【企業研究】博報堂の年収はどれくらい？平均年収や働き方について徹底解説！

博報堂は雑誌広告やフィルム、看板広告などを手がける大手広告代理店です。博報堂の平均年収や勤務環境、働き方について解説します。

博報堂とは

博報堂は1895年に創業した大手広告代理店です。本社は東京都の港区に置かれています。「生活者発想」と「パートナー主義」を掲げており、人を”生活者”と捉えた発想が特徴的です。個人のアイデアをまとめて改善させながらチームのアイデアを作っていくという風潮があります。

博報堂の年収について

大手広告代理店である博報堂の年収はどれくらいなのでしょうか。平均年収や具体的な職種と年収の例、競合他社との比較を交えて博報堂の年収について解説します。

平均年収、初任給

博報堂は平均年収を公開していません。参考に転職サイトオープンワークの口コミによる平均年収を見てみると1,016万円となっています。国税庁の令和元年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は503万円のため一般的な企業に比べて極めて高い金額です。

博報堂は年俸制を取り入れています。2020年度の年俸は360万円＋超過勤務手当＋業績賞与となっており、これを月ごとに計算すると初任給は30万円＋超過勤務手当＋業績賞与となっています。

令和元年賃金構造基本統計調査結果（初任給）の概況によると大学卒の初任給は男女平均21万200円、大学院修士課程修了の初任給は男女平均23万8,900円となっているため、博報堂の初任給は大学卒、院卒共に平均よりも非常に高くなっています。

具体的な役職と年収の例

転職サイトオープンワークの口コミなどから具体的な職種と年収の具体例をご紹介します。

・営業　在籍10~15年　新卒　男性　1,100万円
・営業　在籍10~15年　新卒　男性　1,200万円
・営業　在籍5~10年　中途　男性　1,150万円
・営業　在籍5~10年　新卒　男性　1,000万円
・営業　在籍5~10年　新卒　男性　920万円

口コミによると若手のうちは残業代の割合が大きく給料が上がり、年次が上がると見込み残業になるとのことでした。

他の企業と比較

広告業界の平均年収は589万円です。博報堂の口コミによる平均年収は1,016万円のため平均よりも高くなっています。

次に同業他社と比較してみます。

・株式会社電通グループ　　　　　1,168万円
・株式会社サイバーエージェント　681万円

博報堂の口コミによる平均年収は電通よりも低く、サイバーエージェントよりも高いことがわかりました。

博報堂の働き方

博報堂への就職を考えるなら、年収以外に働き方も知っておきたいところです。ここでは博報堂の働く環境や制度を紹介します

アイデアを認め合う社風

博報堂では個人のアイデアの力に加えてチームでより良いアイデアに改善していくチームの力を重視しています。そのため人の意見を否定せず、一度受け止めてから打ち合わせを進めるという文化があります。従って選考でも個人の独創性はもちろんチームで協力する力も求められます。

クライアント主導の業務

広告代理店全般に言えることですが、全ての仕事がクライアントスタートであるため業務内容や時間はクライアントに左右されることが多くなります。また博報堂では「パートナー主義」を掲げており、消費者である”生活者”は何を求めているかという分析から提案がスタートします。

人気企業で働きたい！博報堂の就活対策

人気企業である博報堂の就職はかなり難易度が高いです。そんな博報堂で内定を得るために実践すべきおすすめの就活対策をご紹介します。

誰にも負けない特徴を示す

博報堂では新卒採用ページでも触れられている“粒ぞろいより粒ちがい”な人物を求めて「等身大の個性」を選考において重視しています。これは選考に限ったスローガンではなく、博報堂の社内でもよく使われている言葉のため入社後も必要になります。

無理に企業の求める人物像を演じるよりもこれだけは負けない！という個性をアピールすると良いでしょう。そのため「自分は何を譲れないのか」「何にこだわりがあるのか」について自己分析を徹底的に行いましょう。

グループワークの練習をする

博報堂の選考フローではキャリアディスカッションと呼ばれるいわゆるグループディスカッションがあります。博報堂では珍しくグループディスカッションが複数回実施されるため、念入りな対策が必要です。「リーダーシップを示す」「人の意見を否定しない」「論理的に話す」ことを意識して練習しておきましょう。

最後に

博報堂の平均年収は公開されていませんでしたが、口コミによる平均年収は1,016万円でした。博報堂の選考は複数回のグループディスカッションに面接とハードなものです。自己分析やグループディスカッションの練習をしっかり行って臨みましょう。