選考会って説明会とどう違うの?実施される内容や意識すべきポイントを紹介!

就活をしていると「選考会」を開催している企業に出会うことがあります。初めて選考会を知った就活生の中には「選考会ってどんなもの?」「選考会と説明会とは違うのかな?」と疑問に思う方もいるでしょう。

そこで今回は、選考会と説明会の違いや、選考会で実施される試験の内容をご紹介します。さらに選考会に参加する時に意識すべきポイントや対策を解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

選考会って説明会とどう違うの?実施される内容や意識すべきポイントを紹介!
目次

選考会とは?

就活の選考の1つ

選考会とは就活の選考方法の1つです。通常「筆記試験」や「面接」は別日程を組んで実施します。一方、選考会ではそれらの採用試験を1日でまとめて済ませてしまい、合否は後日通知する形が一般的です。

筆記試験や面接を別日程で行わない分、早期に内定を出すことができるため、優秀な人材確保を急ぐ大手企業や新たな選考方法に積極的なIT企業などで取り入れられているケースが見られます。

企業も就活生も負担が少ない

選考会は「企業も就活生も負担が少ない」というメリットがあります。企業にとっては、複数の日程や場所で採用試験を行うよりも、場所代や人件費といったコストを削減しやすくなります。また、採用試験を1日にまとめれば、他の日は別の仕事に当てることもできます。

一方、就活生にとっても1日にまとめられていることで、スケジュールを調整しやすいほか、交通費や宿泊費などの費用も抑えることができます。

説明会と選考会の違いとは?

説明会とは、企業が就活生に対して事業内容・業務内容・1日の働き方・給与や待遇などを説明する会です。企業によってはOB・OGとの質疑応答の時間が設けられているなど、自社の魅力を知ってもらうために、それぞれの企業が工夫を凝らしたアピールを行っています。

説明会はあくまで情報収集の場であり、説明会への参加自体は選考に関わりません。一方、選考会は先ほども説明した通り、採用試験を行う会ですので、参加することは選考に直結します。なお、説明会後に選考会を開催する企業もあります。

選考会で実施される内容と対策法

筆記試験

選考会で実施される採用試験の1つが「筆記試験」です。筆記試験と聞くとSPIや玉手箱のようなテストがイメージされるかもしれませんが、選考会で用いられる筆記試験の中には企業が作成したオリジナル問題が出題されることもあります。

事前に選考会の案内を確認しておきましょう。OB・OGを訪問する機会があれば、過去の選考会で出題された内容について確認しておくのもおすすめです。

集団面接

選考会で実施される採用試験の2つ目は「面接」です。
限られた時間で多くの就活生の面接を実施する選考会では、主に「集団面接」が行われます。1人の持ち時間が少なくなるからこそ、面接練習を重ねてスムーズな受け答えができるよう準備しておくことが求められます。

質問される可能性の極めて高い「志望動機」や「自己PR」の回答を自分なりに用意しておくことはもちろん、面接中の言葉遣いや表情にも気を配ってみましょう。

選考会の流れや服装について

選考会の流れはどんな感じ?

選考会の内容や流れは企業により異なります。ほとんどの場合、選考会のスケジュールは案内メールなどに記載されているので、事前に確認しておきましょう。

一般的には、次のような流れで選考会が進められることが多いです。

【一般的な選考会の流れ】

受付

企業による会社や業務についての説明

懇親会・質疑応答

筆記試験・適性検査

一次面接

二次面接

アンケート

選考の結果はいつ頃わかる?

選考会の結果は、早い企業だとその日のうちにわかることがあります。選考会は1日で完結して、結果は1週間後に連絡するというケースも多いです。

選考会はスピード感が重視されているため、あまり考える猶予が与えられないことも多いです。内定を受けるにしても辞退するにしても、素早く決断するようにしましょう。

選考会の服装は?

基本的には企業から服装の指示があると思うので、規定に従います。案内メールなど確認すると、「服装はスーツ」「私服でお越しください」など書いてあるはずです。

服装について記載がない場合は、企業の担当者に問い合わせて聞いておくと安心です。「服装は自由」と言われても奇抜な格好やラフすぎる服装は避けて、節度ある装いを意識してください。

選考会に参加する時に意識すべきポイントとは

自己分析を済ませておく

選考会に参加する時に意識しておきたいのが、自己分析と企業研究です。面接でスムーズな受け答えをするためには、自分の強みやスキルを知っておかなければなりません。

「自分が得意なことは何か」などは意外と自分で見つけづらいもの。身近な家族や友人に尋ねるなど客観的な評価もうまく活用しながら、自分自身を知るようにしましょう。

業界研究・企業研究をしておく

業界研究・企業研究を通して「その業界や企業が自分に合っているのか」を検討しておくことは何より大切です。自分に合わないのに選考を受けても、時間や労力を無駄にしてしまいますし、入社できても長く働くことができません。

さらに「企業がどんな人材を欲しいと思っているのか」を知ることで、自分自身が企業にとって魅力を持った人材であることをアピールできます。

身だしなみ・マナーにも気配りを

選考会に参加する時には、身だしなみやマナーにも気を配るようにしましょう。
どれだけ良い受け答えができる人でも、寝ぐせやシャツの皺があったりして身だしなみが整っていないと社会人として失格です。

また、ビジネスマナーが身についていないと、「社会人としての意識に欠けている」とネガティブな印象を抱かれてしまいます。
身だしなみやマナーは説明会当日に慌てても対応することは困難です。事前にしっかりと習慣づけることを心掛けてみましょう。

まとめ

選考会は筆記試験や面接試験を1日で済ませるため、企業にも就活生にも負担が少ない選考方法です。

選考会の筆記試験では企業のオリジナル問題が出題されることもあり、選考会の案内を熟読することはもちろん、OB・OGなどから過去の出題について質問しておくことも効果的です。

また、選考会では主に集団面接が行われるため、少ない持ち時間を活かせるよう、スムーズに受け答えができるよう準備しておきましょう。


大学生・就活生イベントランキング


就活情報全般の記事一覧
大学生おすすめコンテンツ