環境系の学部の就職先ってどこが人気なの?業界や職種を解説!

環境系学部と聞いて、就職先がパッとイメージできない方は多いのではないでしょうか。実は環境系学部の卒業生はさまざまな企業に就職し、活躍の幅を広げているのです。

そこで今回は、環境系学部の就活の特徴を解説し、その上で環境系学部の卒業生の就職先として人気の高い業界や職種をご紹介しますので、ぜひご覧ください。

環境系の学部の就職先ってどこが人気なの?業界や職種を解説!
目次

環境系の学部の就職活動の特徴

環境系学部で身につくスキル

環境系の学部は人と環境が共存する方法の追究がされており、そのアプローチ方法はさまざまです。

人間が活動する国・都市・地域のシステムを維持するためのリサイクルや廃棄物処理について考える「環境システム学」や、自然に優しいことに加えて快適で過ごしやすいデザインの都市・建物・衣服などを考える「環境デザイン学」などがあります。

このように人と環境の関わりについて多角的に考える視点は、就職活動での自己PRとして生かすことができるでしょう。

環境系学部で取得できる資格

環境系学部で学ぶと、次のような資格を取得することが可能です。

■測量士補:測量士が作成した計画に従い、測量に従事する仕事です。その名前の通り、測量士を補佐する役割を果たします。

■自然再生士補:自然再生に必要な知識を有し、自然再生士の活動や業務を補佐する役割を果たします。

■社会調査士:社会調査に関する調査企画の立案から報告書作成までの過程を学習し、基本的な調査方法や分析方法を十分に理解していることを示す資格です。

これら以外にも、環境計量士・公害防止管理者・技術士補(環境部門)など、様々な資格を目指せますので、志望する就職先に合わせて必要な資格を取得しておくといいでしょう。

環境系の学部で人気の業界

建設業界

環境系の学部の就職先として人気の業界の1つが「建設業界」です。先ほどもご紹介した通り、環境系の学部では人や自然に優しい都市や住環境に関する知識や技術を学ぶことができます。そのため、環境系学部の卒業生は「建設会社」や「デベロッパー」、「ハウスメーカー」などに就職する人が少なくありません。

特に「建築物省エネ法」に基づく省エネ建築や省エネ住宅が推進されている今、環境系学部の卒業生が持つ知識は建設業界で生かしやすいと言えるでしょう。

メーカー業界

環境系の学部の就職先としては「メーカー業界」も人気です。居心地良い環境やそのデザインについての専門知識を習得した人は、「家具メーカー」や「生活用品メーカー」などに就職するケースが多く見られます。

土壌や水質などの自然環境について学んだ人は、環境設備機器を製造する「機器メーカー」で研究・開発に携わることもあります。

情報通信業界

環境システムを学んだ人であれば、「情報通信業界」も魅力的な就職先です。情報通信業界とは、電話やスマートフォンを使った「通信」、テレビやラジオを使った「放送」、ソフトウェアやゲームを提供する「情報サービス」、ウェブコンテンツやポータルサイトによる「インターネット附随サービス」などを取り扱う業界のことです。

人が快適に過ごすための環境づくりを学んできた環境系学部の卒業生に適した就職先となっています。

環境系の学部で人気の職種

国家・地方公務員

環境系の学部の卒業生に人気の職種としては「国家公務員」や「地方公務員」が挙げられます。国家公務員であれば「環境省」や「農林水産省」で環境保全に取り組んだり、「国土交通省」でインフラ整備を行ったりといった仕事に取り組むことになります。

また、地方公務員でも住民が暮らしやすい街づくりのために、自然や設備の保全に取り組んでいきます。環境に対する注目が高まり、国や地方の政策が次々と打ち出されている現代では、環境についての専門知識を持つ人材の需要は高まっていくでしょう。

研究・技術職

環境系の学部を卒業した人の中には、「研究職」や「技術職」として活躍する人も多くいます。

自然環境を保全するための調査や分析に取り組んだり、環境に優しい新商品や新素材を開発したりするための研究職や技術職は国・地方・企業など、さまざまな場所で活躍することが可能です。

コーディネーター・コンサルタント

環境系学部で学ぶ「環境」は単に自然に関するものだけではありません。人を取り囲む都市や部屋といった空間も「環境」として扱われます。

これらの空間をより快適なものにまとめあげる「コーディネーター」や環境問題についての戦略を立案・実行する「コンサルタント」といった仕事も、環境系学部の卒業生に人気の職種です。

就職先が決まらない環境学部の学生におすすめの対策

自己分析をやり直す

就職先を決める前に、まずは自己分析を徹底的にやっておく必要があります。就活の軸が明確になっていなかったり、やりたいことがあやふやだとなかなか就職先が決められないからです。

環境学部だからといって、就職先が環境に関わる分野に限定されることはありません。学部のことはいったん忘れて、自分のやりたいことを明確にしましょう。やりたいことや興味のある仕事が明確になったら、これまで学んだことをいかすことができないか考えてみてください。

OBOG訪問をしてみる

就職先で迷っている場合は、OBOG訪問をするのもいいでしょう。環境学部で学んだ先輩が、どんな会社に就職してどんな仕事をしているのか、詳しく話を聞くことができます。

学生のうちは、学んだことをいかす方法や分野がイメージできない人も多いです。実際に働いている先輩に話を聞くことで、自分が学んだことがどんな分野や仕事でいかせるのか、就活に役立つヒントが見つかるはずです。

インターンシップに参加してみる

就職先がなかなか決まらない人は、いろいろな業界の企業のインターンシップに参加してみるのもいいでしょう。インターンシップは業界や企業について詳しく知ることができ、職業体験ができることも多いので、自分に向いているかどうかを見極めるチャンスにもなります。

半日や1日で完結する短期インターンシップも多いので、できるだけ多くの企業のインターンシップに参加すると選択肢の幅も広がるでしょう。少しでも興味のある業界や職種があれば、ぜひ積極的にインターンシップに参加してみてください。

最後に

環境系の学部では、人と環境の関わりについて多角的な視点からアプローチする方法を学ぶことになります。そのため、環境系学部の卒業生は学んだ知識を生かせる「建設業界」や「メーカー業界」、「情報通信業界」といった業界に就職するケースが多く見られます。

人気の職種としては公務員や技術職、研究職、コーディネーター、コンサルタントが挙げられます。環境系学部で学んだことを整理し、しっかり活用して就職先を選ぶようにしましょう。

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