心にひっかかるなら、チャレンジする|ミス大妻女子2017

紅葉さんトップ画

並木紅葉(くれは)さんは、大妻女子大学に通う3年生。2017年度ミス大妻コンテストで、準グランプリを獲得しました。元々、緊張して震えてしまうほど人前に出て話すのが大の苦手だったという並木さん。ミスコン出場によって、大勢の前で話すことが楽しいと思える新たな自分を発見しました。ミスコンが並木さんにもたらしたものはなんだったのか、どのようなことを大切にして過ごしているのか、インターンシップガイド編集部がお話を伺いました。

「もう後悔したくない」という想いから始まったミスコン

―紅葉さんは、現在大学でどんな勉強をされているんですか?
社会情報学部に所属していて、その中でも私は情報デザインを専攻しています。ワード、エクセルはもちろん、プログラミングやWebデザインなどを勉強しています。3年生になるとゼミも選択するのですが、情報デザインについて学んできたものの、ゼミでは言語学を学んでいます。情報デザインを選んだのですが、私はちょっとPCとか苦手で(笑)「学んでみたい」という気持ちもあったので、言語学のゼミに入って、日本語と外国語の語学の比較をしたり、討論をしています。

―ミスコンに出場すると決めたのは、なにかきっかけがあったのですか?
大学に入学してから、オシャレとかメイクに興味を持つようになったんです。友達に「それ、かわいいね」って言われることがあると、それだけですごく嬉しくて。そのうちに、友達がミスコン出場を薦めてくれたのが、興味を持つきっかけでした。でも、ミスコンに出てみたいと思っても1年生のときは勇気が出なくて、2年生になってさらに気になっているのに出られずにいて。ミスコン募集のポスターがキャンパス内に掲示されると、それをいつも横目に見ながら通り過ぎていましたね(笑)そして昨年3年生になり、2年間後悔してしまっていたので「ここで出場しないと、もっと後悔する」と感じたのと、やはりここでも友達の後押しももらえて、思い切って出場することにしたんです。

―ミスコンに挑戦してみて、大変だったことはありますか?
グランプリ決定の日まで、私たち候補者が発信できる場はミスコン用に作成したTwitterだったので、多くの人たちに見てもらうためには、どんな発信やアピールをしていけばいいのかにすごく悩みましたね。ミスコンにチャレンジするときには、何か目標を立てて挑もうと思っていたので、どんなことを大事にしていくかと考えたときに「自分らしさ」だと思ったんです。Twitterという限られた場において、全く知らない人に自分を知ってもらう、第三者の人にどう表現すれば「私」を捉えてもらえるのかっていうのが難しかったですね。
紅葉さんミスコン ーどんな投稿で「自分らしさ」を出していったんですか?
私はよく「ちょっと人とはずれた感覚がある」って言われるんです(笑)最初のファイナリスト選考会では動画でアピールをしなければなりませんでした。参加者は、学生キャスターをやっていたり、芸能事務所に所属している人がいたりと、みんなキラキラした人が多くて。私にとっては、初めての経験だったのでどんなことをアピールしたらいいのか戸惑いました。でもその時「特にキラキラしたアピールはできなくても、私にできるのは目立つことだ」と思って、意気込みを語った後に、にわとりのものまねをひたすらやったんです。審査員の学生には、“にわとりの子”って印象を残すことができたみたいで、ファイナリストに選ばれました(笑)だから、ファイナリストに選ばれて、ミスコン本番までの間も“ずれた感じ”が私だけの特徴だと思いながら、Twitterに投稿していましたね。私の感覚でいいな、かわいいなと思うものを投稿するようにしたんです。例えば、たまたまキャンパス内で発見したセミの抜け殻がすごくかわいく見えて、「今日一番嬉しかった出来事って、セミの抜け殻を見つけたことかもしれない」って思って投稿したりしました(笑)結果的に、多くの方に印象を残すことができたのだと思っています。

“意外な自分”と“周囲のありがたみ”に気づいた

ーこのミスコンを通して何か気づきはありましたか?
私はこれまで本当に人前に出られないくらいあがり症だったんです。小さい頃は学校の発表でも震えちゃうくらい緊張してしまうタイプの人間で。でも、いざミスコンに出場して大勢の前で話す機会をもらったときに「あ、意外と楽しい」って思えたんです。人前で話したり、注目を集めるのは苦手だと思っていたけど、好きかもしれないと新たな自分をミスコンで発見できましたね。
それに、ミスコンを作り上げる文化祭企画部の人たちや、応援してくれる人たちのありがたみを実感しました。準グランプリを獲得できたのも、自分ひとりでは成し遂げられなかったと思うことが、たくさんあったんです。出場のきっかけも友人のすすめでしたし、文化祭企画部の人たちが、どのような内容でコンテストを開催するか考えてくれたり。周囲の人たちの助けがあったからこそ、私が準グランプリをいただけたということに改めて気づかされました。
紅葉さん取材中 ーいろいろ学びがあったのですね。ミスコンを経験して何か新しくやりたいことなどはできましたか?
ミスコンに出てみて、文化祭企画部の人たちの大変さを間近で見ていました。私たちファイナリストは、ミスコンに出場する時間にいれば基本的にはよかったけれど、文化祭企画部の人たちは私たちよりも早く来て準備を行い、私たちよりも遅くまで片付けなどをしていました。ミスコンというイベントに一生懸命な姿を見て、私もイベントなど企画側の経験をしてみたいなと思いました。
あとは、人と話すこと自体は元々大好きですし、人前で話すのも楽しいってミスコンで気づけたので、将来は何かしら人と関われる仕事をしたいなという思いでいます。今は、フィナンシャルプランナーの仕事に興味があって、お客様としっかりと話をして向き合いながら、いろいろな提案をしていく仕事というところに魅かれました。勉学以外にミスコンやバイトなど大学生活で得たものを活かせると思い、フィナンシャルプランナーの資格の勉強をし始めました。

勢いも大事。やりたいとことは、やってみたほうがいい

ー紅葉さんはどんなことを大切にして、過ごしていますか?
私は「やりたいと思ったことはやろう」と考えるようにしていて、動物に例えていうと「ネコみたいな生き方」を大事にしたいと思って過ごしていますね(笑)どんなことも、自分がやってみたいと感じることに、素直に向かっていくようにしているんです。中学高校はテニス部で部活に没頭していたので、大学に入ったらやりたいことをやってみようと思って、アルバイトは数々経験しました。カフェではホールやキッチン、母校でのテニスコーチ、からあげ屋さん、動物病院などいろいろなジャンルのバイトをやってきました。その時のタイミングや出会いを大切に、やってみたいと思えばやるようにしてたくさんの経験が積めて楽しいです。

ー紅葉さんと同じように頑張る学生にメッセージをお願いします!
私は1年生も2年生も、ミスコンに興味があったのに出場せずに後悔してきて、やっと3年生で思い切って出場したので、モヤモヤしながらも躊躇してしまう気持ちがすごくわかります。ミスコンに出てみてわかったことですが、ちょっとでも心にひっかかるのならば、やってみるべきだなと思います。来年の今頃も、心にひっかかるんだろうなって思うのなら絶対にチャレンジしてみるべきだと、今は言えます。勢いでやってみると、なんとかなることもあるんじゃないかなって、思います。

並木 紅葉さん プロフィール

紅葉さんプロフィール

1996生まれ。大妻女子大学社会情報学部3年。
2017年度ミス大妻コンテストで、準グランプリを獲得した。小学生時代はセーリング、中学高校とテニス部で部活に没頭し、大学でもテニスサークルに所属するなど体育会系で活発。そのほか、私生活においてもやりたいと思うことは積極的にチャレンジし続け、アルバイトではカフェや動物病院、テニスコーチなど数々の経験を持つ。 

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インターンシップガイド編集部
インターンシップガイド編集部では、さまざまな企業や大学生のインタビューや、業界や会社研究、大学生活の過ごし方といった内容を中心に学生目線で学生に価値ある情報を発信していきます。

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