就活生の内定数は平均どれくらい?必要なエントリー数や内定を増やすコツも紹介!

就活をしていると、周りの就活生がどれくらい内定をもらっているのか、気になってしまうかもしれません。今回は、「早く内定をもらって自信をつけたい」「内定を増やしたい」そんな方のために、内定数の平均や必要なエントリー数、内定を増やすコツや内定をもらうためのポイントを解説します。

目次

就活生の内定数は平均どれくらい?

リクルート就職みらい研究所の『就職白書2022』によると、22卒の就活生の内定数の平均は2.46社です。21卒では2.17社、20卒では2.35社と、就活生は毎年平均で2社ほどから内定をもらっています。

また、20卒〜22卒の就活生の50%以上が当初の第1志望群に内定をもらっています。進路確定状況を見てみると、毎年1月時点で約9割の学生が就職先を確定しています。

確実に内定をもらうために必要なエントリー数

リクルート就職みらい研究所の『就職白書2022』によると、22卒の学生の平均エントリー数は17.33社で、平均内定数は2.46社でした。つまり、就活生は平均は15社ほどの選考に落ちており、確実に内定をもらうには20社程度へのエントリーが必要だと言えそうです。

しかし、必要なエントリー数は人によって異なります。50社以上エントリーする人もいれば、5社程度受けて内定をもらった企業に入社を決める人もいます。自分がどのくらいエントリーすべきかは自分の就活状況によって考えましょう。

参考:リクルート就職みらい研究所『就職白書2022』
https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2022/04/hakusyo2022_01-24.pdf

内定を増やすコツ

①早期選考に応募する

大学3年の3月よりも前に始まる選考のことを早期選考といいます。早期選考での内定を狙うなら、中小・ベンチャー企業が行っているものや、インターンシップ経由で行われる早期選考がおすすめです。

「早期選考は内定が出やすい」と聞いたことがある就活生は多いかもしれませんが、本選考の時期に比べて応募者数は少ないものの、早い時期から動き出している優秀者層が多いため一概に受かりやすいとは言えません。しかし、チャンスを狙うなら早期選考のチャンスがもらえるインターンシップや、中小・ベンチャー企業の早期選考に応募することをおすすめします。

②インターンシップから本選考優遇を狙う

インターンシップ参加者や、インターンシップで人事から高評価を得た学生を対象にESやWebテスト、1次面接免除などの本選考優遇措置をとる企業もあります。本選考優遇を公表している企業のインターンには積極的に応募しましょう。

本選考優遇の情報がないインターンでも、インターンの優秀者だけにリクルーターがついたり、早期選考の案内がくる場合があります。インターンシップ参加中は主体的にグループワークに取り組んだり、座談会やプログラム終了後の質問タイムでは積極的に社員に質問するなど、本気で取り組みましょう。

③スカウトサービスに登録する

スカウトサービスに登録することで、選考のチャンスが得られることがあります。注意点としては、登録しただけではスカウトは届かないということです。自己PRや学生時代に力を入れたこと、志望する業界や職種など、プロフィール欄を90%以上埋める必要があります。 プロフィール欄を埋めると企業からスカウトが届き、選考に参加できます。

スカウトサービスに登録している企業は中小・ベンチャー企業がほとんどです。大手志望で併願として中小・ベンチャー企業の選考を受けたい人は、企業を探す手間が省けるため、スカウトサービスに登録するのがおすすめです。

企業からスカウトが届いたからといって、その企業から確実に内定をもらえるわけではないため、準備をして選考に臨みましょう。

④中小・ベンチャー企業に応募する

中小・ベンチャー企業は大手企業に比べて倍率が低いため、内定を増やすなら狙い目です。中小・ベンチャーの中でも特にBtoB企業は知名度が低いため、倍率も低くなります。内定をもらって安心した状態で本命企業の選考に臨みたい人は、大手企業だけでなく中小・ベンチャー企業の選考にも応募することをおすすめします。

近年は安定志向で大手企業の志望者が増加傾向にありますが、中小・ベンチャーにも「隠れ優良企業」と言われるホワイト企業が数多く存在します。中小・ベンチャー企業の探し方がわからない人は大手企業の子会社などを中心に、自分に合った企業を探してみましょう。

子会社について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

確実に内定をもらうためのポイント

①深い自己分析をする

自己分析は、1回だけで終わらせてはいけません。何度も深掘りをして自分を深く理解することが必要です。目的もわからず、やみくもに自己分析をする人も少なくありません。就活における自己分析の目的は、「自分に合った企業を見つける」ことです。

自分がどのような性格で、どのような価値観を持っているのかを明確にし、それにマッチした企業を選ぶことで入社後のミスマッチを防ぐことができます。選考では一貫して、「自社に合った人材かどうか」が見られているため、価値観がマッチした学生は企業からも魅力を感じてもらいやすく、選考通過率が高い傾向にあります。

②詳細に企業研究をする

就活では、「なぜその企業を選んだのか」を明確に伝えることが求められます。それを説得力を持たせて伝えるためには深い企業研究が必須で、企業のホームページで得られる情報だけでは不十分です。

インターンシップやOB訪問などで、自分が実際に見たことや感じたことをもとにすることで、説得力のある志望動機になります。志望動機を考える際には、「他の企業ではダメな理由」「その企業でしかできないこととその理由」を明確にしましょう。

③早めにWebテスト対策をする

WebテストはES通過後やESと同時に課されます。Webテストは問題の型とその解き方を覚え、とにかく慣れることが重要です。しかし、忙しい大学生にとってはまとまった勉強時間を確保するのは難しいかもしれません。早いうちから少しずつ勉強を進めましょう。

問題集を1冊に絞り、1日15分〜30分でよいので毎日欠かさず勉強しましょう。問題集1冊を完璧にできれば、Webテストの得点率はアップします。

また、Webテストの模擬試験を受けられるサイトもあります。大手企業のWebテストのボーダーは平均で70%〜90%ほどと言われています。定期的に模擬試験を受けて志望企業のWebテスト選考に通過できるくらいの得点率まで伸ばすことを目標にしましょう。

④模擬面接を繰り返す

面接は、事前準備で結果がほとんど決まると言っても過言ではありません。先輩や友達、両親に模擬面接に協力してもらったり、模擬面接ができるセミナーに参加してとにかく場数を踏みましょう。

面接は、実際に受けることで自分の弱い部分や良い部分に気付くことができます。また、話し方のポイントは自分では気づくことが難しいので、客観的なアドバイスをもらうようにしましょう。

⑤エントリー数を増やす

なかなか内定をもらえない人は、原因の一つに「そもそもエントリー数が少ない」ことや、「大手企業ばかりに応募している」ことが考えられます。中小・ベンチャー企業も幅広くエントリーシートを提出し、持ち駒を増やしましょう。落ちてしまっても、選考に慣れることに意味があります。場数を踏んで選考に慣れていけば内定に近づきます。

【まとめ】確実に内定を手に入れるためには早めの対策が肝心!

確実に内定を手に入れたい人は、とにかく早めに動き出すことが重要です。就活にフライングはありません。特に自己分析や面接対策、Webテストの勉強は始めるのが早ければ早いほど確実に結果に結びつきます。


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