就活で教員免許を持っていることはどう影響する?

「就活で教員免許が有利に働きそう」「とりあえず取得しておこうかな」と考える学生がいます。しかし、教員免許は簡単に取得できるものではありません。

苦労して教員免許を取得した後に「こんなはずではなかった」と後悔しないように、今回は就活で教員免許がどのような影響を与えるかを解説します。また就活で教員免許をアピールに使うための方法もご紹介します。

目次

就活で教員免許を持っていることはどう影響する?

就活のために取得するのはコスパが悪い

結論から言えば、教員になるつもりがないのに「就活に役立つかもしれないから」という理由で教員免許を取得するのはあまり良い選択とはいえません。

教員免許を取得するためには、卒業に必要な一般教養科目や専門科目に加えて、教職科目の単位を揃える必要があり、毎日の授業がとても大変になります。また、2~3週間の教育実習にも参加しなければなりません。取得までにかなりの時間と労力を要するのです。

さらに多くの場合、教育実習は大学4年生の5~6月頃に実施されるため、就活の選考開始時期と被ってしまいます。就活の準備や対策にあてたい時間を教育実習に奪われるのは負担が大きいですし、面接日と実習日が重ならないように企業や学校と連絡しながら調整する必要も出てきます。

これだけ苦労して取得するにも関わらず、一般企業の就職では教員免許はそこまで評価されません。企業は「入社後に活躍してくれるかどうか」を基準に就活生を評価します。そのため、業務に直接役に立たない教員免許に対してあまり価値を見出だせないのです。
つまり、「就活のために教員免許を取得する」という行為はきわめてコストパフォーマンスが悪いと言わざるを得ません。

教育関連の企業では有利に働くことも

先ほどお話しした通り一般的な企業の就活では、教員免許を取得してもあまり評価されません。しかし、教育関連の企業が第一志望なのであれば、教員免許が有利に働くこともあります。

例えば、次のような企業では教員免許を持っていることが評価される場合があります。

・塾講師:教育実習で実際に子どもに授業を行った経験が強みになります。
・教育関連の出版社:実際の学校現場で先生や生徒と接した経験は、書籍や問題集などを作成する際に役立ちます。
・玩具メーカー:教職科目として子どもの発達や心理を学んだ経験が生かせます。

教員免許の取得自体が、教育業界への意欲や熱意を伝えることにもつながります。「絶対に教育業界で就職したい!」と決めている場合には、教育免許の取得も視野に入れておくと良いでしょう。

就活で教員免許をアピールする方法

一般就職する理由を準備しておく

教員免許を持っていると「教員免許を持っているのになぜ教員にならないのですか?」「本当は教員が第一志望ではないのですか?」などの質問を受けることがあります。教員免許を取得した理由と一般就職する理由の2つをはっきり答えられるように準備しておきましょう。

「○○の理由で教員にはなりたくない」というネガティブな言い方は避け、「○○という理由から教員よりも御社の方がやりたい仕事ができると考えました。教員免許取得を通じて学んだことは御社の仕事の××な部分で活かせると考えています」というようなポジティブな言い方で伝えることが大切です。

どうしてもネガティブな説明しかできない場合や教員免許が全く関係しない企業を志望する場合には、履歴書に教員免許を記載しないのも1つの方法です。

免許取得の過程で習得したスキルをアピール

教員免許そのものは評価されなくても、教員免許を取得するまでのプロセスで習得したスキルはアピールポイントとして活用できます。

以下に教育免許取得までに習得できるスキルの一例をご紹介します。

・与えられたタスクを効率よくこなす計画性
・大勢の人を引っ張っていくリーダーシップ
・相手に分かりやすく伝えるプレゼンテーションスキル

これらは一般企業の就職においても十分魅力的なスキルです。企業の求める人材をふまえた上でアピールすべきスキルを選んでみましょう。

まとめ

教員免許を持っていると、教育関連の企業では評価されて有利に働く場合があります。しかし、多くの企業では教員免許そのものが評価を受ける可能性は低いため、就活のためだけに教員免許を取得するのはおすすめできません。

就活で教員免許をアピールする場合は、教員免許を取得した理由と一般就職する理由を答えられるようしっかり準備しておきましょう。また、教員免許そのものではなく免許を取得する過程で習得したスキルをアピールに活用すれば、自分を魅力的な人材に見せることが可能です。


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