新型コロナウイルスの流行に伴い、「Web説明会」を導入する企業が増えています。しかしWeb説明会に慣れておらず、「質問の仕方がわからない」「質問しないといけないのかな」など戸惑ったことがある就活生も多いでしょう。
今回はWeb説明会で質問したいことがある時に知っておくべき内容をまとめました。質問の仕方・注意点・準備などについて分かりやすく解説しているので説明会の参加前に一度チェックしておいてください。
- ・Web説明会中の質問についてよくある疑問
- ├Web説明会中に質問はできる?
- ├Web説明会中に質問しないと不利になる?
- └Web説明会で質問をして好印象につなげるには?
- ・Web説明会で質問したいときに注意すべきポイント
- ├質問は短くまとめる
- ├タイムラグを考えてゆっくり話す
- └普段よりも大げさに非言語的な表現を行う
- ・Web説明会で質問するための準備
- ├静かな場所を探す
- ├インターネット環境を安定させる
- └音が届いているかを事前に確認しておく
- ・最後に
Web説明会中の質問についてよくある疑問
Web説明会中に質問はできる?
Web説明会中に質問ができるかどうかや質問の仕方は、説明会により異なります。Web説明会はライブ配信形式と録画配信形式があり、録画した動画を配信する説明会ではリアルタイムで質問ができることは少ないです。
ライブ配信形式の説明会の場合は、質疑応答の時間が設けられていることが多いのでこのタイミングで質問をするといいでしょう。質問で担当者の説明などを中断するのはマナー違反なので、疑問点をメモしておいて後でまとめて質問するようにします。
まとまった質疑応答の時間を設けずに、チャットを通して随時、質問やコメントを受け付けてくれる企業も多いです。参加者が多い説明会では、すぐに返信をもらえないかもしれませんが後日メールなどで返信をもらえることもあります。
説明会についての質問を、メールで受け付けている企業も少なくありません。説明会の概要でメールアドレスや連絡先などを確認しておき、説明会後に質問をまとめてから聞いてみるのもいいでしょう。
Web説明会中に質問しないと不利になる?
周りの就活生が積極的に質問をしていると、「自分も何か質問しなくちゃ」と焦ってしまうことがあるでしょう。鋭い質問をすれば好印象ですし、何も質問しないより積極的に質問をする就活生の方が熱意があると評価されやすいのは事実です。
しかし本当に聞きたいことがある時以外、無理に質問する必要はありません。Web説明会に限ったことではありませんが、会社説明会は時間が限られています。誰かがすでに質問したような内容や、調べればすぐにわかる質問をすると、逆に評価が下がる可能性もあります。
企業の担当者に貴重な時間をさいてもらうのですから、自己PRのためだけ無理に質問をするのは避けましょう。質問は「これだけは確認しておきたい」「どうしても聞きたい」ということだけにします。
Web説明会で質問をして好印象につなげるには?
無理に質問をする必要はありませんが、企業について質問したいことや気になることがないというのは、企業研究が十分でない可能性もあります。企業のホームページをざっと見るだけでなく、社員のインタビューなどが掲載されていればしっかりと読み込んで、企業理解を深めましょう。
業界研究をしたり、ライバル企業についてもリサーチしてみれば、企業の担当者に直接聞いてみたいことがいくつか出てくるはずです。業界研究や企業研究の深さが伝わる深い質問ができれば、企業の担当者に熱意も伝わるでしょう。
どうしても質問が思い浮かばない場合は、周囲の友人に相談してみたり、OB・OG訪問をして就活を経験した先輩にどんな質問が就活で役立ったかなど聞いてみると参考になります。
Web説明会で質問したいときに注意すべきポイント
質問は短くまとめる
ビデオチャットでは、お互いの声は数秒遅れて相手に届くので、普段のようにテンポよく会話することが難しくなります。そのため、Web説明会では長く会話をすることよりも、短くまとめた質問内容を、相手に確実に伝えるよう意識することが大切です。
相手の回答内容が聞き取れなかった場合には、「申し訳ございませんが、○○という部分から後が聞き取れませんでした。もう一度お願いしてもよろしいでしょうか?」と伝えましょう。分かっていないのに分かっているフリをすると、後で話がかみ合わなくなった際に「この人はいい加減な人だ」と相手を不快にさせてしまいます。
タイムラグを考えてゆっくり話す
Web説明会ではタイムラグがあるため、相手が話し終わったと思って話し始めても、実際には相手の言葉を遮ってしまう…ということも起こりえます。
通信環境によっては、自分の言葉が相手に届くまでに5秒以上かかってしまうこともあるので、自分と相手の声が被っても聞き取れるよう、ゆっくりと話すことが大切です。
普段よりも大げさに非言語的な表現を行う
画面越しでのコミュニケーションになるWeb説明会では、表情や姿勢、声のトーンなどの「非言語情報」が伝わりにくくなるため、従来の説明会ならパッと見で分かる「話を理解している」「興味を持って聞いている」といった雰囲気も伝えづらくなってしまいます。
Web説明会では、頷く・笑顔を作る・声の抑揚をつける…といった非言語的な表現は、普段よりも大げさに行うよう心掛けましょう。
Web説明会で質問するための準備
静かな場所を探す
Web説明会で「質問する声が届かない」「回答が聞き取れない」といった事態を防ぐためにも、静かな場所を確保するようにしましょう。静かな場所であれば、自宅・大学・カフェなど、どこでも構いません。
「Web説明会で質問をしよう」と考えている人は自宅での参加がおすすめです。自宅であれば、周りの人に質問内容を聞かれたり、いつもより大げさな非言語的表現を見られたりしても、恥ずかしいと感じる心配がありません。
インターネット環境を安定させる
Web説明会でスムーズに質問するためには、インターネット環境を安定させることも大切です。 通信状況が心配な場合には、通信容量を増やしたプランに変更したり、有線でのネット接続を行ったりと事前に環境を改善しておきましょう。
「どうしても自宅の通信環境を変えられない」という人は、コワーキングスペースやホテルのデイユースなどを活用する方法もあります。事前に通信速度を確かめておくと安心です。
音が届いているかを事前に確認しておく
Web説明会で質問したいなら、相手にきちんと音が届いているかを確認しておく必要があります。相手に音が聞こえない原因は、大きく次の3つに分かれます。
・自分の声が小さすぎる
・インターネットやマイクのトラブル
・周りの音がうるさい
質問しながら相手の反応をうかがい、聞こえていない様子であれば、チャット機能などを使い、音が届いているかどうか早めに確認すると良いでしょう。声を安定して届けるためにイヤホンマイクを用意しておくと安心です。
最後に
Web説明会のメリットは、いつもの説明会以上に画像や動画が活用され企業理解を深めやすい点です。不明点を質問で補うことができれば、一気に企業研究を進められるでしょう。
ぜひこの記事でご紹介した点に注意して、Web説明会で上手に質問してみてくださいね。Web説明会での質問がうまくいけば、この先のWeb面接にも安心して臨めるでしょう。
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