文系大学院生は就活で不利?文系院卒就活のポイント

春休みに入り就職活動が解禁されると、大学院生にとっても今後の進路を真剣に考えなければいけない時期になります。研究者になるのか…就職するのか…それとも…。文系の大学院生にとっては研究者の道は狭き門。就職を考える人が必然的に多くなってくるかと思います。
しかしそうなると頭をよぎるのは「文系大学院生は就職に不利」という言葉。大学院に進学する際にもこの言葉が気になり悩んだ人もいるかと思います。とはいえあきらめるわけにはいきません。文系大学院生は就活でどのような対策をするのがよいのでしょうか?学部生との違いや、文系大学院生が内定をもらうためのポイントについて解説します。

大学院生
目次

文系大学院生の就活は不利なのか

そもそも、文系大学院生は就職に不利なのでしょうか。これに関しては一概に不利とも不利でないとも言えないというのが事実です。

実際就活を行い、何の苦労もなく内定をもらっている人もいます。その一方で、文系大学院だからと面接で差別的な発言をされたと悩む人もいるのです。これはなぜなのでしょうか?

文系大学院生が就活で苦戦する理由

なぜ文系大学院生は就活で苦労するのでしょうか?それにはいくつかの理由があると思います。

学部生より年齢が高くなってしまう

修士卒業で就職するのであれば学部卒の人と2歳違いのため、そんなに開きはありません。しかし、博士卒であったりその前に何年か浪人や留年していたりすると、就職するときには30歳手前というケースもあります。

会社で30歳手前ともなれば、学部卒の新卒で就職した人はすでにリーダーとして人を束ねてバリバリ仕事をしているという場合もあります。そうなるとどうしても目の前にいる大学院生と自分の会社にいる同じ年くらいの社員を比べてしまうということも考えられます。

また、日本は入社前のスキルをあまり重視せずポテンシャルで学生を採用するので、院生より長く働ける学部生の方が採用されがちです。

就職浪人の延長線で大学院に進学をしたと思われる

就職氷河期の頃、就職できなかった時に就職浪人では体裁が悪いからとりあえず大学院に行くという人がいました。そのような人は特に大学院で何をやりたいということもないので、ただただモラトリアムな2年間を遊んですごすことになります。

しかし、やる気のないモラトリアム人間を新卒より高い給料で雇おうという会社もなかなかありません。文系大学院生というとそのようなイメージを持ってしまう採用担当者もいるのは事実です。

専門知識に固執しすぎる

面接で自分の研究テーマや専門知識をアピールすることは全く問題ありません。学部卒の人もゼミの話やサークルの話をすることは大いにあります。

しかし文系大学院では理系大学院と違って、直接研究分野を活かせるような仕事は非常に少ないです。にもかかわらず自分が知っている専門知識に固執した話ばかりしてしまうと、面接官にとってはよくわからない話をされていることになり、あなたの良さがあまり理解できません。その結果残念な結果になってしまうことも多いようです。

仕事を進める上で必要なコミュニケーション能力が低い人が多い

文系で大学院に行く人は研究や勉強が好きな人が多いと思います。また授業の関係で議論や発表をするということに慣れている人が多いです。

その時の話し方に慣れていると、面接でも論破するように話したり、専門用語を相手が分かっているかのように話してしまう人がいます。そうすると相手のことを考えられない、コミュニケーション能力のない人と判断されてしまう可能性があります。

また人によっては、自分の研究のために論文や書籍を読む時間が多く、人とあまり関わらないこともあります。人と関わる機会が減ることでコミュニケーション能力の低下につながります。コミュニケーション能力は仕事をするうえで必須なので、就活を成功に導くためには欠かせない能力です。

大学院生が就活で意識すべきこと

学部卒でも大学院卒でもするべきことは同じ

学部卒の就活でも、企業研究をしっかり行いその会社で自分は何ができるかをしっかりアピールしましょうという話をしますが、まさにこれです。

その企業で何が求められているのか、自分はどうしてその会社を選んだのか、自分はその会社で何ができるのかをしっかり研究し、それを面接でしっかりアピールすることができれば文系大学院卒であろうと学部卒であろうと内定をもらえるのです。

周りの雰囲気に流されないこと

学部卒の場合は周りにも就活生が多いので自然に対策をするようになりますが、大学院卒の場合、その周囲の絶対数が少ないため基準が分からなくなりがちです。そのためか学部生に比べて自己分析、企業研究が足りない大学院生が多いようです。

なるべく早い時期から自分なりに企業研究などを開始して、余裕をもったスケジュールで就活をすすめるようにしましょう。

学部生時代や高校時代の話ばかりをしない

大学院でやることは研究とかが多くなるので、専門分野の話ばかりにしないよう学部生時代の話をしようとする人もいると思います。ですが院生時代の話をまったくしないと、「大学院で何もしてこなかったから大学院の話をしないのかな?」などとマイナスの印象をもたれてしまうことがあります。自分が院生時代にやったことも積極的にアピールするようにしましょう。ただし、専門用語を使うときは面接官が分かるように説明するよう心がけましょう。

文系大学院生が内定をもらうためのポイント

ではどうしたら内定をもらうことができるのでしょうか?

新人として会社に入るという意識をもつ

一次審査の面接などは就活生の緊張を解くため、大卒の人と同じくらいの年齢の社員が面接官として抜擢されるケースもあります。知り合いの採用担当者曰く、「年下だと思ってナメてかかる大学院生や中途採用の人もいるんだよね~。でもそんな人は会社では絶対うまくやっていけないからすぐ落とす(笑)」ということでした。

たとえ年下だとしても、先輩は先輩です。近年では年功序列という考え方も崩れており、企業側も年齢をあまり気にしなくなっています。その一方で幅広い年齢の人とうまくやっていけるかどうかが重要になってきており、面接でも見られています。年齢に関係なく社会人として自分は新人であるという意識をきちんともち、学ぶ姿勢であることをアピールしましょう。

自己分析をきちんと行う

「どうして大学院へ行ったのですか?」「志望動機は?」など必ず聞かれる質問にはきちんと答えられるようにしておきましょう。この質問で目的意識をもって大学院に進んだのかがわかるので、事前に答えを考えておくことが重要です。自分の強み、仕事に対する意欲、人生のキャリアプランをきちんと納得できるように説明することで学部生との違いを見せつけましょう。

専門知識に固執しすぎない

面接官は、学生が自分の会社で役に立ってくれそうか、あるいはどのような仕事をする人になりそうかを見ています。直接関係のない知識だけを自慢しても採用には繋がりません。

面接で聞かれれば専門分野の話をする機会もあると思いますが、簡単に高校生でも分かるように説明します。

大学院生ならではの強みをアピールする

経験の豊富さをアピール

学部生と比べて不利な点もありますが、逆に大学院生だからこその強みもあるはずです。学部生よりも年齢が高いのであれば、その分経験も豊富なのでアピールできることも多いでしょう。

知識だけでなく、研究を通じて学んだことや身につけたスキルをまとめておくようにします。研究チームでリーダー経験などがあれば、それもアピールしましょう。

自分の強みをいかせる業界・仕事を選ぶ

研究で得た専門知識を実際の仕事とどう結び付けられるかどうかが、就活成功のポイントになります。業界研究や企業研究をしっかりと行い、自分の研究や知識がいかせる業界や仕事を見つけましょう。

研究と直接関係がなさそうな分野でも構いません。幅広い視野で、自分の知識や強みをいかせる仕事はないか探してみてください。

専門の研究をしたからこその強み

文系の大学院で専門の研究をすると、「数値分析力」「問題発見力」「問題解決力」「説明能力」などが自然と身につきます。こうした能力を仕事と結び付けてアピールできるよう、準備をしていきましょう。

最後に

理系と違い文系では、専門に学んだ研究を活かせる仕事が少ないかもしれません。

とはいえ、文系大学院では非常に大切なことを学べます。それは、「自分で仮説を立てて実現する方法を考え、検証する。そして結果を考察し、何をすべきかを考える」ということです。これはどの業界でも大切にされていることです。

きちんとした企業研究を行い、そこで自分がどのように活躍できるのかをアピールできれば、行きたい企業から内定をもらうこともできるはずです。インターンシップに行けば、企業での働き方を知ることができたり、就活でアピールできる経験をすることができます。興味のある業界や企業のインターンシップがあれば、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

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就職浪人をするときは大学を休学すべき?休学中にやるべきことなども併せて解説!
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え、まだOB訪問してないの?メリットだらけのOBOG訪問に行こう
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授業にバイト、インターンに就活。就活生の皆さんは、とっても忙しい日々を過ごされていると思いますが、OB訪問はしていますか? 「いや、わたしまだ2年生だし」 「志望企業決まってないし」 「初対面の人にいきなり会うのは気が引ける」 この様に感じている人がいたら、この記事を読んでマインドセットを変えましょう。このままではもったいないですよ、本当に。 なぜなら、OB訪問は就活のためだけでなく、長期的にあなたのメリットとなる体験だからです。リーマンショック後の就職氷河期を乗り越えた、外資系メーカー7年目の筆者が、実体験も含めて、「OB訪問のメリット」について語ります。 OB訪問のメリット OB訪問の隠れたメリットって? OB訪問の本当のメリットとは何でしょう?一般的に言われている、わかりやすいメリットは以下の点です。 ・説明会と異なり、社員の生の声、本音が聞ける。 ・初対面の大人と話すことに慣れることができる。 ・就活、面接のアドバイスをもらえる。 もちろん就職活動という短期的な視点で考えるとそうなのですが、わたしが考える最大のメリットは、「自分の理想像をブラッシュアップすることができる」この一点に尽きます。 皆さんは、これからどんな人生を送りたいか、イメージ出来ていますか?また、それを想像したときに、心からワクワクしますか?正直なところ、当時の私は「ワクワクするような理想の未来」をなかなか思い描くことができませんでした。 「一体どんな大人になりたいのか」「どんな仕事がしたいのか」。仕事や生き方は多種多様です。学生時代の私は、「どんな仕事が自分に合っていいるのか」「何が自分にとっての幸せなのか」、自信を持って答えることはできませんでした。 「どんな仕事がしたい?」チェックテストをやってみよう! 例えば、以下の選択肢から、自分にとって最適だと思うものを選んでください。 問1) A.歴史と安定感がある保守的な企業で、定年まで勤め上げたい。 B.変化が速く、上下関係が無いフラットな企業で働きたい。自分の成長に繋がるのであれば、転職にも挑戦したい。 問2) A.組織が成熟している企業で、整った教育を受けたい。 B.少人数体制で、初めから責任感のある仕事がしたい。 問3) A.一般職でサポーター系の仕事をしたい B.総合職でバリキャリになり、会社の経営幹部に成長したい。 C.若いうちにバリバリ働きたいが、将来的にはゆるキャリにシフトチェンジしたい。 いかがでしょう?自分はこれだ!と断言できたでしょうか?まだ出来ない人も多いと思います。でも、それは当たり前。なんたって、働いた経験が無いのですから。逆に現時点で断言出来ている場合も危険です。「入社した後に想像とは違った」とギャップを感じてしまうかもしれません。 OB訪問で「将来の自分像」を明確に そもそも現時点での自分の考えと、5年、10年後の考えが同じ保証なんてどこにもありませんよね。ちなみにわたしも現在進行形で模索しています。「会社の期待通りに管理職になり、いわゆる出世ルートを目指すか。それとも30歳を目前にキャリアチェンジをするか…。」 というわけで、自分の将来像をまだ描くことが出来ていないあなたも、もうこれで行く!と決心したあなたも、学生として時間があるうちに、ひとりでも多くの大人に会いましょう。そして自分の理想像をブラッシュアップしましょう。OB・OG訪問の醍醐味とは、自分のロールモデル探しが出来ることです。 それでは次に、どのようにOB・OGを探すかについて説明します。 OB・OGの探し方 学生課の卒業生名簿からアポをとる これだけネット社会になっても、やはりこれが一番オススメですね。母校の後輩のためであれば、親身に話をしてくれるOBが多いです。しかしこの場合、メールアドレスの開示が無いことがあります。少し面倒ですが、手紙を出しましょう。 そして手紙には必ずメールアドレスを書くこと。一度メールのやりとりが始まってしまえば気が楽になります。 ウェブサービスを利用する 今は学生と会社員を繋ぐマッチングサービスが増えていますよね。わたしも訪問を受ける側として、とあるサイトに登録しています。こうしたサービスを利用する利点は、「自ら学生に発信したい」という想いがある会社員が集まっていること。ポジティブな気持ちで仕事と向き合っている人が多く登録していると思われます。 欠点としては、のんびりそれなりに働いている人とは出会えない可能性があることくらいでしょうか。したがって、ネガティブな話は引き出しづらいかもしれません。モチベーションを上げるという意味では、使わない手はないです。 あらゆるSNSを駆使する 個人的にはこれ、アリだと思います。今の時代、その人が連絡手段を公開している限り、そこからアポを取ることは何ら失礼ではありません。 ただ、返事がもらえなくても気にしないこと。返事が来たらラッキーという気持ちで取り組みましょう。 その分、会ってもらえた時の感動は大きいでしょうし、その経験は自分の成長に繋がります。「おもしろい学生だな」「会ってみようかな?」と思わせるアプローチを考えてみてください。こうした経験も一種の営業経験になりますよ。 OB訪問の流れを理解しておこう ここではOB訪問の流れについて、簡単にご説明します。 OB訪問のステップ①アポイント 話を聞いてみたいOB・OGが見つかったら、まずはアポイントをとりましょう。社会人の先輩は忙しいので、スケジュールはOB・OGの都合に合わせるようにします。 質問事項はあらかじめ用意してリストアップしておきましょう。訪問の数日前までにメールで送っておくとOBも準備ができるので、しっかりとした答えが聞ける可能性が高まります。 OB訪問のステップ②訪問 話を聴くときは、ノートやメモ帳、パソコンなどを用意しておきます。大事なことを聞き逃さないよう、必ずメモをとりながら話を聞きましょう。 忙がしいなか時間を割いて会ってくれるのですから、時間を無駄にしないためにしっかりと事前準備をしておく必要があります。会社の基本情報や募集要項など基本的なことは、前もって調べておくのは鉄則です。 OB訪問のステップ③お礼の連絡 訪問が終わったら、感謝の気持ちをを忘れずに伝えましょう。わざわざ手紙でお礼状を出す必要はありません。 忙しい社会人にとっては、電話も負担となる可能性があるので、お礼はメールがベストです。お礼の連絡は、当日の夜か翌日中には送るようにしましょう。 それでも不安または億劫なあなたへメッセージ さて、以上のステップを説明しましたが、「やっぱりハードル高いわー」「ちょっとめんどう」「相手からどう思われるか不安」、という声が聞こえてきそうですね。そんなあなたに、私から伝えたいことがあります。 OB訪問を依頼された側にもメリットはあるので、気楽にいこう。 わたしは学生時代、OB訪問を受けるときに、「ああ、仕事で忙しいのにわざわざ時間をもらって、申し訳ない…」と思っていました。でも、そこまで気をつかう必要はないですよ。なぜなら受け手にもメリットがあるからです。 ・自分の仕事を振り返る良い機会になる ・初心に帰り、モチベーションをあげることができる 一度会社勤めが始まると、外との繋がりが減る仕事もあります。その中で学生の皆さんと話す機会というのはとても刺激になり、「自分も仕事を頑張ろう」と思えるものなのです。ですので、そこまで気負わず、楽しもうという心構えでいることをオススメします。 OB訪問は学生の特権。 当たり前ですが、OB訪問は学生だけの特権です。一度社会に出たら、そう簡単には話を聞かせてもらえません。それなりの対価が求められる場合が大半でしょう。例えば、交流会やセミナーなどで、お金を払うことがそれに当たります。 わたしも出来ることなら、競合他社の同じ職種の人に、相談してみたいですね。所属する企業の中から、理想にぴったりの大人を見つけることは、実は難しいです。「もっと社外の人と気軽に話せたらいいのに」と思うこともあります。 「OB訪問させてください」の一言で、なんの疑いも持たず初対面の人が会ってくれるなんて、ある意味奇跡です。学生のうちは気付かないかもしれませんが、本当に貴重な機会なんですよ。 まとめ さて皆さん、やる気が出てきましたか?以上のように、OB訪問とは就活のためだけではなく、自分の求める働き方や、理想像をブラッシュアップする上でとても有意義です。 また、せっかく知り合った社会人の方と、ここで関係を終わらせる必要もありません。もし今後も人生の先輩として相談したいと思える人と出会えたら、あなたのコミュニケーション次第で、関係を継続することも不可能ではないでしょう。 是非ひとりでも多くの魅力的な社会人に会ってみてください。そして、ワクワクするかしないか、自分の気持ちに正直に聞いてみてください。学生、就活生である特権を最大限活かし、理想の大人に一歩近づきまし...

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就職が決まらない!内定が出ない時に見直すべきポイントは?
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周りの学生は内定を貰い始めているのに、自分は就職が決まらないと焦っていませんか?就職活動がうまくいかないときは自分の就活の仕方に問題がある可能性があります。一度自分の就活スタイルを見直してみましょう。 就職がなかなか決まらない就活生は多い 就職情報会社マイナビの「2020年卒大学生就職内定率調査」によると、20年卒の学生の就職内定率は2019年8月末の時点で82.6%とかなり高い割合の学生が夏季休暇の終わりまでに内定を獲得できていたという結果です。つまり近年の就活は「売り手市場」といわれ内定が取りやすい状況です。 しかし選考を受けたからといって必ず受かるわけではなく、エントリー数に対して内定を獲得できる数のほうが少ないのが普通です。就活は落ちることの方が多いと考え、諦めずどんどん選考を受けていきましょう。 選考を通過できない、就職が決まらない理由は? 就活を続けていてもなかなか選考を通過できず、内定が取れないのはどのような理由があるのでしょうか。ここでは就職が決まらない原因を3つ解説します。自分の就活を振り返って当てはまるところがないかチェックしてみてください。 業界や企業が自分に合っていない 1つ目は選考を受けている業界や企業と自分がマッチしていないというものです。自己分析が上手く活用しきれず、どのような業界や企業で自分のやりたいことができるか分析しきれていないことが原因の1つと考えられます。自分で「この企業と自分はこのような部分がマッチしている」と明確にできていないと、書類選考や面接で他の学生と差を付けることが難しくなります。 事前準備が不足している 2つ目は事前準備が十分にできていないというものです。自己分析や企業研究が十分できていなかったり、面接練習や質問の回答を準備できていないなど事前準備が足りないと選考を通過しにくくなります。就活はどれだけ事前準備ができていたかが重要な決め手になります。 受けている選考の数が少ない 3つ目は企業の選考を受けている数自体が少ないということです。説明会や選考を数社受けて内定を取れる人はほとんどいません。たくさん選考を受ければ内定が出るとは一概に言うことはできませんが、ほんの少しでも興味がある企業は説明会や選考に参加するべきです。 また面接や適性検査なども数多く選考を受けていくうちに慣れていくものです。選考に慣れていくと本番に強くなりより自分の力を発揮できるようになります。 就職が決まらない時に見直すべきポイント! 2章では何故選考を通過できないのか理由を紹介しました。2章で紹介した理由を踏まえて、就職が決まらないときに見直すべきポイントを解説します。すぐに実践できるものも多いので、次の選考に活かしてみてください。 自分を客観的な視点で見れているか 自己分析は自分ひとりで行うだけでなく、客観的な視点を取り入れるとより精練されます。友人など他人から見て自分にどのような特徴があるのか聞いてみたり、大学のキャリアセンターの面談を活用し自己分析を手伝ってもらうなど他人からの客観的な視点を取り入れてみましょう。 企業研究を怠っていないか 志望する業界何となくどのような業界なのか調べるだけでなく、一社一社の企業研究をしっかり行うことも重要です。企業の事業内容や強み・弱みといった基本的な情報だけでなく、入社後の働き方や実現できることなどより踏み込んだ情報を集められているかが他の学生と差をつける要素です。実際に働いている社員の方の話を聞きに行くなどの「積極性」が選考では熱意として評価されるポイントになります。 ES、適性検査の対策を十分行っているか ES、適性検査など面接の前段階である、書類選考で落とされるのはかなり勿体無いです。ESの書き方やSPIなど適性検査の対策はある程度行っていないと、書類選考で落とされてしまうこともしばしばです。 ESは添削してもらうなどクオリティを高めましょう。選考を受ける企業がどのテスト方式を採用しているのか事前に調べ、テキストや問題集を1回は解くなど対策しましょう。 面接対策は十分行っているか 面接で質問されるであろう質問の回答を事前に考え、本番で話せるように練習しておくなど面接対策を十分に行っているか確認しましょう。学生時代に最も打ち込んだことや自分の強みについてなど、基本的な質問は空で言えるくらい練習しておきましょう。 また面接では緊張してうまく話せないということも多いです。重要なのは面接慣れすることです。面接練習や選考をいくつか受けて、面接の経験を積むようにしましょう。 難しい業界、企業ばかり受けていないか 規模が大きく有名であったり、人気の高い業界や企業の選考ばかり受けていませんか。大企業で採用枠が多い企業でも選考を受ける学生の人数が多いと内定を獲得するのが難しくなります。同じ業界の競合他社や関連した業界の企業の選考を受けるなど、選考を受ける範囲を広げましょう。 就職が決まらない時に試してみて欲しいこと 人と比べない 就職が決まらないと焦ることも多いと思います。周囲の就活生と自分を比較して落ち込むこともあるでしょう。自分と人を比べることが多いなら、SNSなどもあまり見ない方がいいかもしれません。 就活は競走ではありません。時間がかかったとしても、最終的に満足いく結果になればいいのです。周囲のことを気にしすぎるのはやめて、マイペースで就活に臨んでみてください。 誰かに相談してみる 就職が決まらない時は誰かに相談してみるのがおすすめです。誰かと話していると、一人で悩んでいては気づけなかったことに気づけたり、新しい視点を発見できたりします。 大学やアルバイト先の同僚なら気軽に話しやすいと思います。家族やバイト先の上司なら何かいいアドバイスをくれるかもしれません。大学の就職課などで相談してみるのもいいでしょう。 気分転換をする 就職が決まらない時は気分転換をするのもいいでしょう。思い切って半日や1日就活を休んで、好きなことをすると気分をリフレッシュできます。就活へのやる気も出てくるかもしれません。 読書や映画鑑賞をしたり、自転車やスポーツなどで体を動かして汗を書くのも気分転換には効果的です。1日中自分の好きなことに没頭するのもいいでしょう。友達や家族に会って話をするのもいいですね。 インターンシップに参加する 就職が決まらない時は、インターンシップに参加してみるのもおすすめです。就職が決まらないからといって、焦ったり落ち込んでいてもしょうがないので、どんどん行動してみることです。インターンシップで実際に職場を見学したり仕事を体験すると、いろいろな気づきがあります。 「意外と楽しい」「自分に向いているかも」と、自分と企業との相性を見極める機会にもなります。インターンシップに参加することで企業の良さや仕事のやりがいに気づく就活生も多いです。 1日や数日で完結するインターンプログラムも多いので、複数の企業のインターンに参加することも可能です。少しでも気になる業界や企業があれば、インターンシップに参加してみるのがいいでしょう。 最後に 就職が決まらないと思った時は今までの就活のやり方を見直してみましょう。同じように就活をしている友人や大学の就職支援のスタッフにアドバイスをもらったりすると、客観的に自分を見つめることができます。自分が納得できる結果が出るまで諦めずに就活をやり切りましょう。 ...

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大学生は1年生・2年生もインターンシップに行こう!
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「インターンシップは大学3年生が就活のために行くもの」と考えていませんか? 確かに日本の大学生の多くは、大学3年生(あるいは修士1年生)になって周りが「就職活動」を意識する雰囲気になってきてからインターンシップへの参加を考え始めているようです。 しかし、インターンシップガイド運営事務局は大学1・2年生にもインターンシップへの参加をおすすめしたいと考えています。 今回は大学1・2年生がインターンに参加するメリットや、参加するための準備などについて解説していきます。 インターンシップについて知ろう インターンシップとは インターンシップとは、学生が就職する前に一定の期間はたらく就業体験のことです。日本では、就活のためにするものというイメージが強いですが、必ずしも就活のためにするということではありません。 短期インターンやセミナー型と呼ばれるものもあります。こちらは企業説明会に近く上記のイメージには当てはまらないかもしれません。 1年生・2年生から参加する場合には、短期インターンではなくて、長期インターン・有給インターンと呼ばれる長期間に渡って参加するタイプにするとよいでしょう。 短期インターンは無給なことが多いですが、長期インターンは有給なことがほとんどです。 アルバイトと長期インターンの違い アルバイトも長期インターンのどちらもお金を稼ぐという点では変わりませんが、目的が少し異なります。 アルバイトの場合、雇用する側は人手を求めており、働く人はお金を求めています。そのため時間とお金を交換している感覚が比較的強くなります。 長期インターンでは、企業側は優秀な学生と知り合いたいという目的もありますが、基本的に学生の成長を応援しています。学生としてもスキルアップを期待して参加することが多いです。 「お金を稼ぐこと」に重きが置かれているのか、「スキルアップ」に重きが置かれているのかという点で異なります。 大学1年生・2年生がインターンに参加するメリット 仕事を本格的に経験して知ることができ、就職先選びのミスマッチを防ぐ 学生にとって、社会人の仕事がどのようなものなのかをイメージすることは簡単ではありません。 多くの大学生は3年生になって就職先を選び始める段階で初めて、企業の説明会や口コミ、インターネットなどで情報収集をして卒業後の仕事について知ろうとします。 しかし、それでは自分に合った就職先を考える期間が十分にありません。 また、説明会や口コミ、インターネットなどから得られる情報だけでは、仕事への理解度に限界があります。説明会やOB訪問でしっかり企業研究をして就職したのにもかかわらず、いざ働き始めてみるとやはり仕事が自分に合っていないと気付くという方は多くいます。 インターンシップに参加すれば、説明会に参加するだけとは違って仕事を実際に体験することになるので、その仕事が自分に合っているかどうかをきちんと判断することができます。 説明会で「営業」「企画」「エンジニア」など様々な職種の説明を受けただけという人と、インターンシップで実際にそれらの仕事を体験した人では、仕事内容や自分自身の適性に対する理解度が大きく変わりますよね。 インターンシップの経験があると就活の選考で有利になる 長期インターンシップでは実務を経験するので、ビジネススキルやビジネスマナーを身につけることができます。 また、インターンシップ先の企業からも入社のオファーがもらえることがあるだけでなく、インターンシップで会社に貢献した経験は就職活動で他の企業の面接を受ける際にもアピールになります。 よく大学3年生が参加する「短期インターンシップ」だとシミュレーションが主なので実際の仕事を経験するわけではなく、他の企業の面接でアピールできるような会社に貢献した経験は作りにくいのですが、長期のインターンシップならそれが可能になります。 大学3年生になる前から就活で役立つようなビジネススキル、ビジネスマナーを磨いて実務で活躍したという経験を持っていれば、同学年の中でかなりリードすることができるといえます。 高度な知識やスキルを活かした仕事ができ、より充実した学生生活になる 大学生の多くは、大学で学んでいる分野や将来就いてみたいと思う職業とほとんど関係のないアルバイトをしています。接客、塾講師、軽作業など…。 もちろんそのようなアルバイトでも得られることはたくさんありますが、大学で学んでいることや将来就いてみたい職業に大きく関連するような仕事を大学生のうちから体験できる「インターンシップ」があるということを、もっと学生に知ってほしいと思います。 学生がインターンシップで体験できる職種は、営業、エンジニア、企画、マーケティング、事務、広報など様々で、インターンシップガイドを用いて自分に合ったインターンを探すことができます。 様々な業種、様々な職種でインターンシップの募集があるので、あなたが経験してみたいと思うような仕事もきっと見つかるでしょう。就職活動のためだけでなく、充実した大学生活を送るためにインターンシップに参加してみてはどうでしょうか? 時間に余裕があるのでさまざまな経験が積める もしインターンシップを始めて合わない仕事だと感じたら、辞めて次を探せば良いのです。そうやって試行錯誤するためにも、時間に余裕がある大学1年生・2年生のうちから始めるのがベストですね。 1日や数日の短期インターンや、夏休み中だけのサマーインターンなどもあります。「まだ将来何をしたいか決まっていない」という人は、なるべくたくさんの企業や職種のインターンを経験してみると、やりたい仕事や興味のある分野が見つかるかもしれません。 就職活動が始まってからだとたくさんのインターンを経験している時間的な余裕がなくなるので、インターンを始めるなら今がチャンスです。 インターンについての疑問や不安を解消しよう スキルも資格も何もないけどインターンに参加できる? できます。はじめから仕事に使えるスキルを持っている大学生などほとんどいません。 仕事をしながら新しいことを学んでいく姿勢さえあればスキルや資格は不問で募集しているインターンシップがたくさんありますので、インターンシップガイドを使って探してみましょう。 エントリーシートや面接といった選考があるインターンもありますが、はじめからスキルや資格を求められるインターンは少なく、仕事を通じていろいろなことを学んでいく意欲さえアピールできれば問題ありません。 どんな企業がインターンを募集してるの? 大学1年生・2年生のインターン生を募集しているのは、中小企業やベンチャーが多いです。大手企業で募集しているところはあまり多くありません。 募集している業界はさまざまですし、職種も幅広いです。事務や営業以外にも、エンジニアやクリエイティブ系職種の募集もあります。 「仕事内容が知りたい」「職場環境が見てみたい」など気になる業界や企業がある人は、インターンシップに参加してみるのが一番ですよ。 インターンでお給料はもらえるの? 有給か無給かは、企業やインターンプログラムによって違います。基本的には1日や数日の短期インターンは無給のことが多く、数週間以上の中期間・長期間のインターンは有給となるケースが多いです。 お金がもらえてアルバイトのかわりにもなるような長期のインターンシップに参加するなら、就活やゼミなどで時間が取りにくくなる前の一年生、二年生のときがおすすめです。 インターンと大学の勉強・サークルは両立できるの? スケジュールについては、学生の都合に合わせて調整してくれる企業がほとんどです。週に何日・何時間働けるかなど、面接の際に相談しておくと安心ですね。 夜遅くまで営業している企業や、土日に勤務できる企業などもあります。最近はリモート作業ができるインターン募集も増えているので、そうしたインターンを探してみるのもいいでしょう。 大学生活の過ごし方の選択肢にインターンシップを! 学業、部活、サークル活動、アルバイトなど、学生時代に打ち込みたいものはそれぞれたくさんあり、そのどれも素敵な経験になると思います。 そういった中の選択肢の1つとして「インターンシップ」があるということを、大学1年生のうちから多くの大学生にぜひ知っておいてもらえたらと願っています! インターンシップガイドには、大学1・2年生におすすめのインターンシップ情報を多数掲載しております!あなたにあったインターンシップを探してみましょう!...

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