「今日の面接は失敗してしまった」「うまく話すことができずに面接官の反応も悪くボロボロだった」と感じた日は、どうしても気持ちが落ち込んでしまうと思います。
しかし、いつまでも気持ちが落ち込んでしまっていると、自分に自信が持てず、また「次も失敗するのではないか」と不安になり、どんどん負のスパイラルに陥ってしまいます。
そこで今回は面接がボロボロだったと感じる原因と対策、どのように気持ちを切り替えるのか、そしてどのように次の面接に活かすべきかを解説します。
- ・面接がボロボロだった時はどうすればいい?
- ├大切なのは「事実」だけを受け止めて取り出すこと
- └「失敗して悲しい」という感情は早く忘れよう
- ・面接がボロボロだったと落ち込む原因は?
- ├緊張しすぎで面接がボロボロ
- ├遅刻をして面接がボロボロ
- └準備不足で面接がボロボロ
- ・「失敗した要因・要素」を書き出して次に生かす
- ├何がだめだったのか?
- └次に何を気を付けるべきか?
- ・感情を早く忘れて気持ちを切り替えるために
- ├好きなことをして忘れる
- ├家族や友人に話して忘れる
- └「面接は失敗してもいい」と考える
- ・最後に
面接がボロボロだった時はどうすればいい?
誰でも、1度は「面接で失敗した」と感じる日があります。しかし、そこですぐに立ち直りその失敗を次に活かすことができる人とそうでない人の差はどこにあるのでしょうか?
大切なのは「事実」だけを受け止めて取り出すこと
まずは、「失敗した事実」だけを取り出して受け止めるべきである、ということを意識してみましょう。
失敗したとき、つい「自分はだめな奴だ」「もうどこからも内定がもらえないかもしれない」と悲観的になってしまいがちです。しかし、そうではなく「次に活かせる」要素だけを取り出しその他の「悲しい気持ち」は無視することが大切なのです。
「失敗して悲しい」という感情は早く忘れよう
「面接がうまくいかなかった」と思うと、どうしてもそのことをクヨクヨと引きずってしまいます。しかし、その感情は何もよいことをもたらしませんし、面接の足を引っ張るだけです。
「失敗して悲しい」という感情はできるだけ早く忘れるようにしましょう。前述のように「失敗した事実」を書き出して次にどうすべきかをメモしていれば、「失敗して悲しい」感情は忘れてもよいものです。すぐに消し去りましょう。
面接がボロボロだったと落ち込む原因は?
就活の面接で、「今日の面接は失敗だった」「ボロボロだったから完全に落ちた」と感じる人は少なくありません。面接がボロボロだったと感じるのはどんな原因が多いのでしょうか?ここではその原因と対策について解説します。
緊張しすぎで面接がボロボロ
緊張して頭が真っ白になってしまったり、緊張で言うべきことを忘れてしまったら、面接はボロボロで失敗したと思うかもしれません。
しかし就活の面接では誰でも緊張してしまうものです。面接官もそのことを理解してくれているので、多少が間ができてしまったり、緊張で声が震えたりしてもそれはマイナス評価になることは少ないです。
しかし緊張しすぎないように対策を考える必要はあります。しっかりと事前準備をしたり、面接の練習をして慣れておくなど、自分なりの対策をしてみてください。
遅刻をして面接がボロボロ
面接に遅刻をしてしまい、面接は失敗したと思う人も多いです。遅刻をするのはもちろん印象がよくありません。
遅刻をして焦ったり落ち込んでいると、その後の受け答えにも悪い影響を与えます。面接には絶対に遅刻をしないよう気をつけましょう。
面接会場や電車の乗り換えの確認は前日までに済ませておく、朝の準備は余裕を持って行う、面接会場には余裕を持って到着することを習慣にする、などの対策が有効です。
準備不足で面接がボロボロ
面接の準備はしっかりと行っていますか?準備もしないまま面接を受けると、質問にうまく答えられなかったり、準備不足を指摘されたりして落ち込むことになります。
質問に対する回答に説得力がないと面接官は、「やる気がない」と感じます。企業のことをよく調べていないと、「志望度が低い」「入社意欲が低い」という印象も与えます。
自己分析を行う、業界・企業研究を行う、エントリーシートの内容を頭に入れておく、面接のマナーを確認する、などの事前準備をしっかりと行いましょう。
「失敗した要因・要素」を書き出して次に生かす
失敗はただの「だめだった過去」ではありません。そこから何でもよいのでひとつでも何かを学ぶことができれば、それは「次に活かすための学び」へと変化します。
何がだめだったのか?
まずは、失敗した面接の何が「失敗」だったのかを紙に書き出してみましょう。その際、自分ではなく友達などの第三者のことだと考えながら分析します。
「自己紹介でつい早口になってしまった」「聞かれていることに的確に答えることができなかった」など、失敗の理由を書き出します。「失敗した事実」を紙に書き出したら、その横に次にどうするべきかを書いてみましょう。
「自己紹介でつい早口になってしまった→今までの1.5倍ゆっくり話す」
「聞かれていることに的確に答えることができなかった→質問の意図や、面接官がその質問で何を聞き出したいのかを考えてから話し始める」
失敗を振り返って次はこうする!という対策を考えておくと、今後の面接でいかすことができます。
次に何を気を付けるべきか?
次に何を気を付けるべきかわかったら、次の面接ではそこを重点的に意識してみましょう。それでもつい癖になっていて失敗してしまうこともあるかもしれません。しかし、意識しないで失敗してしまった前の自分と、意識して気を付けている自分では面接官からの見え方は大きく異なります。
なんどかこの「失敗する→そこから要因を探る→意識する」を繰り返すうちに、どんどん面接での立ち振る舞いはよくなるはずです。
感情を早く忘れて気持ちを切り替えるために
とはいえ、「失敗してしまった」「悔しい」「悲しい」という気持ちはなかなか簡単には消えないかもしれません。落ち込みやすい人や気持ちを引きずってしまいやすい人も多いと思います。そんな時は、「気持ちを切り替えるためのルーティーン」を自分なりに作っておくとよいでしょう。できるだけ気分が変わるものや、意識を変えるものがおすすめです。
好きなことをして忘れる
たとえば、没頭できる趣味や楽しいこと、好きなことがあれば1時間でもよいのでやってみましょう。趣味がないという場合には、テレビや映画・漫画など別世界に触れることのできるものが気持ちを切り替えることができるのでおすすめです。
なかなか気持ちを切り替えることができないときというのは、ついそのことばかりを考えてしまっているときです。強制的に違うことを考える環境を作ってみましょう。
家族や友人に話して忘れる
家族や友人にその失敗について話してみるのもひとつの手です。「こんな失敗をしちゃって……」と笑い話にしてもよいですし、励ましてもらうのもよいでしょう。
話を聞いてもらうだけでも、気持ちがすっきりするはずです。話をしているうちに思考が整理されて改善点が明らかになったり、気分が前向きになることもあります。
「面接は失敗してもいい」と考える
そもそも、就活ですべての面接でうまくいくことなどあり得ないものです。企業との相性や自分の適性もあります。
毎回上出来というわけにはいかないけど、今日は自分の弱点を知ることができてよかったな、というくらいに気楽にとらえつつ一度した失敗は二度としないぞ、と心に決めておくことでうまくいくこともあります。
最後に
面接がボロボロだったとき、まずは失敗の原因と次への対策をたてて、そして悲しかった気持ちはすぐに忘れてしまうことです。その方法を知っているだけでもすぐに気持ちを切り替え就職活動を円滑に進めることができるようになりますよ。
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