【大学生必見】レポートで引用をするときのポイント

大学ではレポートを書く機会が多々あります。よりクオリティの高いレポートをかき上げるためには先行研究を行い引用することが大切ですが、レポートを書き慣れていないと、引用をどのように書けばいいかわからないですよね。

長文の場合はどうするの?Webサイトからの引用の場合は?かっこはどうすればいい?など疑問も多いでしょう。誤った方法で書くと盗作だとみなされることもあるので、しっかりと引用のルールや書き方を学んでおきましょう。

【大学生必見】レポートで引用をするときのポイント
目次
  • 引用の基本ルール
  • ├本文中で引用する場合はかっこでくくる
  • ├長文の場合は字下げをする
  • ├中略する場合の書き方
  • ├旧字体は修正できる
  • └常識として知られていることはそのまま書いてOK
  • 引用の注意
  • ├引用文の量が多すぎてはいけない
  • ├孫引きは禁止
  • └出典元は必ず明らかにする
  • 出典の書き方
  • ├書籍の出典の書き方
  • ├雑誌の出典の書き方
  • ├新聞の出典の書き方
  • ├英語資料の出典の書き方
  • └Webサイトにある資料の出典の書き方
  • 引用する資料の探し方のコツ
  • ├データベースをフル活用
  • ├国会図書館へ足を運ぶ
  • ├過去の新聞記事で検索をかける
  • ├資料館で特定の資料を探す
  • └ウェブ資料は使えないことも多い
  • 最後に

引用の基本ルール

まずは引用の基本的な書き方をご紹介します。

本文中で引用する場合はかっこでくくる

レポートで引用するときは、基本的に「」でくくります。これでくくらないとどこからどこまでが自分の文章で、どこからどこまでが引用文かがわからなくなるので、忘れずにつけましょう。

例文:
参考として、「(引用文)」という、専門家の見解もあります。

長文の場合は字下げをする

長文を引用する場合は、ひとつのブロックにまとめて、全体を字下げして書くようにします。

例文:
2018年8月31日の日経新聞の朝刊では、別の観点から指摘がなされている。

そこで話題になったのが、ドゥテルテ・フィリピン大統領の最近の変貌ぶりだ。これまでは親中路線を公言してはばからず、南シナ海問題をめぐる中国への批判は抑えてきた。ところが、ここにきて態度が一変。8月14日から23日までのたったの10日間で、3回にわたって中国を非難する異例の演説をしたというのだ。 ではなぜ、今になって、ちゃぶ台返しのような発言を浴びせ始めたのか。答えは、国内世論だ。6月の世論調査によると、南シナ海問題について、中国側に占拠された島々の領有権を主張す米だとの回答は7割強上った。

中略する場合の書き方

引用で時重要なのが、引用文は一字一句そのまま書き写すことです。不要な部分を勝手に削除したり、言葉を足したりしてはいけません。複数の文章を引用し、そのうちの一文がいらないという場合は「~(中略)~。」と、どこを削除したかわかるようにしましょう。

例文:
本多勝一は「日本の国語国字問題で、漢字とローマ字について論じ始めると、もう底なしの泥沼に引きずり込まれてしまうようだ。(中略)私自身も国字問題としての漢字とローマ字について一応の主張を持ってはいるが、ここでそれを述べようとは思わない。」と述べている。

旧字体は修正できる

文字を変えることができるのは、旧字体が使われている時だけです。現代では使わない旧字体が書かれているときは、それを新字体に直し、「~~。(原文旧字体)」と書き添えてください。

常識として知られていることはそのまま書いてOK

誰でも知っていることや、広く一般常識だと思われている事柄に関しては、いちいち引用をする必要はありません。そのまま地の文として書いてください。

例文:
宇宙飛行士のガガーリンは、「地球は青かった」という言葉をのこした。

引用の注意

引用を引くとき、いくつかの注意があります。

引用文の量が多すぎてはいけない

大学生のレポートにありがちなのが、長文を書くのが大変だから引用文で文字数を稼ごうとすることです。しかし引用文ばかり並べては、それはレポートとは言えません。

全体的に、書き上げた文字数の15%くらいにおさえるといいでしょう。2000文字のレポートであれば300字、1万文字の卒業論文であれば1500字程度にしてください。

孫引きは禁止

孫引きというのは、どこかから引用された文章を参考にして、それをそのまま引用するものです。

例えばAという本を読んでいて、ぜひ使いたいと思った文章がBという本からの引用であれば、そこまで遡って記載する必要があります。出典元のBを確認し、オリジナルの文章から引用してください。

出典元は必ず明らかにする

出典元をわざわざ書くのは面倒と思うかもしれませんが、これを書かなければ盗作になってしまいます。どこかから引用する場合は必ず何から引いてきたのか明らかにしましょう。

出典の書き方

書籍の出典の書き方

書籍からの出典は著者『タイトル』(出版社、発行年)ページ数の順番で記載します。『』や()を、「」などに変えないようにしてください。また、ページ数は半角数字で書きます。著者が複数いる場合は、読点でつなぎます。

例①
太宰治『津軽』(小山書店、1944年)45ページ

例②
古明地正俊、長谷佳明『AI(人工知能)まるわかり』 (日本経済新聞出版社、2017年)

雑誌の出典の書き方

学術雑誌も、引用先としておすすめです。雑誌の場合、執筆者名「タイトル」(『雑誌名』巻号 発行年、ページ数)と書きます。


佐藤優、池上彰「水道民営化って本当?」(『CREA』10月号、2018年、18-19ページ)

新聞の出典の書き方

一次資料として、新聞も役立ちます。『新聞名』発行日朝or夕刊面「記事名」と著しましょう。


『読売新聞』2016年4月3日朝刊3面「民泊と訪日外国人客の増加」

英語資料の出典の書き方

英語の出典先を書くときは、日本語の場合と少し異なります。本の場合は、著者名、書名〈イタリック体〉出版地:出版社、発行年、p.ページ数.と書きます。雑誌は執筆者名, ”論文名”, in 雑誌名〈イタリック体〉, 巻号, 発行年, p.ページ.となります。

ページ数は、引用が1ページからのみであればp.ページ数.でいいのですが、複数にわたっている場合は「pp.引用初めのページ数-引用終わりのページ数.」としてください。著者が複数にわたっている場合は、カンマで区切り、最後の一人の前にandを入れます。

また、もともとは外国語で出版された本の翻訳本を引用するときは著者名(訳者名)『書名』(出版社、発行年)ページ数の順で書きます。

例①
Stephanie Le, Easy Gourmet: Awesome Recipes Anyone Can Cook Washington:Page Street Pub Co, 2014, p.125.

例②
Hyun Min Kang, Jae Hoon Sul, Susan K Service, Noah A Zaitlen, Sit-yee Kong, Nelson B Freimer, Chiara Sabatti and Eleazar Eskin, “Variance component model to account for sample structure in genome-wide association studies” in Nature Genetics, 42, 2010,pp.2-3.

例③
フランシス・フクヤマ、コンダン・オウ(近藤剛訳)『冷戦後の日米同盟―「成熟の歴史」終わりの始まり』(徳間書店、1994年)

Webサイトにある資料の出典の書き方

Webサイトの情報やwebにある資料を引用する時は、ファイル名もしくは資料のタイトルと、資料のURL、そのサイトを見た日付を記載します。

ウェブにある文書ファイル引用する場合:
ファイル名<サイトのURL>サイトの閲覧日


経済産業省通商白書世界経済編
http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2018/2018honbun/i0110000.html
閲覧2019.1.10

引用する資料の探し方のコツ

最後に、引用する出典先の資料を探すコツをご紹介します。

データベースをフル活用

資料を探すには、大学OPACが使えます。学生番号などで学内のパソコンにログインすれば使えるので、見てみてください。

CiNii ArticleやGoogle Scholorといったサービスは、論文を探すのにぴったりです。ウェブからの情報だけだと信頼性の低いレポートとみなされるので、こういったところから一つは引用してみてください。

国会図書館へ足を運ぶ

国会図書館は、これまで国内で発行された本が蔵書されています。大学図書館や地域の図書館でお目当ての本がなかった場合、訪れてみてください。利用には登録が必要ですが、その後はカードを提示すれば自由に出入りできます。

過去の新聞記事で検索をかける

多くの大学で、これまでの新聞記事を閲覧できるサービスが利用できます。キーワードから検索したり、特定の日にちの朝刊・夕刊をすぐにピックアップできるので、有効活用しましょう。

資料館で特定の資料を探す

特定の分野について書いている場合、それにちなんだ資料館に行ってみるのも一手です。有名人の記念館や、財団の運営している記念館などが挙げられます。

ウェブ資料は使えないことも多い

ウェブからの引用は手っ取り早いですが、本や論文に比べて信頼性が低いのがネックです。国や自治体、研究機関から出ているものであれば問題ないですが、個人ブログやウィキペディアからの引用はNGです。

最後に

今回は、引用の書き方についてご紹介しました。正しく引用して、根拠のあるレポートを仕上げましょう。

この記事を書いた人
インターンシップガイド編集部画像
インターンシップガイド編集部
インターンシップガイド編集部では、さまざまな企業や大学生のインタビューや、業界や会社研究、大学生活の過ごし方といった内容を中心に学生目線で学生に価値ある情報を発信していきます。


大学生活の過ごし方の記事一覧
大学生おすすめコンテンツ