徹底比較!理系と文系の就職活動のやり方の違いは?

理系と文系では専攻の違いはもちろんのこと、就活においても違いが出てきます。理系は研究職や技術職志向のキャリアが多く、かつ大学の教育課程でも研究に重きを置いているので、理系特有の就活スタイルとなります。これに対して文系では自由応募での就活がメインとなります。今回はそんな理系・文系の就活での違いを徹底解説します。

理系
目次

理系就活の特徴とは?

まず、理系学生の就活の特徴を紹介します。研究がメインとなる教育課程なので、研究の分野を活かした理系ならではの就活もできるようになっているのが、理系就活の大きな特徴となっています。

学校推薦の存在

理系学生には学校推薦という理系特有の就活制度があります。学校推薦は文字通り、研究室と大学からの推薦をもらい、企業の研究部門や特定部門への推薦での選考を受けるというものです。
企業によって学校推薦枠が定められており、例えばある企業の研究開発部門では5人の大学院生に対して学校推薦枠を設けており、A,B,C,D,E大学からそれぞれ1人を採用するというような形を取ります。
企業によって制度やフローは違うものの、学内での選考を突破して学校推薦をもらった候補者にとってはその後のプロセスが少なく効率的に就活を進めることができます。しかし、学内での選抜を通過していてもその後の選考フローで企業側からNGを出してくるケースもあるので、学校推薦がそのまま内定へ直結するわけではないので、注意が必要です。
更に、内定をもらった場合は通常のように複数社で比較することができず、企業と大学との関係を重視して学校推薦の企業へ行かねばならないという制約も存在します。このような覚悟も求められるのが学校推薦の特徴です。

実際には、理系でも自由応募で就活している生徒が約半数を占めているようです。また、初めから学校推薦のみで就職活動を実施している学生はほとんどおらず、自由応募と並行して就活をしている学生が多いようです。

技術面接・スペシャリスト選考の存在

理系特有の選考では、アピールしてくる技術が本当なのか、研究開発部門との面談が設定されることが多いです。技術面接と呼ばれており、研究テーマや論文のテーマについてプレゼンして面接官の研究部門社員と質疑応答を行うというものです。専攻テーマがどれだけ志望企業にマッチングしているのか、自分のテーマが企業にどんな点で活きるのかをアピールする場となります。それゆえに、研究内容と論文テーマがどれだけとがっており、かつ企業の研究活動にダイレクトに活きるかが見られています。この傾向に加えて、理系専用の筆記試験・特別説明会も存在して、企業としても理系学生に特化してリクルーティングしたいことが伺えます。

大学院進学も進路として選べ、修士が選考条件になることもある

理系学生の場合、学部生で就活が上手くいかなかった場合、大学院に進んで更に専門性を高めて就活に臨むことができます。文科省の学校基本調査(平成28年度)によれば、学部卒業後に院へ進学する学生は30%ほどとなっており、半数近くが就職する傾向にあるそうです。大学院へ進学することによって高度な研究ができることはもちろん、修士課程を修了していないと受け入れを行わない企業もあるので、選考を見据えての進学もあるようです。特に特殊技術を用いているメーカーでは研究歴が長くないと適応できないという背景もあるので、部門によっては修士過程卒業を選考の最低条件としているところもあるようです。

研究が忙しくて時間がない反面、研究そのものが武器になる

理系学生は学生生活の主眼がほぼ研究(実験、観察、レポート、研究、ディスカッション)に注力されています。専門分野によって違いはあるものの、文系学部に比べると研究が占める比率は大きくなってしまい、サークル活動やアルバイトといった課外活動に対して注力できる時間は少なくなる傾向にあります。それゆえに、就活においてよく記載されるアルバイト活動、サークル活動、学生団体活動がなかったとしても研究テーマそのもので評価されるので、問題はないです。
文系学生は文系学生の強みを持ってアピールすればよいので、理系学生は研究テーマの強さをアピールすればよいだけです。更に、専攻外の営業職や文系職を志望したとしても理由がしっかりとしていれば、文系でないからといって就活で不利になるというわけではないです。

文系就活の特徴とは?

理系学生に対して、文系学生の就活は基本的に自由応募が原則となっています。理系との違いを見てみましょう。

自由応募が基本

文系就活の特徴としては、基本的には理系のような推薦制度は存在せず、自由応募が基本となっています。その分、エントリーシートの書類選考から面接に至るまでの選考フローが長く、かつ面接回数も多くなっており、理系に比べると数多くの選考フローを踏まなければならないです。就活が思うようにいかなかった場合も院生としての進路もありえますが、理系と比べてアドバンテージはあまり大きくならない傾向にあるようです。

専門性のアピールが資格などに限定される

文系就職の場合、オープン採用(職種を選ばない採用)になることが多く、なおかつ文系での専門も公認会計士や税理士といった狭き門での資格でしかアピールができないので、専門性のアピールがやりにくいと言えるでしょう。また、学業に専念せず、ゼミにも形だけ参加していた学生にとっては自分の学業での専門性はアピールしにくいです。理系に比べたらその積み重ねはあまり大きくないと見なされてしまうでしょう。

あなたの専攻や志向に合った就活を

さて、ここまで理系と文系の就活の違いを見てきましたが、重要なのは「自分がどんなキャリアパスを描いていきたいか」、「そのキャリアパスを描くためにはどのような企業を選べばよいのか」が鮮明になっていることです。
その考えが固まっていれば、理系・文系の差はあまり関係なく、自分の設定した目標に対してどれだけ効果的な準備ができるかによって就活の成否が決まると言ってもよいでしょう。


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