大学のレポートに感想文を書く必要があるのか、また感想を書けと言われた人はどのようなことを書けば良いのか。初めてレポートに触れるという大学生にとってはわからないことは多いでしょう。
ここではレポートの感想文について書き方のコツなどを含め、レポート中に感想が必要かどうかの判断、感想の具体的な書き方、感想と考察の違いまで詳しく解説していきます。
- ・レポートに感想は必要?
- ├教授に直接聞いてみる
- └感想が必要かどうかかわからない場合は書いておく
- ・レポートの「感想」とは?
- ├なぜ感想を書くのか
- ├「感想」はレポートのどこで書くべき?
- └考察と感想の違い
- ・レポートの「感想」はどんなことを書けばいい?
- ├よかったこと・学んだこと
- ├苦労したこと
- └意見や提案を書いてもOK
- ・レポートの「感想」を書くコツは?
- ├感想は要点を絞って書こう!
- ├感想はどう感じたかを具体化する
- └しっかり推敲する
- ・レポートの感想の例文を紹介
- ├レポートの感想の例文1
- └レポートの感想の例文2
- ・最後に
レポートに感想は必要?
教授に直接聞いてみる
レポートに感想が必要かどうか、それは教授によると言えます。普通は教授によって感想の有無の指示があるので、それに従いましょう。
何の指示もなかった場合は、一番良いのは教授に聞きに行くことですが、同じ授業を取っていた先輩に聞くという方法もあります。
感想が必要かどうかかわからない場合は書いておく
どの手段も使えない場合には、感想を書きましょう。きちんとしたレポートを書いていれば、余計に感想を書いたところで減点されることはないからです。
「感想は必要ない」と指示があった場合は、書く必要はありません。必要ないと分かっていればその分書く手間が省けるので、書かない方が良いでしょう。
レポートの「感想」とは?
なぜ感想を書くのか
なぜレポートに感想がいるのでしょう?理由としては、教授が感想を求めているからです。教授や助教授が実験実習やレポート課題を出しますが、学生が何らかの不具合だったり、不満を感じているかもしれません。
意見を感想としてもらうことでこれからの実験実習、レポート課題のフィードバックとなり、改善していくことが出来ます。つまり、学生は授業や課題のブラッシュアップのために感想を書くのです。
「感想」はレポートのどこで書くべき?
レポートに感想を書く人は、レポート中での感想の位置を確認しましょう。
具体的に理系のレポートだと、教授にもよりますが、基本的に構成は「要旨」→「目的」→「背景」→「実験操作方法」→「実験結果」→「実験考察」→「課題(教授による)」→「感想(教授による)」という流れです。
つまり、どのレポートも感想は最後に持ってくることが大事です。ちなみに、感想の位置付けとしては、レポートの本質的な内容に関係のない私的な文になるため、最後に持ってきた方が綺麗な流れになるというのが理由です。
考察と感想の違い
考察は実験結果を通して考えられることだったり、実験全体を通して疑問に思ったことだったりを書きます。疑問に思ったことを書く場合は自分なりに調べてこうではないかと答えることが大事です。対して、感想は実験や課題を通して自分が感じたことを自由に書きます。
レポートの「感想」はどんなことを書けばいい?
よかったこと・学んだこと
レポートの感想では、興味深かったこと、面白いと感じたこと、印象に残っていることを書くのがいいでしょう。
ただ「面白かったです」「勉強になりました」などと書くだけではいい感想とは言えません。どんな点がよかったのか、どんなことを感じたのか、なるべく具体的に書くようにします。
加えて、そこからどんなことを学んだかを書くのもいいでしょう。学んだことを今後どういかしていきたいかまでかけるとさらにいいです。
苦労したこと
大変だったことや難しかったことを、感想として書くのもいいでしょう。困ったことや苦労したことは、具体的に書きやすいので、「感想」で書くことに困ったら苦労したことを思い出してみてください。「もっとこうすればよかった」という自身の反省があれば、それを書いても構いません。
意見や提案を書いてもOK
講義や実験の方法だったり、課題だったりに対しての意見を述べても良いでしょう。「実験手順の説明がわかりにくかった」「もっとこうして欲しかった」、などです。
意見や提案は、教授や助教授にとっても貴重な意見となります。神経質な先生には、書き方を気をつけた方が良いかもしれません。
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レポートの「感想」を書くコツは?
「感想を書くのが苦手」「感想の行を埋められない」「大学生のレベルに達していないような感想しか書けない」、という方もいると思います。それでは、感想はどのように書いていくのが良いのでしょうか。
感想は要点を絞って書こう!
コツとして、感想はどこが?を絞って書くことが重要です。実験や課題全体を通して感想を書いてしまうと、内容の深掘りが出来ずあっさりとした内容のない感想になってしまいがちです。きちんと「ここの操作が」などと絞ることで、その後意見や思ったことを述べた時にしっかりとした内容を持った文章になるはずです。
また、自分もその方が書くことも増えて書きやすいはずです。きちんと受け取り手に講義を聞いていたことや考えながら実験を行っていたことをアピールするためにも、場所を絞って感想を書きましょう!
感想はどう感じたかを具体化する
感想は次のような流れで書くとスムーズに書いていくことができます。
1:実験や課題を含めてどのあたりが、
2:どういった理由で、
3:どう感じたか、
4:何を学んだか、
5:反省(次にどう繋げていく?自分の変化など)
これは、どんな場面の感想でも応用することが可能です。しかし、あくまでも一例なので、文脈が変にならなければ自分なりに流れを変えてしまっても良いでしょう。
しっかり推敲する
レポートは提出日の3日前には終わらせて、提出日までゆっくり修正していくことが良いレポートを出す近道です。余裕を持って完成させておくことで文脈のおかしいところや誤字脱字がきちんと直した状態で提出することができます。
大学は高校とは異なり、提出期限に厳しい先生が多いので、レポートを期限までに間に合わせないと受け取ってくれないなんてことがザラにあります。絶対に提出期限は守りましょう。
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レポートの感想の例文を紹介
レポートの感想の例文1
今回の実験では、操作に不慣れで試料を移す際に泡立ってしまうため、マイクロピペットを扱うということが難しかったです。しかし、今回の実習で何度も扱うことにより、ゆっくり操作を行うことで泡立つ回数が減るということを学びました。次の実習ではもっと上手くマイクロピペットを扱えるようになりたいです。
レポートの感想の例文2
今回の実習では、私の今まで作ってきた経験にはなかったので、最後にチョコレートを入れるという工程に驚きました。チョコレートなどの甘いものを入れるとカレーのコクが増すということを学んだので、自分なりに他にカレーに合うものを探してみたいと思います。
最後に
レポートの感想の書き方について解説しましたが、感想を書くコツはつかめましたか?感想の5段階の流れはリアクションペーパーや感想文を書くときなどにも応用できるので、覚えておくと良いかもしれません。少しでもこの記事が役に立てば幸いです。
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