近年話題のインターンシップって何?

近年、就職活動の時期に変更もあり、何かと話題になっているインターンシップ。大学生の参加者は年々増えており、開催する企業も増加傾向にあります。
「インターンシップって何?」
「インターンシップって就活の一環でしょ?」
「インターンシップはしたら何かいいことがあるの?」
この記事では、わかっているようで、よくわからないインターンシップというものについて、説明していきます。

インターンシップとは

インターンシップの定義

インターンシップとは、「学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと」です。
(「インターンシップの推進に当たっての基本的な考え方」(平成9年文部省、労働省、通商産業省合意))

企業に就職した後、自分の思い描いていた仕事と異なることから、早期に退職してしまう若者が増えています。この問題を解決する1つの案として、インターンシッププログラム制度が始まりました。
企業と学生の間での就職後のミスマッチを減らす目的があり、学生も職業体験をすることにより、将来の自分を探すきっかけになりえる制度です。

インターンシップとアルバイトの違い

インターンシップ制度は、学生が職業体験する制度です。企業が労働力を補うために募集するアルバイトとは違い、学生が将来の就業に向けての社会勉強をするための制度です。
そのため、普通に学校に通っていただけではわからなかった、企業の一員として専門的なキャリアを学ぶこともできます。これによって、インターンシップに参加した学生は参加しなかった学生に比べ、実際に就職した際に経験値として差が出るということが考えられます。

学生が職業体験するのが目的とはいえ、実際に仕事をして会社に貢献するので、アルバイトと同じように給料をもらえるものもあります。アルバイト代わりにしてお金を稼ぎながら、将来のキャリアに関連した就業体験ができるというのは魅力的ではないでしょうか。

まれに、企業がインターンシップの趣旨を理解せず無報酬でアルバイトと同じ仕事を学生にさせることがあり、この点は問題であると指摘されています。
インターンシップとアルバイトの違いについてより細かく知りたい場合は
インターンシップとアルバイトの違いとは?
こちらの記事をご覧ください。

インターンシップの種類(長期インターンシップ、短期インターンシップ)

インターンシップは、その期間の長さによって長期インターンシップ、短期インターンシップと分類されます。
それぞれの明確な定義はありませんが、一般的には数ヶ月〜1年以上続けられるものが長期インターンシップ、1ヶ月以内の期間限定で行われるものが短期インターンシップと呼ばれています。
また、それぞれを一言で表すと短期インターンシップは「業界研究」、長期インターンシップは「自己成長」を得ることができるものとも言えます。それぞれについて説明していきましょう。

長期インターンシップとは

長期インターンシップは実際の職場で企業の一員として就業体験をするもので、期間が長いので企業の戦力として成果を出すことを求められます。主にベンチャー系企業などで実施されており、学生のインターンシップでも社員と同じ仕事をさせてもらえることもあります。
職種は、営業、事務作業、プログラミング、企画、マーケティングなど多岐にわたり、大学の授業やアルバイトではなかなか身に付かないような実際の仕事のスキルを身につけられるというのが大きな魅力です。

就業体験とはいえ実際に仕事をして企業に貢献するわけですから、給料をもらえるものも多く、アルバイトの代わりとして参加する学生も多いようです。学年不問で年中募集している場合が多く、近年では大学1年生からやる人も増えています。大学3年生からだと就職活動やゼミなどで忙しくなりがちなので、1年生、2年生から長期インターンシップに参加するというのもおすすめです。

短期インターンシップとは

短期インターンシップは主に1日~数日の職業体験が主な内容となります。
企業が自社の認知度向上のために行うことが多く、大企業からベンチャー企業まで多くの企業が夏休みや冬休みなどの長期休みに多く実施しております。特定の時期に行われるものは「サマーインターン」、「ウィンターインターン」などと呼ばれます。

学年不問のものもありますが、参加者は就職活動生(大学3年生、大学院1年生)が多数となっており、多くの学生は就職活動前の業界研究の一環や就活の練習として参加します。

内容は、実務を行うというよりは、実務をシミュレートしたグループワークを行うようなものが多くなっております。グループで新規事業の立案や経営課題の解決策の提案・発表を行うなど、実際の仕事の場面に近いようなシチュエーションを味わうことができ、企業への理解が深まります。

多くの企業では就職活動の説明会などを実施する時期が制限されていますが、その時期より早くから短期インターンシップを実施している場合が多いので、企業研究、業界研究を早めに始めたい方にもメリットがあります。また、一部の企業では短期インターンに参加した学生に特別な選考ルート(1次面接免除など)が与えられるということもあります。

インターンシップに参加するメリット

説明会などでただ話を聞くだけよりも、企業や業界の仕事内容、自分に適性があるかどうかを深く知ることができるというのが大きなメリットです。長期インターンシップなら実際に仕事を経験することで深く知ることができますし、短期インターンシップは限られた期間で複数の企業を体感できるというのが魅力です。
また、特に長期インターンシップの場合は仕事のスキルを身につけることができるというのがメリットです。実際にエンジニアとしてサービスを作ったり、営業として契約を取ったり、企業の企画を考えるといった、普通の学生生活ではなかなかできないような体験を通じて、社会人にも負けないスキルを身につけることができるでしょう。

短期インターンシップの場合は、エントリーシートや面接の形式が就職活動の本選考に近いものが多く、就活の練習になるというメリットがあります。エントリーシート、面接、グループディスカッションなどの選考は、回数を重ねて慣れていけば誰でも通過率が上がっていくものです。その経験を夏休みなど早い時期からできるのは大きいです。

そして、企業で働いている現役の社員や、同じくインターンシップを利用した仲間との出会いがあることで、大学生活はより充実したものになりますし、幅広い人間関係でのコミュニケーションを経験していると後々の就職活動や今後の将来に大きく役立ちます。

インターンシップは就活に有利!

「2016年就職(採用)活動に関する調査」(中間報告)(人材サービス会社のアイデム(東京・新宿))によるとインターンシップに参加した学生に内定を出した企業は90.7%に上ったとの調査結果が報告されました。
また株式会社ディスコの『インターンシップ調査レポート~採用活動への影響』では、インターン参加経験を持つ学生の約6割(62.3%)が、「参加企業から何らかのアプローチや優遇を受けた経験を持つ」などのデータもあり、参加することで、就職活動で優遇を受ける場合も多いそうです。

インターンシップに参加することで、スキルやビジネスマナーも身につき、就活で強い学生になると言われています。是非就職活動を見据えて、インターンシップにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

社会人としての基本的マナー

学生の社会勉強とはいえ、企業に研修生として赴くのです。インターンシップの情報収集も大事ですが、社会人としての基本的なマナー、身なりや言葉遣いも同時に身につけるよう心掛けましょう。
インターンシップでは企業の一員として勤務することになるので、例えば他社との電話やメールのやり取りではこちらが学生であることなど相手方には関係なく、社会人としてのふるまいが求められます。慣れるまでは失敗することもあると思いますが、早く戦力になってもらうためにも社員の人がきちんと教えてくれるでしょう。
それらは独学で学ぶことが困難なものでもあるので、それらを身につける機会としてもインターンシップを活用することができます。


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