慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に通う長内あや愛さんは、総合政策学部の3年生。湘南藤沢キャンパスで行われた「ミス慶應SFCコンテスト2017」に出場し、グランプリを含む3つの賞に輝きました。「スイーツの食文化に精通した文化人になる」という夢を持つ長内さんは、ミスコン以外にも、14歳の頃より始めたブログでのスイーツ作りの発信や、自ら立ち上げたサークルの運営など幅広く活動を行っています。なぜここまで精力的に活動できるのか、いかにして自分を奮い立たせているのか、インターンシップガイド編集部が長内さんにお話を伺いました。
ミスコン出場で学んだ、言葉の大切さ
ーまず始めに、ミスコンに出場した経緯について教えてください!
私は以前からスイーツが大好きなんですが、14歳から毎日欠かさず更新し続けていたスイーツブログを、もっと多くの人に見てもらいたいという思いがあったのでミスコンに出場したんです。ブログを見てもらえる機会が作れないかと思っていた時に、SFCの学園祭実行委員の友達にミスコン出場を勧められたのがきっかけでした。
ーミスコンに出場して、大変なことはありましたか?
Twitterなどを通して自由に発信できたのですが、それが楽しくもあり苦労した点でもあります。SFCのミスコンは、7月7日の七夕祭から10月7日の秋祭まで3か月という比較的短い期間で行われます。ミスコン候補者の写真撮影やイベントも少ないので、自分を発信できる場が限られていたんです。ミスコン期間中にSNSを更新していく中で、私が発した言葉に疑問を持った方から、ご指摘を頂くことがありました。SNSという多くの方に見られる場所での発信は、私の何気ない表現でも与える印象はさまざまです。だから、誠実に心をこめてメッセージを送るよう気をつけていましたね。「言葉の大切さ」を学べたと思います。
ほかには、ミスコンの協賛企業の動画配信サービスを活用して、毎日22~23時にライブ動画配信をしたり。これも選考対象で、視聴してくださった方々からいただく応援が数値化されて加味されるというもので。ファイナリスト5人の順位が、リアルタイムで見れる仕組みにもなっていて、配信中はドキドキしてました。「あ、また変わった」って(笑)これまでに経験がなかったことをやるのは、なかなかパワーが必要だなと思いました。全力でやった結果として、グランプリ、ミスリゼ賞とDHC賞の3つの賞を頂くことができて、嬉しかったです。
「食文化に精通した文化人になる」という夢への一歩
ー話は変わりますが、慶應の総合政策学部を選んだ理由は何だったのでしょうか?
小さい頃から甘いものを食べるのが好きで、成長につれて学校や自宅でお菓子作りをすることも楽しくなってきました。14歳くらいからは「スイーツが私の生きる道だ」と思い、のめり込んでいったんです。ブログで発信したり、高校生の時には製菓大会への出場や、年齢や勤労時間の制限がないスイーツコンシェルジュなどの資格取得をしたり。そんな中で、大学受験を考える時期になり、製菓学校へか、大学へ進学するかで悩んでいました。その時に、私はパティシエとしてお菓子を作るのではなく、お菓子のプロモーションとかマーケティングをしたいと思ったんです。お菓子の歴史や文化にも興味もあり、大学であればさまざまな勉強ができるという思いが強くなったのと、憧れの大学でもあったので、慶應大学に決めました。高校の担任の先生には、お菓子への情熱をAO入試でぶつけることに驚かれましたけど(笑)
ー入学して、お菓子への情熱や勉強したい想いが、カタチになったことはありますか?
私は将来「スイーツの食文化に精通した文化人になる」という夢を持っています。そのためにスイーツはもちろん、食に関する知識や経験を積んでいきたいという考えがあったんですね。夢への一歩として、私は大学生のうちにスイーツだけに限定せず「食」に関して人が集まる場を作る経験をしておきたいと思っていたんです。それで、2年生のときに「慶應食の会」というサークルを立ち上げました。今では所属メンバー88人という規模になり、月2回の活動にも毎回参加するメンバーは30人くらいいて、安定したサークルに成長したと思います。サークルでは、“ご飯会”という企画でみんなで食事をしながら語り合ったり、食についてのさまざまな活動をしています。
ーサークルを立ち上げて、どんなことを学びましたか?
まずは「人のつながりの大切さ」ですね。メンバー同士はもちろん、私自身も楽しめる企画をしていくと、みんなの距離も縮まっていきました。そのうちにメンバーが周りの友達を誘って、常に新しい人が来てくれる良い流れができたんです。想いに共感してくれる人が増えていったのは嬉しくて、人のつながりによってサークルが成長できたと思っています。
ほかにも、「リーダーシップ」についても学べたと思っています。どんなリーダーだったらついていきたくなるのか、と考えていたんですが、結果として、まずはリーダーである自分自身が楽しむことが、サークル結束の近道だと気づきましたね。
「いつかやろう」ではなく、今やってみる
ーサークル立ち上げやミスコンなど様々な経験を積まれているんですね。
そうですね。私は、自分の夢に向けて今できることをできるうちにやっておこう、という考えで行動しています。後になったら、やりたかったことができなくなるかもしれないですし。経験のないことをするのは、億劫に感じたり躊躇したりというのはあるかもしれません。でも、どんなことでも自分がその中心に飛び込んでみれば、決してマイナスなことはないと思うんです。だから、やるかやらないかで悩むというよりかは、「今やらないと後悔するかもしれない」と自分の心に問いかけながら、私はアクティブに何でも動いていますね。
ー長内さんのこれまでの経験を踏まえて、学生に向けてのメッセージをお願いします。
私自身、ミスコンに出場することも、サークルを立ち上げるのも、最初はやるべきことがたくさんあって大変だなと思っていました。でも、どんな活動であっても自分がやるんだという覚悟を決めてしまえば、飛び込んだ先の楽しみに気づけます。「いつかやろう」というのは、その時になったらできないこともあるかもしれません。だからなにかに後悔する前に、今やりたいことやできることを、まずはやってみることをおすすめします。
長内 あや愛さん プロフィール
1996.6.23生まれ、東京都出身。慶應義塾大学総合政策学部3年。
14歳からスイーツブログを毎日更新し続けるなど、大のスイーツ好き。将来は「スイーツの食文化に精通した文化人」になる夢を追い、大学では「慶應食の会」というサークルを立ち上げるなど精力的に活動をしている。スイーツの他、各年代の戦隊ヒーローの主題歌が歌える、スキーのインストラクターをするなど多才。最近では日本酒に魅せられ、それに合うスイーツを探すのが楽しみ。
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