をしています。

入社後の目標

最後にもう一度述べる結論(Point)には、入社後の目標を含めると、単なる繰り返しではなく、1つ目の結論の発展形であるという印象を与えられます。

【例】
貴社への入社後は、〜の業務を通して○○問題解決に向けて務めていきたいと思っております。

最後に

志望動機は、就活をしていく中では避けては通れない質問の一つです。それだけ選考段階において大切な質問なので、避けるべきNGワードと上手く書くコツをしっかり理解して、就活を有利に進めましょう。


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