様々な希望や目的を持ってスタートする大学生活ですが、大学の本来の目的はしっかり勉強して卒業することです。サークル活動や旅行など楽しいこともたくさんありますが、肝心な目的が疎かになってしまっては本末転倒です。
では、留年などせずに順調に大学を卒業するにはどうしたら良いのでしょうか?そこで大切になってくるのが、大学生活と切っても切れない「単位」というものです。一度は耳にしたことがあると思いますが、そもそも「単位」とは何なのでしょうか?
ここでは大学生活で失敗しないためにも、大学生にとって重要な意味を持つ「単位」について解説していきます。
- ・大学の「単位」についての基礎知識
- ├「単位」とは?
- └単位制の仕組み
- ・単位について詳しく解説!
- ├単位と授業時間
- ├単位の種類
- └単位のランクについて
- ・単位を落とさないために
- ├単位が足りないとどうなる?
- ├単位を落とす理由
- └単位の取得には計画性が必要
- ・まとめ
大学の「単位」についての基礎知識
「単位」とは?
大学ではどれだけ勉強したかを、「単位」を基準に把握します。単位を取得するということは、「これだけ勉強しました」という証明を得るということです。
小・中学校のように学年ごとに教育課程を修了していくのとは違い、大学では単位と呼ばれる学習時間数を修得することによって卒業が決められます。
単位制の仕組み
大学で採用されている仕組みは「単位制」と呼ばれており、必要な単位数を習得することによって卒業が認められます。一般的には4年制大学の卒業に必要な単位は124~128とされていますので、1年で必要な単位は約32単位となります。
殆どの大学では2期制を採用しているので、前期・後期でそれぞれ16単位取れば良いということになります。
単位について詳しく解説!
計画的に大学生活を送るためには、単位についての知識は重要です。希望通りの楽しい大学生活を実現するためにも、単位について細かく見ていきましょう。
単位と授業時間
大学では、1コマの授業の時間は90分です。一般的に、週に1コマの科目であれば2単位、週に2コマの科目であれば4単位取ることができます。語学の授業は週に1コマで1単位など、科目によって単位数が異なりますので、注意する必要があります。
単位の種類
得意な科目や好きな科目ばかり取れば良いというわけではありません。単位には「一般教養科目」と「専門科目」に分かれていて、卒業に必要な単位数を満たすためにそれぞれの必須単位数が決められています。
一般教養科目とは外国語や文学、経済学などの一般科目で、専門科目とは専攻した学部や学科などによって決まる専門的な科目です。ほとんどの場合、一般と専門で半々の単位数が必要とされます。
また、科目には「必修科目」と「選択科目」という区分もあります。必修科目は、必ず単位を取らなくてはならない科目なので、見落としがないようにしましょう。選択科目については、必要な単位数が決められているので、すべての科目を修得する必要はありません。
単位のランクについて
単位を修得するには、定期試験で60点以上取る必要があります。卒業だけが目的であれば60点で問題ないのですが、大学院へ進学する場合は単位のランクが重要になります。
「優・良・可」や「S・A・B・C」などでランク付けされ、一般的には90点以上で優、80点以上で良、60点以上で可となります。大学院へ進学する際には単位のランクが良いことが条件となりますので、頭に入れておきましょう。
単位を落とさないために
単位についてよく理解していないと、「単位を落としてしまった」「単位の計算を間違えた」など、後々になって困ることになります。最悪の場合には卒業できないことも。そんな事態を避けるために、単位を落とす理由や単位の取り方のポイントを確認しておきましょう。
単位が足りないとどうなる?
必要な単位数を修得すれば無事に卒業ということになりますが、単位が足りなかった場合はどうなるのでしょうか?4年間で必要な単位が修得できなかった場合は、留年という形で大学生活5年目を送らなくてはなりません。
単位を落とす理由
単位を落としてしまう理由としては、「出席数が足りない」「テストで合格点に達していない」などが多くあげられます。授業にはきちんと出席して、テストに備えておく必要があります。
「レポートが期限内に提出できなかった」などの理由で単位を取得できないというケースも多いようです。レポートや提出物などの期限はしっかりと把握しておき、期限内に提出するようにしましょう。
単位の取得には計画性が必要
ゼミが始まる3年生や就職活動に時間が割かれる4年生では、授業を受ける時間もあまり取れなくなります。特に必修科目は必ず修得しなくてはならない科目なので、注意が必要です。時間にも気持ちにも余裕がある1、2年生のうちにできるだけ多く単位を修得しておくと安心です。
4年間の中でどのようなペースで単位を修得していくかは、個人の裁量で決めることができます。後になって「単位が取れなかった」ということにならないように、先の予定を見通しながら余裕を持った計画を立てておきましょう。
まとめ
様々な楽しみが待っている大学生活ですが、本来の目的である学習・研究を忘れてはいけません。単位制を採用している大学では、余裕を持って計画を立てることが重要になってきます。
大学によって、また学部によっても科目の内容や必要な単位数も変わってきます。自分が学びたいことを念頭に置きながら、単位数を計画的に習得するようにしましょう。ゼミや就活で忙しくなる3、4年生になって慌てることがないように、取れる単位は早めに取っておくことも大切です。
また、大学生活は勉強だけでなくサークル活動やボランティア活動、旅行などの様々な体験や交友を深めることも大切です。何を優先するのかを考え、バランスのとれた計画を立てて、充実した大学生活を送ってください。
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