多くの企業が選考で実施しているSPI試験は制限時間があり、かなりタイトです。頑張って解いてはいるものの、時間内に終わらない方も多いのではないでしょうか。
ここでは「SPIで時間切れになるのを避けたい!」という就活生に向けて、SPI試験の制限時間や、時間切れにならないコツについて解説します。時間内に終わらせる対策も参考にしてください。
- ・SPI試験とは?
- ├企業がSPIを実施する理由
- ├SPI試験の内容
- └受験形式
- ・SPIの試験時間と問題数
- ├受験形式別の試験時間
- └問題数
- ・SPI試験で時間切れにならないコツ
- ├問題の傾向をつかむ
- ├時間配分を決めておく
- └わからない問題はとばす
- ・SPI試験におすすめの対策
- ├問題集を活用する
- ├性格テスト対策には自己分析
- └模擬試験を受けておく
- ・SPI試験では時間配分も意識しよう
SPI試験とは?
SPI試験とは、応募者の能力や性格を知るために企業が行う適性検査のひとつで、リクルートマネジメントソリューションズが提供しているものです。同じような適性検査は他にも種類がありますが、SPI試験は多くの企業が採用しています。
企業がSPIを実施する理由
適性検査は選考の初期段階で使われることが多く、その目的のひとつは一定の基準に満たない応募者をふるい落とすことです。合格ラインは企業ごとに異なりますが、SPI試験を突破して次の選考に進むためには、できるだけ高い点数を取れるように対策しておかなければなりません。
SPI試験の結果から、基礎的な能力・得意分野・性格などがわかるため、自社との相性や職種への適性を見極めるための判断材料とするケースもあります。
SPI試験の内容
SPI試験は、性格検査と基礎能力検査の2科目を実施する企業が多いですが、追加で英語検査と構造的把握力検査を実施する企業もあります。基礎能力検査は言語分野と非言語分野に分かれています。今回は性格検査と基礎能力検査について詳しく解説していきます。
受験形式
試験形式は4つあり、最も一般的なのはリクルートが運営する試験会場に行き受験する「テストセンター」です。他には、、企業が用意したパソコンを使って受験する「インハウスCBT」、自宅や学校のパソコンから受験する「WEBテスティング」、試験を実施する企業が準備した会場でマークシートで回答する「ペーパーテスティング」があります。
SPIの試験時間と問題数
受験形式別の試験時間
制限時間は受験形式によって異なります。性格検査はどの受験形式でも30〜35分とほぼ変わりません。
基礎能力検査はパソコンで受験する場合は35分で、マークシートで回答するペーパーテスティングでは70分となっています。
問題数
パソコンで受験する場合、能力検査の問題数は回答状況によって変わります。正答率が高くなるほど問題が難しくなっていくので、その分解くのに時間がかかるようになります。
ペーパーテスティングの場合、言語分野は30分40問、非言語分野は40分30問です。合わせて70分70問と1問1分ペースで解いていかなければ時間が足りなくなってしまいます。
性格テストの問題数は、どの受験形式でも300問程度となります。こちらも時間をかけずぎずにテンポよく答えていく必要があります。
SPI試験で時間切れにならないコツ
問題の傾向をつかむ
SPI試験は同じような問題が多く出題されます。出題傾向がガラッと変わることはほとんどないので、問題集や過去問をチェックして、出題の傾向をつかんでおくといいでしょう。
SPI試験で高得点を狙うなら、問題の解き方に慣れておくことです。頻出の問題を何度も解くことで、公式や計算方法が身につき、本番でもスムーズに解けるようになるでしょう。
時間配分を決めておく
練習で問題を解くときにも時間を計りましょう。どのパートを何分で解けば時間内に終えることができるか、それぞれの時間配分を考えておくのがおすすめです。
時間を意識しないで解いていると、あっという間に制限時間に達してしまいます。日頃の練習から時間配分を意識しておけば、本番では問題を解くことに集中できるでしょう。
わからない問題はとばす
わからない問題は、時間をかけて考えるよりもとばした方がいい場合もあります。ペーパーテストなら、先に他の問題を解いて、時間があまったら前の問題に戻ることも可能です。パソコンの場合は前の問題には戻れないので、適当に選択肢を選んで先に進んでしましょう。
難しい問題に時間をかけすぎないのも、SPI試験のテクニックのひとつです。解けなかったことを引きずらないで、気持ちを切り替えてサクサクと進めていくのがポイントです。
SPI試験におすすめの対策
問題集を活用する
SPI試験対策用の問題集がたくさん出版されているので、事前の対策には問題集を活用しましょう。何冊も用意するよりも、1冊の問題集を繰り返し解くのがおすすめです。
SPI試験の問題は難しいものも多く、慣れないうちは解くのに時間がかかります。一夜漬けで攻略するのは難しいので、早いうちに勉強を始め、少しずつ進めていきましょう。
性格テスト対策には自己分析
SPI試験の性格テストは問題数が多いため、スピーディーに回答していかなければなりません。あれこれと考えていると時間が足りなくなったり、回答に一貫性がなくなる可能性があります。回答に矛盾があるとマイナス評価となるので注意しましょう。
自分の性格を客観的に分析したことがないために、性格テストの回答に時間がかかってしまう人は少なくありません。試験前に自己分析をしっかりしておけば、性格テストをスムーズに進められるでしょう。
模擬試験を受けておく
SPI試験の模擬試験を受けておくのもおすすめの対策です。本番と同じ時間制限のある模擬試験を受ければ、時間配分のいい練習にもなります。
得意な分野や苦手な分野、あせってしまうポイントなどもわかるので、今後の対策もしやすくなるでしょう。
SPI試験では時間配分も意識しよう
SPI試験は制限時間がとてもシビアです。問題への対策と同じように時間配分や回答ペースの対策もする必要があります。ですが、過去問や問題集を使い、きちんと対策すればクリアは難しくありません。SPI試験を突破して志望企業からの内定獲得を目指しましょう。
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