就活で面接後にフィードバックがもらえないことがあります。そんな時に、フィードバックを頼んでもよいのでしょうか。ここでは、面接時の学生側からのフィードバックの要求に関する疑問について解説しています。

- ・面接のフィードバックについて
- ├面接でのフィードバックとは
- └自分からフィードバックを聞くのはアリ!
- ・面接官からフィードバックをする意図
- ├フィードバックへの応募者の反応を見たい
- ├企業への志望度を上げたい
- └次の面接へ活かしてほしい
- ・フィードバックされない理由
- ・フィードバックを聞くメリット3つ
- ・フィードバックを聞く際の注意点2つ
- ├「タイミング」と「空気」を考えて質問する
- └漠然とした質問はNG
- ・最後に
面接のフィードバックについて
面接でのフィードバックとは
面接のフィードバックとは、行った面接に対してもらえるアドバイスのことです。面接後に面接官から直接または電話・メールなどでもらうことができます。基本的に、就活生の考え方に対する意見や良かった点、改善すべき点などに言及してもらえます。特に人事との面接の場合にフィードバックをもらえることが多いです。
自分からフィードバックを聞くのはアリ!
企業からフィードバックをされなかった場合、「フィードバックを聞くのはご遠慮ください」などと言われていない限りは聞いてもよいでしょう。志望度が高いのであれば、自分から積極的に聞きに行くことは損ではありません。後ほど出てくる「注意点」の項目でも説明しますが、「タイミング」と「空気」は考えて質問するようにしましょう。
面接官からフィードバックをする意図
面接のフィードバックの意図は主に3つあげられます。これを知って、フィードバックを俯瞰して受け止められるようにチェックしましょう。自分がどのような印象を面接官に与えているのかがわかります。
フィードバックへの応募者の反応を見たい
一つ目の面接後の直接のフィードバックの意図として、素直に他の人からの意見を聞き入れることができる人材かどうか確かめたいということがあげられます。他の人からの意見に耳を傾け、柔軟に対応する能力は、社会人基礎力のうちの「チームで働く力」にも通じる力です。入社後、円滑なコミュニケーションをとっていくためにも必要不可欠な力です。
企業への志望度を上げたい
二つ目の面接後におけるフィードバックの意図として、応募者に企業の志望度を上げてもらいたいということがあげられます。フィードバックを通して、応募者に「自身を評価してくれた企業」と印象付けます。さらにアドバイスを加えることで、「社員の育成意識がある企業」であるとプラスのイメージを持ちやすくなります。
次の面接へ活かしてほしい
三つ目の面接後におけるフィードバックの意図として、次の面接へ活かしてほしいということがあげられます。その会社の面接はもちろん他の企業の面接へ向けてアドバイスを活かして頑張ってほしいという善意です。その企業の選考を通過した場合は、受けたフィードバックをきちんと意識して、次の面接へ向けて丁寧にブラッシュアップしましょう。
フィードバックされない理由
面接後にフィードバックをもらえなかった場合は、主に次の2つの理由があげられます。
・全員にフィードバックを行ってはいない会社だから
そもそも面接後のフィードバックを行っていない企業は、応募者から聞かれない限りはフィードバックを行いません。
・面接する人数が多く時間が取れない
一次面接のように早い段階の面接ではこのケースが多いです。人数を絞るために面接をしているため、全員にフィードバックをしているわけではありません。
フィードバックを聞くメリット3つ
フィードバックがもらえなかった場合、フィードバックを聞くことで以下のようなメリットがあります。
・改善箇所が見つかる
・企業側の自分の印象を知ることができる
・自分の企業への志望度や入社意欲をアピールできる
自己PRや志望動機に関するフィードバックをもらった場合、自分と企業がマッチしているかの判断(役割・業務・キャリアパス・社風・働き方等)や適切な面接準備(自己理解・企業研究)ができているか・今後することができるか、などの判断に活かすことが可能です。
フィードバックを聞く際の注意点2つ
「タイミング」と「空気」を考えて質問する
面接のフィードバックは、インターンやイベントなどで開催されている面接練習の時にお願いするのが最も効率的です。逆質問のタイミングや、面接後にフィードバックをもらえそうなタイミングがあれば、ぜひ聞いてみましょう。メールでやり取りをしているなら、メールで聞くのも一つの手です。
時間が差し迫っていたり、質問を受け付けていなかったりする場合には、面接のフィードバックをお願いしない方が良いでしょう。
漠然とした質問はNG
フィードバックをもらうときに心がけたいのは、「聞きたいことを絞る」ことと、「フィードバックがほしい目的を伝える」ことです。相手が返答しやすいよう、具体的に聞きましょう。
<自分からフィードバックを求める際の質問例>
基本構文「理由(~~が~~なので、)求めるフィードバック内容(~~にアドバイスをいただきたいです。)」
・〇〇の質問の答えに自信がなかったので、回答にアドバイスをいただけますか。
・話すのが早いと言われてしまうことがあるのですが、本日はどのような印象でしたか?
・〇〇が不安なのですが、どこか分かりにくい点はありましたか。
最後に
面接でフィードバックがもらえなかった場合も自分から聞くことはマナー違反ではありません。必要だと感じれば、TPOを考慮して、フィードバックを求めてみましょう。もし、フィードバックをもらえた場合は、アドバイスを存分に活用し、次回以降の面接に役立ててください。
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