もしあなたが面接中に、「日本にはどのくらいの電柱があると思いますか?」といきなり試験官に聞かれたらどう答えますか?
正直に言うのがいちばん!「わかりません!」
もしかして圧迫面接?「その質問の意図を教えてください」
頭が真っ白になってしまう「・・・(無言)」
実はこれ、「フェルミ推定」という、今就職面接で急増している質問の形式なんです。
フェルミ推定とは、実際に調査するのが難しい、冒頭の質問のような問いかけに対して、
いくつかの手がかりを基に論理的に推論して、短時間でおおよその数値をはじき出すものです。
「実際に面接の場でそんなこと聞かれても、答えられないよ!」という方も多いと思います。
でも大丈夫。いくつかのコツをつかんで、練習を繰り返せば、特に難しいものではありません。
では、冒頭の問題を基に、「フェルミ推定」の解き方を説明します!
少し考えてから下記解答を読んでみましょう。

まずは、わかる値から整理する。
日本を東京、大阪などの「都市部」と、それ以外の「田舎」に分けます。
日本全体の土地面積のうち、都市部は10%程度、田舎は90%程度と仮定します。
ベースとなる値を設定する
次に、都市部と田舎は、人口密集度などを考慮して、面積当たりの電柱の数が異なると考え、
都市⇒50mx50mで1本、田舎⇒150mx150mで1本程度の電柱を有していると仮定します。
(自分の家の近所の様子などを思い起こして、推測します)
全体の数値を求める
そして、日本全体の面積から、都市部と田舎、それぞれの面積の値を求めます。
日本面積=380,000㎢
↓
都市面積(全体の10%)=38,000㎢
田舎面積(全体の90%)=342,000㎢
次に、面積当たりの電柱の数を掛け合わせましょう。
都市本数⇒38,000*1000*1000/2500=15,200,000本
田舎本数⇒342,000*1000*1000/22500=15,200,000本
最後に、都市部と田舎の電柱の数を足します。
15,200,000本+15,200,000本=30,400,000本
これが答えとなります。
まとめ
実際には、【33,211,965本(NTTのデータより2011年)】
ということで、近似値をはじき出すことができました。
いかがでしょうか?
フェルミ推定は、日本の人口や土地面積等の一般常識と、やり方のコツさえわかっていれば、怖いものではありません。
インターネット上にも多くの例題があるので、面接までに練習を重ねましょう!
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