「就活はお金がかかる」という話を聞いたことがある学生も多いかと思います。いったい就活にはどれくらいお金がかかるものなのでしょう?
企業の説明会やインターンに参加する際にかかる交通費、その合間の時間をつぶすカフェ代など、実際に就活はお金がかかります。しかし、説明会やエントリーシート作成等で忙しく、バイトでお金を稼ぐ時間も限られます。
そこで今回は、就活でお金のやりくりに困っている学生に向けて、就活中のお金の節約術について紹介していきます!
- ・就活ってどのくらいお金がかかるの?
- ├就活の準備にかかるお金は?
- └就活中にはどのくらいお金が必要?
- ・就活中の節約術①交通費の出費を抑える
- ├1日乗車券を買う
- └歩く
- ・就活中の節約術②空き時間の出費を抑える
- ├大学の施設を利用する
- ├駅ビルの休憩用ベンチを活用
- └天気がいい日は公園もおすすめ
- ・就活中の節約術③飲食の出費を抑える
- ├カフェに入ってコーヒー1杯で長居する
- ├就活生用のカフェを活用する
- └お弁当や水筒を持参する
- ・就活時にお金で苦労しないために
- ├就活前から準備をしておく
- └インターンシップで就活しながらお金を稼ぐ
- ・まとめ
就活ってどのくらいお金がかかるの?
就活の準備にかかるお金は?
就活の準備にはかなりのお金がかかります。まずはじめに就活用のスーツ、靴、鞄を揃える必要がありますね。それから提出書類用の写真撮影にもお金がかかります。テストや面接対策のために、書籍を購入する就活生も多いです。
こうしたはじめの準備には、平均で約8〜10万円程度のお金をかけている就活生が多いようです。就活の準備にはかなりのお金が必要だということを覚えておきましょう。
就活中にはどのくらいお金が必要?
就活中にもお金がかかります。会社訪問や説明会、面接に参加するとなると、交通費がかかりますよね。遠方の会社を受ける場合は交通費だけでもかなりの出費になることが予想できるでしょう。
合間に時間を潰したり食事をする場合は、お茶や食事の費用も必要です。首都圏在住の場合でも、就活費用として毎月3〜4万円の出費があることを覚悟しておきましょう。
就活中の節約術①交通費の出費を抑える
就活中で、一番お金がかかるのは間違いなく交通費でしょう。毎日、企業の説明会や面接に参加していたら、その額は相当な額になります。都内に住んでいる学生や、オフィス街がある駅への定期券を所有している学生ならその負担はまだ少ないですが、それ以外の学生には負担はとても大きいです。そこで、交通費の具体的な節約方法を紹介していきたいと思います。
1日乗車券を買う
まず紹介したいのが、JRや私鉄など自分が利用する交通機関の1日乗車券を買うことです。普段の生活ではなかなか利用する機会は少ないと思いますが、就活中はこの1日乗車券が大活躍します。
例えば、東京メトロの1日乗車券。この乗車券は1日あたり600円で、自動発券機で簡単に買うことができます。東京メトロの初乗り料金は約170円ですので、4回乗るだけでその元を回収することができます。
就活中であれば、自分の家から会社までの往復、複数の会社の予定がある場合での会社間の移動で、1日に4回以上電車を利用する機会は多いと思います。しかも、東京メトロの1日乗車券は、使用開始から24時間有効なので、次の日の予定によっては、2日に渡って上手く活用できるかもしれません。
JR東日本の1日乗車券だと都内フリーエリアが750円で、都営地下鉄では700円で買うことができます。複数の鉄道会社を組み合わせた1日乗車券も存在し、東京メトロと都営地下鉄の組み合わせでは900円で、この2つとJR、都電、都バスの組み合わせでは1590円で販売されています。
複数の移動をする場合、どの1日乗車券もお得なこと間違いなしなので、就活中は、こうした1日乗車券を有効活用してみてください。
※料金は2017年現在のものです。
歩く
交通費の節約方法の2つ目は、歩くという方法です。原始的な方法ではありますが、都内のオフィス街は密集していることが多いので、歩ける距離に、次の訪問先があることがあります。
電車の場合、通っている路線の関係で、近い距離でも目的地まで行くのに遠回りをしなくてはいけない場合があるので、こうした場合にも徒歩は有用な手段となります。近い距離での移動は、初乗り料金が高いという問題もあります。
人間の一般的な平均歩行速度は、時速4km程度と言われています。つまり2kmは約30分で歩くことができます。普段あまり運動をしないような人でも、30分程度は歩けるのではないでしょうか?各主要エリアから2km前後の範囲にあり、歩いていけると思われる場所について紹介していきます。
大手町から:日本橋(約1km)、銀座(約2km)、有楽町(約1.7km)、茅場町(約1.5km)、御茶ノ水(約2.1km)、秋葉原(約2.1km)
六本木から:赤坂(約1.8km)、虎の門(約1.7km)、青山、外苑(約1.5km)
渋谷から:表参道(約1.1km)、青山、外苑(約1.8km)
このように、都内を移動する場合は、歩いていける距離に、オフィスのあるエリアがあるので、余計な交通費を払わなくてもすむのです。移動を徒歩にすることによって、交通費を抑えるだけでなく、気分転換にもなるかもしれません。
しかし、道に迷ったりするなど思わぬ時間ロスがかかる可能性もあるので、歩いて移動する場合は、時間に余裕を持った行動を心がけてください。
就活中の節約術②空き時間の出費を抑える
就活中は、1日にいくつかの企業を訪問するため、その合間に空き時間が発生することも多いでしょう。30分程度の空き時間なら、なんとか暇をつぶせるかもしれません。しかし、それが1時間も2時間続けば、どこかに入って時間をつぶす必要があります。
就活生は時間が限られているため、時間を有効活用したいはずです。空き時間を有効に使うためには、自分の座れる場所を見つける必要があります。ここでは、無料で利用でき出費を抑えられる場所をご紹介します。
大学の施設を利用する
一般向けにキャンパスを開放している大学であれば、食堂やラウンジなどで座れる場所を確保できるのでおすすめです。大学の食堂やラウンジでは、何か注文をする必要もないので出費はかかりません。
机があるので、ESを書いたり、Webテストの勉強をしたりすることも可能です。もし、近くに大学がある場合は、その大学内の施設を利用させてもらうことを選択肢の1つとして考えてみてください。
駅ビルの休憩用ベンチを活用
駅ビルに入ればお金がかからないので、出費を抑えることができます。駅ビルの中には、休憩用のイスが置かれていることが多いです。そのイスに座って休憩をしたり、企業のパンフレットを読んだりするなど、空き時間をつぶすことができます。
オフィスがあるような駅には、駅ビルが存在することが多いので、空き時間をつぶす場所に悩んだら、とりあえず駅ビルに入って、座れるイスを探してみてください。
天気がいい日は公園もおすすめ
大学や駅ビルに加えて、無料で利用できる施設として公園という選択肢もあります。公園にもイスが置いてあるため、そこに座って何かしらの作業をすることができます。
また、公園に植えてある草木を見て、気分をリフレッシュさせることもできるかもしれません。雨の日や寒い時期にはおすすめしませんが、天気のいい日には公園で時間を潰すのもいいでしょう。
就活中の節約術③飲食の出費を抑える
カフェに入ってコーヒー1杯で長居する
カフェ難民という言葉があるように、就活生は空き時間のためにカフェへ殺到します。カフェは机とイスを自分のスペースとして確保できるうえに、コンセントやwifiが設備として備わっている場所もあるため、時間をつぶす場所としては良い場所です。
しかし、商品を注文する必要があるため、出費がかかってしまいます。そのため、2時間などの長時間の空き時間がある場合や、PC作業が必要な場合のみ、カフェを利用しましょう。その時に注文するものも、コーヒー1杯にすれば出費を抑えることができます。数あるコーヒーチェーンの中で、ドトール、VELOCE、サンマルクはコーヒー1杯200円前後で飲むことができるので、就活中の空き時間での利用におすすめです。
就活生用のカフェを活用する
また、最近では、就活生向けにサービスをするカフェも増えてきています。こうした場所では、コーヒーが無料もしくは半額で飲めたり、PCが無料で借りられたりするなど、就活生にとってありがたいサービスが提供されています。
加えて、就活生が多く利用する場所なので、情報交換の場として利用することもできます。就活生のためのサービスはたくさんあるのでぜひ、調べてみてください。
お弁当や水筒を持参する
朝ごはんやランチのたびに外食をしていたら、かなり出費がかさみます。お弁当や水筒を用意しておくと、飲食にかかる費用がかなり節約できますよ。
とくにビジネス街は、コーヒー代やランチ代も割高なところが多いです。できるだけお弁当や水筒を持ち歩いて節約するようにしましょう。
就活時にお金で苦労しないために
就活前から準備をしておく
就活が本格的に始まると忙しなり、今までのようにアルバイトをする時間がなくなります。説明会や面接、提出書類の準備などでアルバイトどころではなくなる人も多いです。
就活時にお金に困ることのないよう、大学1、2年生の頃からアルバイトなどをして就活用の資金を貯金しておくのがいいでしょう。時間があるうちに準備をしておくことで、余裕を持って就職活動に打ち込むことができます。
インターンシップで就活しながらお金を稼ぐ
貯金が間に合わなかったという方には、就活をしながらお金を稼ぐことができる「インターンシップ」がおすすめです。短期のインターンだと無給のものもありますが、長期のインターンはほとんどが有給です。
アルバイトだとなかなか就職に役立てることは難しいかもしれませんが、インターンシップは就活の準備や対策の一環となるものです。就活が忙しくなっても続けられるように、できれば大学1、2年生の頃から長期インターンに参加しておくのがいいかもしれません。
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まとめ
いかがだったでしょうか?就活中は、こうしたテクニックやサービスを知っていることで出費をいくらか抑えることができます。就活はこれからの人生を決める大事な時です。今回紹介したことを参考に、お金に困っている学生も上手くお金を節約し、自分の納得のいく就活をしてください!
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