「熱意」は就職活動の面接でとても重視されます。しかし、基準があるわけでもなく、目に見えるものでもありません。熱意をどのようにアピールすべきなのかわからないと悩んでいる就活生も多いでしょう。
「熱意」を伝えるにはどうすればいいのか?熱意の効果的な伝え方を紹介します。
- ・なぜ就活の面接では「熱意」を重視するのか
- ├熱意がある学生ほど、志望度が高く一生懸命仕事をしてくれそうだから
- └熱意がない学生は入社してもすぐに辞めてしまいそうだから
- ・熱意を効果的に伝えるためのポイント【内容編】
- ├業界への興味・関心
- ├企業への思い
- └明確なビジョン
- ・熱意を効果的に伝えるためのポイント【印象編】
- ├清潔感を意識した身だしなみ
- ├面接中の姿勢も重要
- └声のトーンと表情にも注意
- ・意外と見落としがち?こんなところでも熱意ははかられている
- ├志望動機は筋が通っているか?
- └面接の最後に質問を3つ以上しているか?
- ・熱意の伝え方を間違えるとマイナス評価になることも
- └的外れな回答をしないよう注意
- ・最後に
なぜ就活の面接では「熱意」を重視するのか
そもそも、なぜ就活の面接では「熱意」が求められるのでしょうか?
あまり感情ややる気を表情に出さないタイプであればあるほど、「目には見えなくてもやる気があるのにな」と感じてしまう方も多いかもしれませんね。
しかし、やはり面接官にとっては目に見えないと何を考えているか分からず不安になってしまうものです。自分の熱意とやる気はできる限りアピールしましょう。
熱意がある学生ほど、志望度が高く一生懸命仕事をしてくれそうだから
就活の面接で「熱意」が重視されるポイントの一つ目は、「熱意があると感じられる学生ほど、自社の志望度が高いと思えるから」、そしてその志望度の高さから「入社後に一生懸命仕事をしてくれそうだと感じる」からです。
どんなに目に見えない熱い想いややる気を抱えていても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。「頑張ります!」の言葉を信用してもらえる一押しとしても熱意のアピールは必要です。
熱意がない学生は入社してもすぐに辞めてしまいそうだから
また、最も自分の頑張りややる気をアピールすべき面接の場ですら熱意を感じられない学生は、「どうせ入社してもすぐに辞めてしまうのでは」と思われてしまう危険があります。
「最近の若者は」とひとくくりにされるのは不快かもしれませんが、実際に「やる気がなさそうだと思ったらすぐに辞めた」という経験をした管理職は多く、可能な限り面接の段階でその素質を見抜きたいと思っていることもあります。
熱意を効果的に伝えるためのポイント【内容編】
それでは、自分の仕事やその企業への熱意をアピールするにはどのような方法が効果的なのでしょうか?まずは内容に関する3つのポイントをご紹介します。
業界への興味・関心
面接で「業界への興味・関心」について語ることで、熱意をアピールすることができます。「業界やそのジャンルに興味を持ったきっかけ」「業界に関する専門的な知識」などを自分の言葉で熱く語ることができれば、採用担当者にあなたの熱意が伝わるはずです。
企業への思い
「企業についてどれだけ調べているか」ということも、熱意をはかるポイントになります。企業について何も知らないようでは、志望度が高いとは思えませんよね?
ホームページや会社説明会で企業についてとことん調べてみましょう。OB・OG訪問やインターンシップに参加するとさらに企業理解が深まります。
明確なビジョン
入社後のビジョンを明確に描けている学生は、「熱意がある」「やる気がある」という印象を与えます。
具体的なゴールや目標を設定したり、明確なビジョンを語ると、採用担当者に熱意を伝えるのに効果的です。
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熱意を効果的に伝えるためのポイント【印象編】
熱意を伝えるには、話す内容だけでなく「見た目」や「印象」も重要なポイントとなってきます。
清潔感を意識した身だしなみ
どんなに面接の数をこなして慣れてきたとしても、毎回面接が始まる前には改めて自分の身だしなみに問題がないかどうかをしっかりと確認しましょう。
上着やシャツのボタンが開いたままになっていたり、スーツにシワが寄っていたりすると、「そこまで熱意がないのではないか」と思われてしまうこともあるからです。
絶対に失敗したくないと思う場面では、服装や髪型などの身だしなみにも気を遣いますよね。面接開始前には、必ず服装や髪型に乱れが無いかをチェックする習慣を見につけましょう。
面接中の姿勢も重要
面接中の姿勢や態度も、あなたの印象を大きく左右します。自分では態度が悪いつもりがなくとも、姿勢が悪かったりするだけでもやる気のない印象を与えることも。面接中は、背筋をしっかりと伸ばすことを意識しましょう。
目が悪いなどで目つきが悪いと、面接官に「態度が悪いな」と思われてしまうこともあります。クセになっているものがないか、友人や家族などに見てもらうのもおすすめです。
声のトーンと表情にも注意
声のトーンや表情も人の印象に大きな影響を与えます。終始暗い表情だったり、小さな声でボソボソと話している人から、「熱意」を感じる人は少ないでしょう。
面接で緊張してしまうのはわかりますが、印象をよくする努力も大切なことです。なにも面接中ずっと笑顔でいる必要はありません。はじめと終わりの挨拶の時だけでも、口角をあげて微笑むことを意識するだけで違いますよ。
意外と見落としがち?こんなところでも熱意ははかられている
ここまで、面接で自分の熱意を効果的にアピールする方法をご紹介してきました。実は見落としがちな部分でも熱意のある・なしを見られていることがありますので、ご紹介します。
志望動機は筋が通っているか?
どの面接でも必ず志望動機を聞かれると思います。そのときに、どの企業でも使いまわせるような、志望動機になっていないでしょうか?
「経営理念に共感し~」「モノづくりが好きで~」などふわっとした志望動機を語ると、「別にうちの会社じゃなくてもいいのでは?」「そこまで志望動機が高くないのでは?」などとその熱意の低さを見破られてしまいます。
その企業のことや自分のこれまでやってきたことを分析し、具体的かつ明確で筋の通った、どのような立場の面接官の方が聞いても納得するような志望動機を目指しましょう。
面接の最後に質問を3つ以上しているか?
面接では最後に「質問はありますか?」と聞かれることがあります。熱意があれば、きっとその企業について聞きたいことがたくさん出てきているはず、と面接官は考えますので、必ず質問を3つ以上することを目指しましょう。
面接の途中で質問しようと思っていたことの答えがわかることもありますので、念のため予備も含め5つくらい質問を用意しておくと安心です。
とはいえ、質問さえすればなんでもいいわけではなく、的外れな質問をすると逆効果になることもあるので要注意です。熱意があるからこそ発生するような具体的な質問がベストです。
熱意の伝え方を間違えるとマイナス評価になることも
的外れな回答をしないよう注意
「熱意を伝えなければ」「もっと自分をうまくアピールしないと」と意気込みすぎて、何を聞かれても自分のアピールばかり話してしまう人がいます。
面接官の質問に対する回答になっていないと、「会話のキャッチボールができない人」という印象を与えてしまいます。
熱意を伝えようと必死になるあまり、空回りしないよう注意してください。
最後に
面接中に自分の熱意をアピールするのは想像以上に難しいものです。自分ひとりでは上手にできているかわからないこともあります。場合によっては自分が想像しているのとは異なる見え方をしていることもありますので、客観的な視点や、他人からのチェックもしてもらいつつ、上手に熱意をアピールしていきましょう!
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