【企業研究】デンソーの年収はいくら?平均年収・満足度・就活対策まとめ

デンソーは世界トップレベルの自動車部品メーカーで、就活生からも人気のある企業です。就職先として、年収がどれくらいなのか、どんな環境なのか気になっている方も多いでしょう。

ここではデンソーの初任給や平均年収、社員の年収への満足度などまとめています。就職や転職を考えている方は、働き方の特徴や就活対策についてもぜひ参考にしてください。

目次

デンソーの概要と評判

デンソーの基本情報

社名 株式会社デンソー
設立 1949年12月16日
本社所在地 愛知県刈谷市昭和町1-1
資本金 1,875億円
従業員数 連結 168,391人 / 単独 46,272人
売上収益 連結 4兆9,367 億円(2020年4月1日~2021年3月31日)

愛知県刈谷市に本社を置き、35の国と地域に225ヶ所に拠点があり海外勤務者も多数います。売上に占める海外比率は57%となっており、海外企業との取引も多いです。

株式会社デンソーとは

株式会社デンソーは、世界No.2の売上規模を誇る自動車部品メーカーです。1949年にトヨタ自動車の開発部門から分離独立し、日本電装株式会社が設立されました。

自動車用エアコンシステムやエンジン関連製品など様々な自動車部品を、国内外の主要な自動車メーカーに提供しています。最近では自動車部品など従来の自動車関連分野だけでなく、技術力を生かし農業を始めとする非車載事業も展開しています。

デンソーの評判は?

デンソー社員による口コミを見てみると、次のようなコメントが多いです。

【良い評判】
・優秀な人が多い
・高い技術力がある
・最先端の技術に触れられる
・チャレンジができる環境
・副業が認められている

【悪い評判】
・トップダウン
・古い体質が残っている

自動車業界や自動車製造に関わる企業は、就活生からの人気も高いです。デンソーは自動車部品を扱う代表的な企業であり、最先端の技術に触れながら働けることにやりがいを感じている社員が多いです。

若手のチャレンジを歓迎し育てる文化があるため、若いうちから責任ある仕事を任されたり、やりたい仕事にチャレンジできる環境があります。

働き方改革を推進したり時代に合わせて変化させようという動きもありますが、「ルールが多い」「スピード感にかける」など、大企業らしい文化があると感じている人も少なくありません。

デンソーの年収について

平均年収、職種や役職ごとの年収の具体例、競合他社の年収の比較などを交えてデンソーの年収について解説します。

デンソーの平均年収

2020年3月期の有価証券報告書によると、平均年間給与は7,978,326円と報告されています。つまりデンソーの会社全体の平均年収は797万円ほどということです。

業界動向サーチの2018~2019年の調査(https://gyokai-search.com/5-nensyu.html)によると、自動車業界の平均年収は739万円ほどと発表されています。業界の平均年収と比較すると、デンソーの平均年収は高めということが分かります。

初任給

デンソーの初任給や待遇は以下のようになっています。他社と同様最終学歴等の条件によって異なります。

【初任給】
総合職
博士了 264,000円
修士了 230,000円
大卒・高専卒 208,000円

実務職
4大卒 188,000円
短大卒 168,000円

生産関係職
大卒 193,000円
(2019年4月実績より)

具体的な役職と年収の例

転職サイト・オープンワーク等の口コミから具体的な職種や役職と年収の例をいくつかご紹介します。

・技術職 在籍10~15年 男性 年収700万円ほど
・開発 在籍20年以上 男性 年収1100万円ほど
・営業 在籍3~5年 女性 年収500万円ほど
・営業 在籍10~15年 男性 年収850万円ほど
・営業 課長 在籍20年以上 男性 年収1350万円ほど

オープンワークに掲載されているデンソーの回答者(265人)の平均年収は738万円と高いです。福利厚生が厚く給与にも不満を感じないというコメントもあり待遇は良いと考えられます。

競合他社と比較

デンソーの競合であるアイシン精機、パナソニック、豊田自動織機、トヨタ紡織、住友電気工業の5社と平均年収を比較します。各社の最新の有価証券報告書から平均年間給与額を基準に比べていきます。

デンソー 7,978,326円
アイシン精機 7,099,000円
パナソニック 7,546,379円
豊田自動織機 8,104,105円
トヨタ紡織 6,970,088円
住友電気工業 8,030,000円

競合他社と比較すると大きな差はありません。

デンソー社員の年収についての満足度は?

デンソー社員による年収についての口コミを見てみると、次のようなものが目立ちます。

【良い口コミ】
・給与水準が高い
・ボーナスが多い
・給与やボーナスは同年代の人に比べて多いと感じる

【悪い口コミ】
・年功序列
・横並び

給与水準が高くボーナスも多いため、給与・年収について満足しているという口コミが多いです。手当や福利厚生も充実しており、満足度が高いです。

昇給は基本的には年功序列で、基本給は少しずつアップしていきます。若いうちは横並びで大きな差は生じないようです。

待遇と働き方

デンソーの待遇や制度、働く環境と働き方などをご紹介します。

待遇・福利厚生

ボーナスは7月と12月に年2回支給され、昇給は年1回です。

フレックス制度、在宅勤務制度、短時間勤務制度などがあり、自由な働き方が可能な制度も充実しています。その他にも次のようなものがあります。

手当:家族手当、時間外勤務手当、通勤手当
休暇:産前産後公休、育児休職、子の看護休暇、配偶者出産休暇、介護休暇
制度:選択型福利厚生制度、住宅資金貸付、財形貯蓄、持ち株制度
施設:独身寮、社宅、保養所、研修センター、各種文化・体育施設
能力開発:社外語学スクール、社内での自己啓発語学講座、社外eラーニング
その他:選択型福利厚生制度

柔軟な働き方を実現

働き方改革の一環として、社外勤務制度が拡充されました。例えばテレワークの利用対象者をオフィス部門の全社員に拡大し、IT環境を整えることでより柔軟な働き方が実現される環境づくりを行いました。新制度によって子育てや介護を行う社員だけでなく、理由や資格を限定せずオフィス部門の全社員がライフワークに合わせた働き方を選択できるように支援しています。

教育制度が充実

海外売上比率が57%と海外取引が多いデンソーではグローバルな環境で働く機会が多いです。2018年の東洋経済オンライン(https://toyokeizai.net/articles/-/206216?page=3)の記事では海外勤務者の多い企業ランキングで3位にランクインしています。そんなデンソーでは自ら挑戦し続ける人材を育成するため多様な経験を重ねることを重視しています。

グローバルに活躍するための研修として海外拠点などで業務経験を積む海外トレーニー制度や、海外大学院でMBA習得を目指す海外大学院留学制度などが設けられています。

人気企業に就職したい!デンソーの就職活動対策

デンソーは毎年就活生からの人気が高く、内定を取るのが難しい企業です。そんなデンソーに就職するにはどのように就活を進めればいいのでしょうか。おすすめの就活対策をご紹介します。

学生時代の経験を多角的に分析する

デンソーの面接では学生時代の経験について深掘りされることが多いです。面接対策として学生時代の経験を様々な視点から分析しておく必要があります。例えば頑張った経験、困難だったことやその困難をどのように乗り越えたのか、結果やそこから得られたもの、どのように仕事に活かせるかといった視点です。面接では綿密に分析したエピソードを根拠に、自分の強みや入社意欲の高さをアピールしましょう。

インターンシップに参加する

デンソーは就活生向けにインターンシップを実施しています。参加者が選考で有利になることはないようですが、企業理解を深めるために積極的に参加することをおすすめします。

2021年度のデンソーのインターンシップの内容はワンデーで仕事体験ができるもので、オンライン開催なので参加もしやすいでしょう。インターン実施の有無や内容は毎年変わる可能性があるので、こまめにデンソーホームページの採用ページをチェックしてみてください。

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まとめ

デンソーの平均年収は797万円ほどでした。福利厚生が手厚くて働き方改革が進められるなど働きやすい環境となっています。海外で働く機会が多く、海外研修も充実している点からグローバルに活躍したい学生におすすめの企業です。


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