【例文あり】新卒の履歴書の志望動機欄の書き方のポイント

就活の中で、ほぼ必ず企業に提出するものが履歴書。ここには色々なことを書きますが、中でも学生のみなさんが頭を悩ませているのが志望動機欄ではないでしょうか?今回は、この履歴書の志望動機に何を書けばいいか、どんな書き方をすればいいか伝授していきます。

【例文あり】新卒の履歴書の志望動機欄の書き方のポイント
目次

履歴書の志望動機をうまくまとめるポイント

履歴書の志望動機は簡潔にまとめる

履歴書の志望動機は、何よりもまず簡潔にまとめることが重要です。ES(エントリーシート)の志望動機などはたっぷりとスペースがあり、なぜその力を培ったのか、具体的な例を出して説明することもできます。

しかし履歴書の志望動機にそれを全て書くのは難しいので、アピールしたい点は1つか2つに絞り、簡潔にまとめてください。

要点だけをまとめて「会ってみたい」と思わせる

履歴書の志望動機はさほど大きくないので、あまり些末なことまで書いていると読んでいてわかりにくい文章になってしまいます。履歴書の志望動機には、アピールしたいことの要点だけをまとめましょう。

自分はどんな力を持っていて、それを入社後にどう使って会社に貢献してきたいのか。ここを相手にわかってもらえるようにするのが重要です。

志望動機の詳細はESでアピールする

そもそも、志望動機は履歴書ではなく別紙で出すことが多いです。多くの企業はESに志望動機を書く欄があります。本気を出すべきは、そちらです。

履歴書には、ES用にしっかり考えて練った志望動機を簡潔にまとめたものを書いてアピールするようにしましょう。

【例文付き】履歴書の志望動機の書き方

では具体的に、履歴書の志望動機はどのように書けばいいのでしょうか?

企業に共感したポイントをベースにした「志望動機」の例文

志望動機では、自分がなぜその企業に応募したかを明確にする必要があります。そのときに使えるのが「企業のどこに共感したか」です。採用HPの企業理念を読んだり、説明会での社長の話を聞いたりして、共感できた部分を志望動機に書きましょう。

【例文】
私は、御社の「衣服を通じて人々の笑顔を作る」という企業理念に共感し、志望致しました。

服というものは機能性ももちろん大切ですが、ファッションアイテムとして人々を幸せにできると感じています。私自身、大学の謝恩会や結婚式で御社のドレスを着用し、そでを通した途端に明るい気分になった経験があります。

特に御社の○○シリーズはパーティ向けのラインナップで、どれも華やかなものばかりです。こうした商品をたくさんの人に知ってもらい、「この服を着るだけで、幸せになれる」とお客様に思ってもらいたいと思います。

自分の経験をベースにした「志望動機」の例文

自分が学生時代に経験したこと、得た知識やスキルをアピールポイントとして、志望動機につなげるというやり方もあります。「どんな経験から何を学んだのか」「それをどう活かすか」を簡潔にまとめましょう。

【例文】
私は大学時代、結婚式場のホールスタッフのアルバイトをしていました。そこで先輩に、「お客様が私たちを呼ぶ前に、こちら側から気が付いて対応しなければならない」と教わりました。

初めはお料理やドリンクを運ぶのに精いっぱいで、なかなかこちらからは気がつけずお客様から声をかけられて対応するばかりでした。しかし仕事に慣れてくると少しずつ余裕ができ、だんだんと自分から気がつけるようになりました。今では後輩から「○○さんのように、お客様に常に気を配れるようになりたいです」と言ってもらえるまでになりました。

こうしたスキルを、ぜひ御社で活かしたいと思っています。御社のホテルは「お客様が自宅以上にくつろげる場所を提供する」というコンセプトですので、こちらからお客様が何を求めているかを察し、期待以上の接客をしたいと思っています。

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こんな志望動機は通らない!NGな志望動機例

履歴書の志望動機で、よくある失敗や気をつけたいNG例をご紹介します。

志望動機が思いつかないから書かない

「志望動機が思いつかない」「何を書けばいいかわからない」、と悩んでいる就活生は多いでしょう。「そもそもこれといった志望動機がない」、という人もいるかもしれませんね。

しかし志望動機がないから、思いつかないからといって、志望動機を書かずに空欄で提出するのはNGです。

志望動機が空欄だったり、極端に短いだけで、「熱意がない」「入社したいという意欲が感じられない」といった印象を与えます。志望動機は書類選考で重視される大切なポイントなので、必ずしっかりと書くようにしましょう。

使い回しができるような「志望動機」

志望動機を適当に書いていると、書類で落とされてしまうNGな内容になってしまいます。まず気をつけるべきは、「そのまま他社に提出できるくらい、使いまわし可能な内容になっていないか」という点。なぜその企業が良いのか、具体性がないまま提出するのはやめましょう。

具体性にかける「志望動機」

また、抽象的な内容ばかりになっていないかも気をつけましょう。例えば「部活を通してリーダーシップを身に着けたので、それを仕事で活かしたい」では、実際のところ何も伝わりません。

「サッカー部で部長として30人のメンバーをまとめ、練習メニューを率先して作るなどしてリーダーシップを培った。それを活かして、将来的にはチームのプロジェクトリーダーとして自ら企画を練ったり、メンバーを率いていきたい」など具体的に書くことを意識しましょう。

誤字・脱字が多い

基本中の基本ではありますが、誤字・脱字に気をつけましょう。よりボリュームの大きいESに集中するあまり、履歴書の志望動機にうっかりこうしたミスをしてしまう人は少なくありません。

下書きをしたら少し時間をおいて読み直し、確実に正しいことを確認してから本書きしましょう。

志望動機の説得力を高めるためには?

ここでは志望動機の質を高めるためにできることをご紹介します。

志望動機は働いている姿をイメージして書く

志望動機であよくありがちな失敗が、自分のスキルや経験をアピールするだけになってしまっているもの。これではただの自己PRで「志望動機」とは言えません。

「経験やスキルを実際の仕事でどういかすか」ということまで必ず書くようにしましょう。採用担当者が、あたが自分の強みを業務でいかしながら働いている姿をイメージできるように書いてみてください。

ありきたりな志望動機にならないよう注意!

志望動機として、「理念や活動内容に共感して」「その企業の商品やサービスを愛用している、ファンである」といった内容を書く就活生はとても多いです。

こうしたありがちな志望動機では多くの志望動機に埋もれていまい、採用担当者に印象付けることができません。

志望動機の質を高めるには、よくありがちな志望動機ではなく、オリジナリティのある理由や表現ができるよう書き方を工夫する必要があります。

OB・OG訪問やインターンシップに参加して企業理解を深める

志望動機の説得力を高めるには、志望する企業の特徴や求める人材をよく理解しておく必要があります。

ホームページに掲載されている情報やインターネットから得られる情報では、十分にその企業を理解することは難しいでしょう。企業をよく理解するには、OB・OG訪問をして、企業で働いている先輩と話してみるのがおすすめです。

時間に余裕があれば、企業のインターンシップに参加するのもいいでしょう。実際に企業の雰囲気が知れるのはもちろん、活躍している人材もわかるので、志望動機の作成もスムーズになります。

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最後に

今回は、履歴書の志望動機についてご紹介しました。何をどんな風に書けばいいかわからなかった方も、こちらの例文を参考にぜひ素敵な志望動機を練り上げてくださいね。


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