オープンキャンパスは、大学や専門学校の雰囲気を知れたり、授業を体験したりできる貴重な機会です。しかし、一緒に行く友達がいなくてひとりで行く場合は、不安を感じる方も多いでしょう。
ここではオープンキャンパスにひとりで行くメリット・デメリットについて解説します。待ち時間やランチの時にひとりぼっちでも寂しく感じないコツや工夫を紹介し、服装や持ち物についても解説するので参考にしてください。
- ・オープンキャンパスにひとりで行くメリット
- ├自分のペースで自由に見て回ることができる
- ├在校生や教授にも質問ができる
- └同級生になる人の雰囲気を観察できる
- ・オープンキャンパスにひとりで行くデメリット
- ├待ち時間はちょっと寂しい
- └周囲が友達といると気になってしまう
- ・ひとりでいることを気にしないコツ
- ├ひとりで行動する練習だと思う
- ├気を紛らわすものを用意しておく
- └音楽を聴きながら回る
- ・オープンキャンパスについてよくある疑問
- ├どんな服装で行けばいい?
- ├必要な持ち物は?
- └誰でもいけるの?
- ・最後に
オープンキャンパスにひとりで行くメリット
初めて行く場所であればなおさら、不安や寂しさがあるかもしれません。しかし、大学が自分に合っているかどうかをじっくり納得のいくまで確認するためにはむしろひとりの方がメリットがたくさんあるのです。
自分のペースで自由に見て回ることができる
オープンキャンパスには各学部やゼミ、さらにはサークルごとのブースがあります。キャンパスツアーとして大学構内を順番に案内してくれるイベントがあったり、展示物が用意されていることもあります。
目指す学部やチェックしておきたい箇所によってまわり方は異なります。友達と一緒だと、どうしても友達に遠慮してしまい、互いに充分に見て回ることができません。あるいは、友達と目指す学部が異なる場合、互いに大学の共通部分だけなど、中途半端にしか、自分の興味のある部分を見て回ることができないことが予想されます。
たとえ同じ学部やサークルに興味があったとしても気になるポイントは異なります。ひとりで参加する方が自分の納得いくまで自分のペースでゆっくりと見て回ることができるでしょう。
在校生や教授にも質問ができる
オープンキャンパスでは、在校生や教授などが案内役として待機していたり、質問することができるコーナーもあります。ひとりで参加していれば、友達を待たせていることなどに気を遣うことなく、心置きなく質問や相談をすることができます。
受験までの間に在校生や教授に質問や相談ができる機会はオープンキャンパスくらいしかありません。このチャンスを逃さないように、事前に質問事項や聞いておきたいことをメモしておき、時間を無駄にすることなく質問するようにしましょう。
同級生になる人の雰囲気を観察できる
オープンキャンパスでは展示や周辺の環境だけでなく、参加している人たちの雰囲気もしっかり冷静にチェックしておきましょう。全員ではありませんが、自分がその大学に入学すれば同級生になる人たちです。
大学ごとにその受験者や興味を持つ人のタイプは異なります。自分と仲良くなれそうな、同じタイプの人がいるかどうかも確認しておきましょう。自分とはあまりにもかけ離れたタイプの同級生が多い場合には、もしかしたら入学後に友達作りで苦労するかもしれません。持ち物や服装・髪型などにも注意することで、金銭感覚などもチェックすることができます。
オープンキャンパスにひとりで行くデメリット
オープンキャンパスにひとりで行くデメリットもあります。事前に覚悟と自信を持っておけば、気にならない程度のことではありますが、しんどいと感じる方も多いかもしれません。
待ち時間はちょっと寂しい
オープンキャンパスで公開授業やイベントがある場合、待ち時間に少し寂しいと感じることはあるかもしれません。周囲が友達としゃべっていればなおさらでしょう。
周囲が友達といると気になってしまう
周囲が友達と来ている人ばかりだと、一人で来ていることに対し引け目を感じてしまうかもしれません。しかし、自分が思っているほど、周囲はあなたのことを気にしてはいません。むしろ最近ではオープンキャンパスにひとりで行く高校生も増えています。
もしかしたら、友達と来ている人の方が少ないかもしれません。周囲を気にすることなく、「自分のペースでまわることのできる方が得なんだ」と堂々としていましょう。
ひとりでいることを気にしないコツ
一緒に行く人がいないというだけで、詳しく知るチャンスを逃してしまうのはもったいないです。次のことを試してみると、少し寂しさが紛れるかもしれません。
ひとりで行動する練習だと思う
中学や高校では、友達と1日中一緒だった人も多いでしょう。しかし大学になるとスケジュールがそれぞれ違うため、ずっと友達と一緒ということはなくなります。移動や授業中も一人で行動することが増えるため、ひとり行動に慣れておく必要があります。
「ひとりで行動するのが苦手」「ひとりぼっちだと不安」という人も、大学入学を機にひとりで行動できるようになりましょう。練習だと思って一人でオープンキャンパスに行ってみるのもいいかもしれません。
気を紛らわすものを用意しておく
スマホを持っていき、SNSをチェックしたり、大学のサイトを見たりして、空いた時間を潰すのがいいでしょう。本が好きなら暇つぶしができる文庫本を持参しておくのもひとつの手です。
オープンキャンパスでは、大学がパンフレットや印刷物を用意していくれていることが多いので、配布された資料や大学案内のパンフレットをしっかり熟読するのも良いでしょう。ひとりなら、こうした資料にもしっかり目を通す時間が確保できます。
音楽を聴きながら回る
大学の担当者が説明をしている時や、模擬講義に参加している時に音楽を聞くのはマナー違反ですが、自由にキャンパス内を見学している時間は音楽を聴きながら過ごすのもいいでしょう。
好きな音楽を聴きながら憧れのキャンパスを歩いてみれば、ぼっちだということも忘れてしまうはずです。
オープンキャンパスについてよくある疑問
どんな服装で行けばいい?
オープンキャンパスで服装が指定されるケースはほとんどないので、高校や大学側から特に指定がなければ私服で構いません。高校生なら制服で行く人も多いです。制服で行けば私服を選ぶ手間が省けますし、服選びの基準で悩むこともありません。
必要な持ち物は?
ペンと小さなメモ帳があれば安心です。見学中に気になることがあればメモをとったり、アンケートの記入を頼まれることがあったりもするので、筆記用具があるといいでしょう。
資料をたくさん配布する大学もあるので、持ち帰り用のエコバッグを用意しておくと役立つかもしれません。
誰でもいけるの?
オープンキャンパスでは学年を問わず、何年生でも歓迎している学校が多いです。大学によっては事前に予約が必要なケースもあるので、大学の公式ホームページでオープンキャンパスの詳細をチェックしてみるのがいいでしょう。参加方法についてのところに、予約の必要があるか記載があるはずです。
いったん予約して後でキャンセルすることもできるので、気になる大学があれば予約しておくことをおすすめします。
最後に
オープンキャンパスにひとりで行くことへの不安は解消されましたか?メリット・デメリットを比べてみてもわかったように、むしろ1人で行く方がメリットがたくさんあります。親と一緒にオープンキャンパスに行くという方もいるので、お金を出してくれる親にも受験する大学を見てもらうのはありかもしれませんね。
受験勉強をして高いお金を払い、4年間という長い時間を過ごす大学を決めることです。ひとりか誰かと一緒かという些細なことは気にせずに、オープンキャンパスを利用してしっかりと納得いくまで吟味するようにしましょう。
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