一次面接の特徴とよくある質問は?効果的な対策も紹介

一次面接・二次面接・最終面接とありますが、どの面接も同じ対策でいいわけではありません。面接の目的や評価基準が違うため、それぞれの面接の特徴を理解し対策をする必要があります。

今回は一次面接を通過するためのコツや対策を紹介します。一次面接の流れ、他の面接との違い、よくされる質問、注意点などしっかり理解しておきましょう。

一次面接
目次

一次面接の特徴

一次面接の目的は絞り込み

一次面接は書類選考を通過した学生の中から人数を絞り込んでいくための面接です。人数が多いため集団面接となることが多く、面接官は人事・現場担当者・若手社員となります。

一人ひとりにかけられる時間が多くないめ、基本的なマナーができているか、受け答えに問題がないかなどが重視されます。一次面接で重要なのは第一印象なので、清潔感のある身だしなみ、マナー、コミュニケーション能力などが重要なポイントとなると覚えておいてください。

二次面接や最終面接との違い

二次面接は現場の責任者や人事の責任者が面接官となります。最終面接で社長や役員に合わせても問題ないか確認するため、より詳細に深掘りするような質問も増えます。

最終面接は社長や役員など経営陣が面接官となることがほとんどです。この段階になると候補者のスキルや能力にはそれほど差がなくなってくるので、やる気や熱意が重視されます。

一次面接の流れとよくある質問

一次面接の基本的な流れ

面接の内容は企業により異なりますが、次のような流れで進められるのが一般的です。

入室
挨拶と自己紹介
面接官からの質問
逆質問
退室

最低でも入室と退室のマナーは頭に入れておきましょう。ほとんどの場合、冒頭で自己紹介を促されるので、必ず用意しておきます。

一次面接でよくある質問

質問内容も企業により異なりますが、比較的一次面接で多い質問をご紹介します。

①自己紹介をしてください
名前と大学名に加えて、自分の特徴を端的に伝えます。大学で学んでいることや趣味についてでもOKです。長さを指定されることもあるので、30秒程度の短めの自己紹介と1分前後の長めの自己紹介を用意しておくといいでしょう。

②志望理由を聞かせてください
履歴書やESに書いたことを暗記して話すのではなく、多少アレンジして話すと自然で伝わりやすくなります。

③自己PRをしてください
強みや得意なことなど、企業にアピールしたいことを話しましょう。履歴書やES(エントリーシート)に書いたことと矛盾しないようにします。

④長所と短所を教えてください
自己PRや長所短所について答える際には、企業が求める人物像を意識するといいでしょう。より効果的なアピールができます。

⑤学生時代に頑張ったことは何ですか
学生時代に特に力を入れて頑張ったエピソードについて話します。どんな学びがあったか、どんな努力をしたかなど話せるといいでしょう。

⑥何か質問はありますか
面接の最後に質問はないかと聞かれることが多く、熱意や興味の高さをアピールするチャンスです。「特にありません」と答えるとやる気がないとみなされるので、企業研究で疑問に思ったことなどメモしておき、この機会に質問しましょう。

【逆質問の例】
・社内で活躍している人の特徴
・仕事のやりがいや喜び
・入社までに勉強したら役立つこと

一次面接で落ちる人の特徴

第一印象がよくない

一次面接を突破できない人の特徴として、第一印象がよくないという点が挙げられます。第一印象に影響を与えるのは、次のようなポイントです。

・身だしなみ
・姿勢
・立ち居振る舞い
・表情
・声のトーンや話し方

髪型やスーツが不潔な印象を与えていたり、小さな声でぼそぼそと話していると、面接官はいい印象を受けません。話す内容がいくら完璧でも、第一印象がよくないと台無しになります。

ビジネスマナーがなっていない

一次面接では、基本的なマナーが身についているかも見られます。名前を呼ばれたら返事をする、部屋に入るときにノックして「失礼します」と言う、正しい敬語を使う、といった基本的なことができているでしょうか?

ほとんどの就活生は基本的なマナーを身につけているので、できていない学生は一次面接で落ちる可能性が高いです。挨拶や言葉遣いなど、最低限のマナーは必ずマスターしておくことです。

会社のことを調べていない

企業の基本的な情報や事業内容について知らなすぎると、「志望度が低いのでは?」「面接の練習で受けているのではないか」と思われてしまいます。

会社説明会やOB訪問に行くのはもちろん、最低でも企業の公式サイトなどで基礎的な情報は調べておきましょう。

一次面接で好印象を与えるための対策

身だしなみを整える

一次面接では見た目も重要なポイントとなります。スーツは自分に合ったサイズで清潔感のある着こなしができているか、髪型や髪色は問題ないか、家族や友人にチェックしてもらうといいでしょう。

面接の直前にも、スーツやシャツにしわや汚れがないか、髪型に乱れがないか、靴や鞄は汚れていないか確認してから面接に臨むようにしましょう。

表情・目線・姿勢に注意

入室したときの立ち姿はとても重要です。2秒で第一印象が決まるといわれているので、背筋を伸ばし、明るい印象を与えるために自然な笑顔を意識しましょう。

面接中は下を向かずに、顔を上げておきましょう。アイコンタクトはとても重要ですが、ずっと面接官の目を見て話すのも不自然なので、何秒かに一度は目を合わせるようにします。

はっきりとした口調で話す

小さな声で話したりボソボソと話すと、内容がよく聞こえない上に、「自信がない人」という印象を与えます。面接中は緊張して声が小さくなりがちなので、いつもより少し大きいかなと思うくらいの声で話すのがちょうどいいでしょう。

会話のキャッチボールを意識する

一次面接では、コミュニケーションがスムーズにできるかどうかが重要なポイントとなります。一歩的に話したり面接官の話を遮ったりせずに、テンポよく会話のキャッチボールができるといいでしょう。

面接練習の様子を動画を撮影してみる

面接は慣れが重要なので、自宅で面接の練習をしておきましょう。入室から退室までの一連の流れについても、知識だけでは動きが不自然になることがあります。実際に何度もやってみることで面接本番で自然とできるようになります。

目の前に面接官がいることをイメージして、声に出して話してみるだけでも十分練習になります。できればスマホなどで動画を撮影して自分で見返してみると、よくないところや注意すべきポイントがわかるでしょう。

家族や友人に協力してもらう

家族や友人に面接官の役をしてもらい、面接の実践練習をするのもおすすめです。自分では気づかないところに気づいてもらうことができ、的確なアドバイスがもらえるはずです。

大学の就職課で模擬面接を実施していることもあるので、問い合わせてみるといいかもしれません。第三者の意見を聞くと、参考になることが多いでしょう。

インターンシップに参加してみる

面接が苦手な理由として、初対面の人と話すのに慣れていないことが挙げられます。社会人や年上の人と接する機会が少ない人は、年上の面接官に苦手意識があるのかもしれません。

社会人とのコミュニケーションに慣れるためには、インターンシップに参加するのがいいでしょう。インターンシップの選考では面接があることが多いので、面接の練習をする機会も得られます。短期インターンや長期インターンなど、できるだけ多くのインターンシップに参加して面接や社会人とのコミュニケーションに慣れておきましょう。

まとめ

一次面接では第一印象が重要です。清潔感のある見た目や明るい印象を与える話し方を意識してみてください。どうしても緊張してうまくいかない場合は、たくさん面接を受けて練習するのもおすすめです。

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