キャリアセンターには毎日たくさんの学生達が訪れます。
今回は最近の学生に多くなってきた、直した方が良い「学生あるある」をお届けします。
なかなか耳の痛い話になるかもしれせんが、最後までおつき合いください。
基本マナーの欠如?椅子や本が元のように戻せない
キャリアセンターには相談コーナーのほかにも、就活本を閲覧できるコーナーや、パソコンで検索&印刷ができるコーナーなど学生が自由に使える資料コーナーがあります。
自分ではなかなか買えない1000円以上する本や毎月買うのは難しい就職活動に役立つ雑誌、学内で行われた講座のDVDを無料で借りられたり、パソコンで調べたページや応募書類を何枚でも印刷できたりと非常に便利で経済的です。
是非活用してください。
しかし、そんな便利な場所を使った後、椅子が出しっぱなしだったり、番号順に並んでいた本を元の場所に戻せなかったり、作業をした後消しゴムのカスやゴミをそのままにしたりという学生が非常に多くなりました。
「現状復帰(現状回復)」という言葉は、このような学生たちに是非知ってほしい概念です。
使ったものなどをも元通りにし、自分が来る前の状態にすることを「現状復帰(現状回復)」」といいます。
公共の場所は自分の部屋ではありませんから、「すべてを元通りに」しましょう。
そして、最近貴重品が入ったバッグなども、おきっぱなしにしてトイレにたったりする学生も多くなりました。
無用心ですよね。。。
そのような学生さんを見ると、就職活動中の様々なシーンが浮かんで非常に不安になります。
例えば会社説明会で
○椅子をちゃんと戻せるか
○机の上の消しカスは集めて持ち帰ることができるか
○カバンを置いたまま部屋を出てトイレに行ったりしていないか
といったことは見られています。
人間は、普段できていないことを大事なときにするのは難しいものです。
プロのスポーツ選手を思い浮かべてもらえばわかると思いますが、試合で活躍するために普段辛い練習を毎日続けているのです。
それでも結果が出ないときもあります。
みなさんはそこまでやる必要はありませんが、是非就職活動本番に向けて身の回りに気をつけるようにしましょう!
え?何しにきたの?用件も名前もいえない・・挨拶もしないの?
キャリアセンターに来る学生の目的は様々です。
例えば学内で行われている就職活動の講座に出られず、その際に配られたレジュメを取りに来るなどの用途で訪れる学生さんもいます。
その際に、入ってきてまず一言用件を言ってくれればすぐわかるのですが最近その一言が正確に言える学生さんがなかなかいません。
「あの~配られた紙~」「なんか、友達が持ってたやつ」
こんな一言目はよくある話。
そんな学生さんがあまりに多かったので、私がいたキャリアセンターには
入口に
「入ってきたら こんにちは」という大きな看板を掲げていました。
そうすると何故か挨拶してくれるんですよ。
それはそれで面白いなぁ、書いてあると挨拶するのか・・とも思いましたが(笑)
小さい頃に習ったと思いますが、人にモノを尋ねるときはまずは
あいさつ→名前を名乗る→用件を言う
の順番で話しましょう。
先ほどの例であれば
「こんにちは」→「経済学部3年の関根です」
→「先週の就活講座で配られたレジュメがほしいのですがありますでしょうか」
になりますよね。
こんなこと、できるよ!って思っている学生さんが多ければいいのですが優しすぎる大人に囲まれてきた学生さんですと、今まで何か欲しそうにしていればだれかが「どうしたの?」などと助け舟を出してくれていたのかもしれませんし、恥ずかしい気持ちが先に立って、言葉が出てこないのかもしれません。
就職活動中や社会人になってからも、第一声は非常に大事です。
しっかり言葉を発することができるようになりましょう!しかも大きな声で!
何故怒っているの!?テンパって怖い人になってしまう学生さん
挨拶できない、用件が言えないとは少し違うタイプですが、何故か初めから怒り気味で登場してくる学生さんがいます。
「○○って聞いたんですけど、どうなんですか?」
「□□ってやらないといけないんですか?」
など、どうしてなのか高圧的に出てしまいます。
これは実は怒っているのではなくて、よく聞いてみると「不安でどうしようもなくて、気持ちが高ぶって、怒っているように見えてしまう」というものがほとんどでした。
就職活動の際は不安になるのは当たり前です。
だって初めての体験なのですから。
しかし、不安だからと言って人に高圧的な態度を取るのは得策ではありません。
しかも、何かを教えてもらうときは「低姿勢」が基本です。
もし、自分も何故かこういうときがあるなと思ったらこの方法を試してみてください。
「聞きたいことを紙に書きましょう」
人は気持ちがいっぱいいっぱいの時、それを外に出すことが重要です。
しかし、直接話し出してしまったら、とめどなく溢れる危険性があります。
もちろん、キャリアセンターでそのようになってしまってもアドバイザーや職員は対応できますから大丈夫ですが、就職活動中人事の方や企業の方に同じようには対応してもらえません。
そのとき紙に書き出して整理してあれば少し落ち着くことができますし、もし紙に書き出したときに「あれ?何か変だな」と思えばすぐに修正することができます。
もちろん、紙ではなくSNS等でもいいですが自分だけが見られるものの方が振り返ることができるし、批判もされないので安心です。
もちろん携帯のメモ機能などを使ってもいいですよ。
自分と向き合う為にまずは書いてみる。
オススメします。
あれ?どこにいったかな?持ってきたはずの資料がない!!
インターンシップの応募の際や、就職活動本番の書類提出前は、キャリアセンターの添削が大人気です。
何度も何度も持ってきて完成に至るのが通常ですから、指摘されたところをしっかり直して持っていきましょうね。
ところでこの添削の際、自分の順番になってカバンをガサゴソはじめる学生さんが結構います。
それもそのはず、就職活動が始まると大学の就活講座でもらうレジュメをはじめ、履歴書やエントリーシートの下書きや本番用の紙、企業情報をプリントアウトした紙、会社案内などの説明会でもらった資料など、実にいろいろな書類に埋もれることになります。
元々整理整頓が得意なタイプの学生さんは、すぐに取り出せるように、カテゴリー別にファイルを分けたりしていて安心なのですが、整理整頓が苦手な学生さんはすべてを同じクリアファイルに入れてしまったりしていて、ものすごく分厚いファイルが2.3個リュックから出てきたりします。
その中から「今添削して欲しい資料」を探すのは至難の業で、上記のように私たちの前にきてから「ガサゴソ」するということになってしまいます。
しかも、そのファイルには本番用提出用のエントリーシートも入っていたりして角が曲がったり、少し汚れたりととても本番出すものとは思えない状況になっているものも見かけます。
これは・・・もうこの時点で書類選考通過できません。。
そんな状態になりそうだな・・・と思う学生さんは、初めから自分で整理方法を考えずgoogleなどで「就職活動 書類 整理」などと検索してみてください。
上手な整理方法が披露されています。
100円ショップのファイルやバインダーを上手く活用して綺麗に整理してみてください。
やる気もちょっとアップしますし、何よりも書類をなくしたり、探したりせずに済みます。
社会人になってからも、ファイリングや整理整頓は仕事の1つです。
今のうちから最低限の整理力を身に付けておきましょう!
最後に
いかがでしたか。
初歩的ですが大切なことは就職活動でも、社会人生活でも変わりません。
自分ができることはそのままできるように、できないことは少しでもできるように「方法」を探して実行してみてくださいね。
やっていれば少しずつ慣れて、できるようになります。
このようなことも社会人になる前の訓練なのかもしれません。
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