大学生の皆さんこんにちは。皆さんの中にも浪人経験がある方は少なくないと思います。それだけ浪人は一般的になってきています。ですが、あまり大きな声で「浪人だったよ!」とは言えない空気もあります。浪人時代のことを懐かしむ(?)ために本記事では「浪人あるある」をまとめました。
何かと楽観的
浪人生は何かと楽観的です。そもそも現役時代、受験当日まで偏差値を上げきれなかったのは楽観的なためかもしれません。楽観的な浪人生の現役時代の思考はだいたいこのようになります。
4〜6月:最後の部活!全力で取り組む!先輩たちもそうやって第一志望に受かってたから自分も大丈夫!
7〜9月:高校最後の夏!勉強するつもりだったけど青春も楽しむぞ!まだ半年あるから大丈夫!
10〜12月:成績が思ってたより上がらない!でもセンター試験はマークだから何とかなる!?
1〜3月:センター死んだ、私立も受からない、浪人しよ、、、
もちろん、過酷な浪人生活を経て楽観的思考が改善された方もいます。浪人生活は下手な自己啓発セミナーに行くよりも効果があることは間違いありません。
宅浪がつらすぎる
浪人する人の中には宅浪を選ぶ方もいます。宅浪とは予備校に行かず、自宅勉強のみで浪人することですが、すぐに宅浪はつらいことに気づきます。
確かに、予備校はお金がかかりますし、いちいち予備校に通うのも時間の無駄です。その点宅浪はお金もかからなければ、当然家で勉強すればよいので効率よく勉強できます。が、そうは問屋がおろさないのが浪人生活の厳しさです。
まず、圧倒的に孤独です。孤独は精神を追い込みます。結果、勉強が苦痛で仕方なくなります。さらに、自宅というフリー過ぎる空間が勉強から身体を遠ざけます。要は気づいたらベッドに転がっていたり、漫画を読み始めたりゲームで遊びだしたりしてしまうのです。
上記が習慣化すると成績は上がるどころか下がる一方でしょう。宅浪はよほどの強い意志がないと危険極まりない選択なのです。
世の中は誘惑だらけだと気づく
浪人してしまうと生活の第一優先が偏差値になります。偏差値を上げるためだけに生きていかなければなりません。そうなってくると、普段の日常に恐ろしいほど誘惑がひそんでいることが分かります。
テレビ、漫画、ゲーム、旅行、買い物、友達との遊び、、、いずれも偏差値が上がることには繋がりません。特に大学に現役で入学した友達には注意が必要です。彼らは辛そうに(?)している浪人生に優しさから遊びに誘ってくれます。誘惑を断ち切り、いかにストイックに机に向かえるかが勝負です。
大学に行った同級生が羨ましい
浪人した瞬間に憧れの人物が「第一志望に現役で受かった人」になります。まして、同級生ならばなおさらです。憧れを通り越して嫉妬を覚えることもあるでしょう。
TwitterやInstagramは浪人生は見てはいけません。大学デビューして楽しそうな同級生の姿しか流れてきません。悔しさをバネにできる人間ならいいですが、精神的に追い込まれます。できれば楽しく勉強したいものです。
多浪は嫌だが、医学部受験なら許される風潮
浪人生の中でも2浪、3浪する方がいます。いわゆる多浪と呼ばれる人たちで、多くの人は避けて通りたい道です。
ただし、医学部受験勢ならば話は別です。医学部は入学に必要な偏差値が他学部と比べて高すぎるため、とにかく勉強量が必要なのです。結果、現役合格はおろか一浪しても合格できない人が後を立ちません。多浪とはいえ医学部狙いならば周囲も「ああ、医学部狙ってるならしょうがないね」と納得してくれること多いです。医者になるって大変なんですね、、、
予備校内で付き合いだす
なんと、勉強のために通っているにも関わらず予備校内で付き合う不届き者がいるのです。とはいえ、ここまで述べてきた通り浪人生活は精神への負担がハンパないです。同じ苦しみを感じている者同士、心が通い合うこともあるでしょう。二人仲良く志望校に合格できるのならなおのこと幸せです。
成績が伸びず焦る
浪人したばかりのときは現役よりも高偏差値になります。なにせ、母集団が新高校三年生になるので単純に一年間勉強したアドバンテージが発揮されるためです。
しかし、浪人してから気づきます。現役生の成績の伸びる速度が異常だということに。夏を超えたあたりで浪人後の成績の伸びが止まります。部活の終わった現役生が追い上げてくるためです。追われる立場でありながら後のない浪人生の焦りはハンパないです。
カフェの店員に覚えられる
浪人生は何かと勉強の場所に困っています。自宅では誘惑が多すぎて集中できないし、予備校だと周りに人がいて集中できない。そうなるとカフェで勉強することになります。おしゃれな空間で勉強するのよい気分転換になるものです。
浪人生は極力無駄な時間を減らしたいので、自分の日常行動範囲内のカフェにしか行きません。すると、段々とカフェの店員に顔を覚えられてきます。コーヒーを頼んだ時にガムシロとミルクの有無を聞かれなくなります。昼間から参考書を広げて勉強する浪人生の姿はそれだけ印象的なのです。
「学生?」と聞かれると困る
浪人生は社会的にどんな立ち位置なのでしょうか。高校は卒業したものの、大学にも入学していません。初対面の人に「学生ですか?」と聞かれると答えに困ってしまいます。学生ではないけど、勉強はしているんですよね。
素直に「予備校生」か「浪人生」と答えるしかありません。堂々と言いましょう。
最後に
浪人生が経験するあるあるをまとめました。長い人生で見れば浪人の経験も貴重なものとなってきます。たまには浪人経験のある人同士で思い出話に花を咲かせるのも悪くはないかもしれません。
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