凸版印刷(とっぱんいんさつ)は大日本印刷とともに国内印刷業界2強の1つで、印刷テクノロジーを中心に事業を行っています。この記事では凸版印刷の平均年収や就活対策について解説します。
- ・凸版印刷とは
- ・凸版印刷の年収について
- ├平均年収、初任給
- ├具体的な役職と年収の例
- └他の企業と比較
- ・人気企業で働きたい!凸版印刷の就活対策
- ├各事業部の業務内容を分析する
- └インターンシップで早期選考を目指す
- ・最後に
凸版印刷とは
凸版印刷とは1900年に印刷会社として創業した企業で、本社は東京都台東区にあります。国内約220社、世界に150以上の拠点を有しており、連結売上高は1.5兆円となっています。
マーケティング・セキュリティに関わる「情報コミュニケーション」、ライフスタイルからライフサイエンスに関わる「生活・産業」、テクノロジーに基づいてニーズに応える「エレクトロニクス」の3つの事業分野を組み合わせて事業を展開しています。
凸版印刷の年収について
就活生からの人気も高い凸版印刷の年収はどれくらいなのでしょうか。平均年収や具体的な職種と年収の例、競合他社との比較を交えて解説します。
平均年収、初任給
有価証券報告書(2021年4月1日-2022年3月31日)によると凸版印刷の2022年3月31日時点での平均年間給与は700.1万円(賞与及び基準外賃金を含む)となっています。国税庁の令和2年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は433万円のため一般的な企業に比べて極めて高い金額です。
凸版印刷の新卒採用は「営業・事務系」「企画系」「技術系」の3つの職種で募集しています。それぞれの初任給は共通しており以下の通りです。
大学卒 223,500円
修士了 242,000円
*2021年4月初任給実績
*東京勤務の場合
*都市手当10,500円含む
令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況によると大学卒の初任給は男女平均21万200円、大学院修士課程修了の初任給は男女平均23万8,900円となっているため、凸版印刷の初任給は修士卒、大学卒共に平均より少し高い水準となっています。
具体的な役職と年収の例
就職転職情報サイトOpenWork(オープンワーク)の口コミなどから具体的な職種と年収の具体例をご紹介します。
・情報コミュニケーション 在籍20年以上 新卒 男性 685万円
・事務管理 在籍5~10年 中途 男性 600万円
・DXデザイン 在籍3年未満 中途 男性 530万円
・営業 在籍3年未満 新卒 男性 330万円
・生活系 在籍20年以上 新卒 男性 800万円
口コミによると平均年収は高いものの長時間残業によるものが大きいとのことでした。ただし残業代はしっかりつくようです。また評価制度の不透明さが根付いているとのことでした。
他の企業と比較
ブンナビ!2024(https://bunnabi.jp/2024/)を参考に印刷業界、同業他社と平均年収を比較します。データは2022年10月時点のものです。
印刷業界の平均年収は537万円です。凸版印刷の平均年収は700.1万円であったため、業界平均よりもかなり高い水準であることがわかりました。
次に印刷業界の他社と比較します。
・大日本印刷 766万円
・トッパン・フォームズ 682万円
・NISSHA 628万円
・共同印刷 555万円
凸版印刷の平均年収は大日本印刷に比べると低いものの、他の同業他社と比べると高いことがわかりました。
人気企業で働きたい!凸版印刷の就活対策
人気企業である凸版印刷の就職はかなり難易度が高いです。そんな凸版印刷で内定を得るために実践すべきおすすめの就活対策をご紹介します。
各事業部の業務内容を分析する
凸版印刷の就活本選考体験記(2022年卒,企画職)(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-toppan6)によると、印刷という名前にとらわれず、各事業部がどのような事業を行っていて、何が企業の収益源となっているのかをしっかりと分析したことが内定に繋がったとのことでした。
企画職は他の職種に比べると採用人数が40人程度と少ないです(2022年度 営業・事務系:170名 企画系:40名 技術系:210名)。そのぶん倍率も高くなるため、根拠を持った志望理由が必要です。自分が興味がある仕事はもちろんですが、事業部ごとの分析もしっかり行いましょう。
インターンシップで早期選考を目指す
凸版印刷の就活本選考体験記(2022年卒,営業・事務職)(https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu-report-toppan7)によると、2daysインターンに参加したことで早期選考の案内があったとのことでした。インターンシップの参加は選考に有利になるだけでなく、複雑な事業の企業理解にも繋がるためぜひ応募しましょう。
最後に
凸版印刷の平均年収は700.1万円でした。凸版印刷の選考では企業とのマッチ度合いが重要です。印刷から現在のテクノロジー寄りの事業になった変遷やこれからの動きなどみておくと自分のやりたいこととの繋がりが見えてきます。早めに動いて内定を目指しましょう。
【業界平均年収・各社平均年収データ参考(2022年10月時点)】
凸版印刷
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7911/yuho_pdf/S100OITA/00.pdf
印刷業界
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd=67729&ccd2=67729&corp_flg=0
大日本印刷
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd=67729&ccd2=67729&corp_flg=0
トッパン・フォームズ
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=67685
NISSHA
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=67732
共同印刷
https://bunnabi.jp/2024/cn_data.php?ccd2=67731
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