面接では、強い志望動機や自分のアピールだけでなく、「印象に残る」ことも大切な戦略のひとつです。そのためには、自己紹介で面接官の印象に残ることを意識してみると良いでしょう。
「この学生は面白いな、もっと話をしてみたいな」と思ってもらうことのできる、ポジティブに面白いと思われる自己紹介はどのようにすれば良いのでしょうか?印象に残るような面白い自己紹介の考え方をご紹介します。
- ・面接で面白いと思われる自己紹介をするメリットは?
- ├面接官の印象に残る
- ├社内のムードメーカーになってくれそうと思われる
- └独創的で個性があると思われる
- ・面白い思われる自己紹介カテゴリー
- ├名前を印象付ける
- ├ギャップをアピール
- ├地元あるある
- └キャッチフレーズ
- ・ウケを狙ってはNG!これは面白くない自己紹介
- ├スベっているのにしつこい
- └下ネタなど不快になる人もいる内容
- ・自己紹介を考える時のポイントと注意点
- ├自己PRとは違うことを知っておく
- ├ありがちなフレーズは使わない
- ├企業の求める人材を意識する
- └アピールポイントは一つに絞る
- ・最後に
面接で面白いと思われる自己紹介をするメリットは?
そもそも、面接で面白いと思われる自己紹介をすることでどのようなメリットがあるのでしょうか。場合によっては「ふざけている」と思われてしまうのでは……と不安に思ってしまうこともあるかもしれません。しかし、自己紹介が面白いと思われることで、良い部分もたくさんあります。
面接官の印象に残る
面接官は1日に、そして選考期間中にかなりたくさんの数の学生と会い、話を聞いています。その中で、どうしても全員のことを覚えていることは難しいものです。そのため、少しでも面接官の印象に残ることは選考を有利に進めるためにも必要です。
ネガティブなことで印象に残るのではいけませんが、「面白い」ということは、良い印象にもなるし、相手の記憶にも残るという意味でダブルで良いことです。
社内のムードメーカーになってくれそうと思われる
一緒に働く人は、できればギスギスした関係ではなく楽しみながら働くことのできる人がいいはずです。
面白い自己紹介ができる人は、きっと社内でも周囲の同僚を楽しませることができる人だ!と思ってもらうことができ、社内のムードメーカーとなってくれそうだと期待してもらうことができます。
独創的で個性があると思われる
人を楽しませること、そして自己紹介を面白く相手に伝えることは、マニュアル通りではなかなかできません。自分の頭で考え、工夫し面白い話ができる人は独創的であり、かつ個性を発揮できるのではという期待も持たれるでしょう。
特に、独創性や個性を求められるクリエイティブな職種の場合には、面白い自己紹介をすることで有利に面接を進めることができるはずです。
面白い思われる自己紹介カテゴリー
面白いと思われる自己紹介がメリットだらけであることはわかりましたが、実際にはどのような内容を話せばいいのでしょうか。いくつかのカテゴリーにわけてご紹介していきます。この中で、自分にもあてはまるものや使えそうなものがあればチャレンジしてみましょう。
名前を印象付ける
名前を印象付ける方法とは、特徴的であったり、少し変わった名前を持っていたりする方の場合に有効です。特に名前は面接官が「この子はどういう子だっけ……」と思い出すときに必ず目にするものですので、「●●さん……あー、特技がバスケットボールの子だ!」と連動して思い出してもらえるネタをなにか伝えておくと良いでしょう。
特徴のある名前でなくとも、「親が○○のように育ってほしいと願い、この名前になりました。実際その通りに成長できたと思います」などと、由来と共に伝えることで印象づける方法もあります。
ギャップをアピール
合コンなどでも有効なネタですが(笑)、第一印象や通っている大学とのギャップをアピールすることも印象に残る方法です。
「体育大学ですが、実は文系です」とか、「真面目そうに見られますが、バーテンダーのアルバイトをしています」といったように、ちょっと「おっ!」と思われるギャップが面白いと思ってもらえるかもしれません。
地元あるある
地方出身の方は有利な自己紹介のネタです。「毎年地元のおまつりで100kgもあるおみこしを3人でかついでいました!」といったように、ただの体力アピールではなく地元愛をアピールしつつ相手に印象付けることができます。
キャッチフレーズ
自分の特技や、誰にも負けない!と思っていることをキャッチフレーズのようにして伝えることもおすすめです。かなりセンスが問われますが、印象には残りますし、短い文章で自分のアピールができることは絶対に評価されます。
たとえば、「10年間毎日牛丼を食べた男」のように、牛丼チェーンの面接でアピールすることや、「力仕事なら山田を呼べ、でおなじみ」というように体力と人望をアピールすれば必ず面接官は印象に残るはずです。
できるだけ、ひねった言い回しや数字を入れるなどするとより印象に残るキャッチフレーズとなります。
ウケを狙ってはNG!これは面白くない自己紹介
面白い自己紹介をしようとしてスベってしまうことほど悲しいことはありません。ウケ狙いをするのではなく、あくまで相手にポジティブに記憶してもらうことが目的です。NGな自己紹介を紹介します。
スベっているのにしつこい
面接官が微妙な表情をしている、あるいはスベっているにも関わらずs、しつこく何度も同じネタを話すのは避けた方がいいでしょう。「空気が読めない」と思われてしまいます。
下ネタなど不快になる人もいる内容
面白ければ何でも良いわけではありません。下ネタや極度の自虐など、相手が不快になる恐れがあるものについては避けたほうが無難です。
自己紹介を考える時のポイントと注意点
自己PRとは違うことを知っておく
自己紹介と自己PRは似ているので、混同してしまっている学生も多いです。まずは自己紹介と自己PRとの違いを理解しておきましょう。
自己紹介では「あなたがどんな人か」を伝えることを意識して、自己PRでは「あなたの強みや長所」を伝えるようにします。
「自己紹介をしてください」と言われているのに自己PRを話してしまうと、「的確な受け答えができない」「質問の意図を理解していない」と思われマイナス評価となることもあります。
ありがちなフレーズは使わない
自己紹介で個性を発揮して面白いと思ってもらいたいなら、ありがちな表現やアピールは避けましょう。例えば趣味の場合、読書や映画鑑賞、旅行などはありがちです。あまりやっている人がいない趣味や、好きなことなどについて話すのがいいでしょう。
面白いことを言おうとする必要はありません。趣味や好きなことについて話すことなら誰にでもできますよね。将来の夢や、やってみたい仕事についてを語るのもいいでしょう。
企業の求める人材を意識する
できれば自己紹介で話す内容は、企業によって変えるのがベストです。企業の雰囲気や求めている人物像を理解して、その人物像に寄せるのがいいでしょう。
企業研究やOB・OG訪問、インターンシップなどで企業の社風や活躍している人について調べてみてください。
アピールポイントは一つに絞る
自己紹介の目的は、あなたの人間性や性格を伝えることです。しかしあれもこれもと要素を詰め込むのはよくありません。
内容が多すぎると、どれも印象に残らない可能性が高いからです。自己紹介で話す自分の特徴は一つに絞るのがいいでしょう。「キャッチフレーズ」を使って、簡潔にアピールするのがおすすめです。
最後に
自己紹介は第一印象を決める大切なアピールの場です。簡潔に自分の魅力を面白く伝えることができれば、その後の面接はきっと有利に進むことでしょう。
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