企業の募集要項を見ると営業職という職種の募集が多く、将来営業の仕事を志望する学生も少なくありません。ES(エントリーシート)や履歴書に営業職の志望動機を書くときどのようなことに注意して書けばいいのでしょうか。この記事では志望動機を書くときのポイントや例文を紹介します。
- ・志望動機は明確に熱意を伝えることを目標に
- ・志望動機の構成のポイント
- ├結論は一番初めに述べる
- ├具体的な実績や経験で説得力をつける
- └経験から得たものをどのように役立てるか
- ・営業職の志望動機で使えるテーマやアピールポイントの例
- ├何故営業職を志望するのか
- ├営業でどのようなことがしたいのか
- ├企業の営業の仕事内容に触れる
- └営業に向いているというアピールをする
- ・志望動機の例文
- ├①企業の事業に重点を置く志望動機の例文
- └②営業職に向いていることをアピールする志望動機の例文
- ・志望動機では営業に求められる能力やスキルをアピールすると効果的
- ├積極性や粘り強さをアピールする
- ├コミュニケーション能力をアピールする
- └インターンでの営業経験をアピールする
- ・最後に
志望動機は明確に熱意を伝えることを目標に
ES(エントリーシート)や履歴書に志望動機を書くときはその仕事に対して熱意があることを相手に明確に伝えることを目標にしましょう。「海外でインターンシップを経験した」「起業した経験がある」など、誰もがすごいと思うエピソードを伝えることが重要であるわけではありません。
自分がした経験から学んだことや得たことが、将来志望する仕事で活かせるということを伝えることが重要です。
志望動機の構成のポイント
企業の人事の方は毎年多くの就活生の選考を行なっていて、面接の直前にエントリーシートを読むこともあります。 志望動機を書くときの文章の構成は、相手に内容をわかりやすく伝えるための重要な要素です。
結論は一番初めに述べる
まず重要なポイントは、自分の1番言いたいことを1番初めにはっきり述べることです。数多くあるエントリーシートの中から自分のエントリーシートを選んでもらうためには、パッと読んだときに内容が頭に入りやすい文章を書く必要があります。
これは「結論ファースト」と言われていて、先に結論を述べることで相手にどんな話をするのか明確に伝えられます。エントリーシートだけでなく、面接での会話でも重要なことです。
具体的な実績や経験で説得力をつける
結論を述べた後は何故そうなったのか、どのような体験であったのかなど具体的に説明します。 この時に具体的な実績や経験のエピソードを細かく伝えるほど説得力が高まります。
経験から得たものをどのように役立てるか
最後はもう一度結論に戻り、経験から得たスキルや考え方をどのように仕事に役立てられるか、役立てたいかを述べるといいです。将来の仕事につなげることでより仕事への熱意が伝わりやすくなります。
営業職の志望動機で使えるテーマやアピールポイントの例
営業職の志望動機を書く時に盛り込むといい、テーマやアピールポイントをいくつか紹介します。志望動機を書くときに伝えたいことやアピールしたいことが多く、すべて盛り込もうとすると本当に伝えたいことが伝わりません。自分が何を伝えたいのかポイントを1つか、多くても2つにまとめて書くといいでしょう。
何故営業職を志望するのか
なぜ営業職に就きたいのか、理由を明確に書くことは重要です。また就活の志望動機作成では、志望理由を更に深く分析する必要があります。営業職を志望したいと思ったきっかけなどのエピソードを盛り込むと、より具体的で企業側にも熱意が伝わりやすくなります。
営業でどのようなことがしたいのか
営業の仕事でどのような活躍をしたいのか、仕事を通して社会にどのような価値を提供したいのかなど、具体的に将来のビジョンを伝えられるとより説得力が増します。
具体的にやりたいことがあることを伝えるためには、志望している業界や企業についてしっかり研究し情報を収集しておくことが必要です。
企業の営業の仕事内容に触れる
その企業の仕事内容や事業の特徴について触れながら志望動機を書くとより具体的な話ができます。例えばその事業の形から営業職が法人営業なのか、消費者を相手とする一般営業なのかなどの違いを把握しておくことも具体的な志望動機を書く事に必要です。
営業に向いているというアピールをする
自分の経験やその経験から得たスキルなどについて書き、営業の仕事に向いているとアピールすることも有効です。例えばアルバイトなど接客業の経験がることやその仕事から学んだことについて書くなどすると説得力があります。
志望動機の例文
志望動機の例文を紹介しますので参考にしてみてください。
①企業の事業に重点を置く志望動機の例文
1つ目は企業の事業内容に重点を置いて志望動機を書く場合です。
【志望動機の例文】
私はお客様の雇用の問題を解決することで社会の労働問題の解決につなげるという、貴社の経営理念に感銘を受け志望しました。
近年は少子高齢化が進み、日本では労働者不足を解決するために新たな労働力が必要であるとゼミの研究で学びました。
お客様一人ひとりの課題に向き合い、就業後もお客様のケアを大切にする貴社のサービスは企業と労働者のミスマッチングを無くすことができる事業だと思っています。
貴社に入社しましたら、営業の仕事でお客様一人ひとりの課題に向き合いたいと思います。
②営業職に向いていることをアピールする志望動機の例文
2つ目は接客業などの経験から自分が営業職に向いているということに重点を置いた場合です。
【志望動機の例文】
私は販売職でお客様一人ひとりの潜在的なニーズを見つけるという経験を活かしたいと思い、営業職を志望しました。
私は大学時代にアパレルの販売職を経験しました。店舗の売り上げをアップさせるために接客するお客様の気分や予算、性格を気にしながら、話しかけるタイミングやおすすめする商品を選びました。
その結果目標を立てた翌月の売上は前月に比べて1.5倍にすることができました。
志望動機では営業に求められる能力やスキルをアピールすると効果的
積極性や粘り強さをアピールする
営業の仕事では積極的な姿勢が求められることが多いので、志望動機では積極性をアピールすると効果的です。
志望動機にはフットワークの軽さや、行動力をアピールできるようなエピソードを盛り込むといいでしょう。
営業の仕事を続けるには、粘り強さも必要です。ちょっとしたことでくじけることなく、根気強く最後まで何かをやり遂げた経験などもいいアピールになります。
コミュニケーション能力をアピールする
営業には高いコミュニケーション能力が求められます。学生の場合、実際に営業の仕事をしたことがない人が多いと思うので、コミュニケーション能力の高さで営業への適性をアピールするのが効果的です。
コミュニケーション能力の高さについて誤解している人も多いのですが、「話がうまい=コミュニケーション能力が高い」ということではありません。
営業では自分から話すだけでなく、話を聞く能力も大切です。話をうまく聞くことで信頼関係を築いたり、相手のニーズをうまく引き出すことにつながるからです。自分から話すのが苦手な人は、「話を聞く能力」をアピールしてみてください。
インターンでの営業経験をアピールする
インターンシップに参加すると、実際に営業の仕事を体験できることもあります。営業の経験がある学生は少ないので、営業経験は他の学生に差をつける効果的なアピールとなります。
実際に営業の仕事を体験してやりがいを感じたこと、自分の成長につながったことなどを書くのがいいでしょう。
どんな体験をしたのかは、できるだけ具体的に書くようにします。毎日何件の電話をかけた、月に何件訪問したなど書くと、採用担当者があなたの経験やスキルをイメージしやすくなります。
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最後に
志望動機を書くときは何を伝えたいのか論点を絞って書くと相手に伝わりやすくなります。また経験や将来のビジョンについて具体的なエピソードを盛り込むとより説得力のある志望動機が書けます。
志望動機はエントリーシートだけでなく面接など選考が進むにつれてより重要な学生の判断材料になっていきます。自己分析や業界・企業研究を行い就活に備えましょう。
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