Webで行われるグループ面接は通常のグループ面接とどう違う?気を付けるべき点は?

最近ではグループ面接をWeb上で実施する企業も増えています。Webグループ面接の特徴や注意点を理解しないと、思わぬミスで評価を下げてしまうかもしれません。 そこで今回は、Webグループ面接と通常のグループ面接の違い、Webグループ面接で注意すべき点などについて解説します。

目次

Web上でのグループ面接とは

グループ面接とは、就活生数名を集めて同時に実施する面接のことです。面接官は1人の場合もあれば、複数名が参加している場合もあります。一般的に書類選考後やグループディスカッション後など、選考の序盤で行われます。

一方、Webグループ面接はビデオチャットツールなどを使ってインターネット上で行われるものです。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、Webグループ面接を利用する企業が増えつつあります。遠方に住む優秀な人材確保のために積極的に取り入れている企業もあります。

Webグループ面接と通常のグループ面接との違い

Webグループ面接と通常のグループ面接には、主に2つの違いがあります。

Webならではの準備が必要

Webグループ面接では、通常のグループ面接で必要な「身だしなみ」に加え、Webならではの事前準備が必要です。

■機器や通信環境の用意

・機器:スマートフォンやパソコン、イヤホンマイク、外付けカメラなど
・通信環境:動画や音声が止まらない程度の速度を保ったインターネット回線

■Webグループ面接を受ける場所の確保
面接を受ける場所の確保も必要です。質問に答える際に雑音が入ってしまわないように静かな場所を選びましょう。自室で面接を受ける場合、背景にポスターや衣類などプライベートを感じさせるものが映り込まないように片づけておくと安心です。

■SNSなどの通知は切っておく
Webグループ面接中にSNSの通知音が鳴ると、自分自身の気持ちが動揺して落ち着いて面接を受けられなくなるかもしれません。また、一緒に面接を受けている就活生にも迷惑をかけてしまいます。

面接官からは「他者への配慮が足りない」とネガティブな評価を受ける可能性があります。 Webグループ面接を受ける際にはSNSやメールの通知音は切っておきましょう。

慣れた環境で受けられるため緊張を抑えられる

通常のグループ面接では、他の就活生と同じ空間にいるため、「比べられている」というプレッシャーが強く感じられ、過剰に緊張してしまう場合があります。しかし、Webグループ面接では自室など、安心感のある慣れた環境で面接を受けられます。

他の就活生は画面上にしかいないため、あまり「比べられている」「競い合っている」といった気持ちを感じず、通常のグループ面接よりもリラックスして受けられる人も多いようです。

Webで行われるグループ面接で気を付けるべき点

Webグループ面接では、「Web」の性質上気を付けた方が良い点が2つあります。ここでは、その2つの注意点をご紹介します。

目線や表情にまで気を配る

Webグループ面接では、通常のグループ面接よりもカメラによって「顔」がはっきりと映し出されます。そのため、目線や表情から「話を聞いていない」「ぼんやりしている」といった様子がすぐに面接官に伝わってしまいます。また、他の就活生と画面が並んでいるため、他の就活生が真剣な表情をしているのに、自分だけ少し注意が逸れていると悪目立ちしてしまいます。

さらに、Webグループ面接が録画されて、後で見直される可能性も。通常の面接であれば気づかれないようなふとした気の緩みが見つかってしまう場合もあります。Webグループ面接では通常のグループ面接以上に見られていることを意識し、
「目線は話している人の画像部分」
「表情は笑顔」を常に心掛けましょう。

あいづちは小さめ・ジェスチャーは大きめ

通常のグループ面接では「うん、うん」「なるほど」とあいづちを声に出していても、そこまで邪魔になることはありません。しかし、マイクが音を拾うWebグループ面接ではあいづちの声が大きいと、話している就活生の言葉を遮ってしまうことも。あいづちはいつもより小さめの声量を意識してみましょう。

その代わり、ジェスチャーはいつもより大きめにすると「積極的に参加している」と感じてもらえます。ただし、やり過ぎるとわざとらしくなりますので、ほどほどが大切です。

まとめ

Webグループ面接と通常のグループ面接との違いとしては、次の2点が挙げられます。
・Webならではの準備が必要になる(機器・通信環境・場所など)
・慣れた環境で受けられるため緊張を抑えられる

Webでグループ面接では、カメラによって「顔」がはっきりと映し出されるため、通常のグループ面接以上に目線や表情にまで気を配る必要性が高まります。マイクが音を拾うため、あいづちの声は小さめを意識することも大切です。その代わり、ジェスチャーは通常のグループ面接よりやや大きめにしてみると、積極的に参加しようとする姿勢をアピールできます。

Webの性質を理解すれば、Webグループ面接でも自分の実力をしっかり発揮できるはずです。


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