事業家志向の方必見!新規事業提案・社内起業制度が盛んな会社8選!

こんにちは。「起業」という言葉を聞くとリスクが伴うとイメージがありませんか?しかし、必ずしもそうではありません。

会社で働きながらローリスクで起業や新規事業にチャレンジすることだってできるんです。今回は、社内起業制度や新規事業提案制度がある会社をご紹介します。

サイバーエージェント

1998年に近年有数の企業家と名高い藤田 晋氏が設立したサイバーエージェント。社内起業、新規事業提案といえば同社を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

非常に多くの事業・企業を創出しており、2018年9月期段階で、グループ会社は106社を数えています。

現在も新規事業育成プログラム「スタートアップJJJ」が存在しており、これまでの豊富な実経験に基づいた再現性のある事業創出の仕組みをもつ稀有な企業です。

DeNA(SHOWROOM)

DeNAにも全社横断の新規事業創出、インキュベーションの仕組みが存在し、その積極性は4年間で40の事業が生まれるほど。

2014年3月に東証マザーズへ上場したみんなのウェディングや、近年爆発的な成長を見せている SHOWROOMも同社制度から生まれた事業です。

リクルート各社

日本を代表する人材輩出企業の一つであるリクルートにも、やはり社内ベンチャー制度が存在します。

現在はRingと呼ばれるこの制度は多くの新規事業創出に繋がっており、これまでにも『ゼクシィ』『R25』『スタディサプリ』など、のちにリクルートの大きな柱となる数多くの事業が本制度を通じて生まれています。

副業を推奨する文化や、退職を卒業と表現し、その後の独立を支援する社風など、起業を目指す方にとってリクルートは非常に魅力的な企業です。

三菱商事

日本トップクラスの総合商社である三菱商事にも、社内企業制度があります。代表的な事例として、コーポレートベンチャー0号として、遠山正道さんが2000年に設立した株式会社スマイルズが挙げられます。

同社が手がける SOUP STOCKはみなさん耳にしたことがあるのではないでしょうか。現在は飲食店経営だけでなく、雑貨屋経営など様々なジャンルにも展開しています。

商社の社内ベンチャー制度ということで、資金やヒトの面はもちろん、通常非常に高いハードルとなる、リアル資産の面でも手厚い支援を受けられるというメリットがあります。

凸版印刷

印刷大手の凸版印刷にも、社内起業制度が存在します。発足した新規事業は3年以内の黒字化、5年以内の累損解消を目指しています。

主な事例として、キャラクターを中心としたIPビジネスのキャラプロドットコムや、組織開発コンサルティングを行う凸版マインドウェルネスがあります。

博報堂DYホールディングス

広告代理店の大手、博報堂DYホールディングスには、「AD+VENTURE」という公募型の新規ビジネス提案制度があります。

博報堂グループの子会社なども含め59社の正社員から新規ビジネスアイディアを募集し、審査を通過すれば、担当のアドバイザーがついて教育や指導が行われます。

資金面の援助だけでなく、社内の各部門のエキスパートや社外のコンサルタントなどのサポートもあるなど、手厚いサポートが魅力です。

ソフトバンク

ソフトバンクグループも、社内起業制度「ソフトバンクイノベンチャー(SoftBank InnoVenture)」で事業化が決定されたアイデアの実現に向けて支援を行っています。

2011年から実施されている社内起業制度で、ソフトバンクグループ各社の従業員であれば、誰でも提案可能です。回数の制限もないので何度でもチャレンジできます。

従業員だけでなく内定者やグループ外との共同提案も可能と、門戸が広く開かれているのも特徴です。

ソニー

ソニーは2014年から、社内で新規事業を創出するプログラム「シード・アクセラレーション・プログラム(SAP)」を実施。現在は「Sony Startup Acceleration Program(SSAP)」という名称に変更され、さらにパワーアップして継続しています。

既存の事業とは違った新しい事業アイデアを募集し、育成することが目的のプロジェクトです。スマートウォッチ「wena wrist」やパーソナルアロマディフューザー「AROMASTIC」など、すでに複数の事業立ち上げに成功しています。

ソニーという大企業の開発力や資金面でのバックアップを受けながら新規事業にチャレンジできるのは心強いですね。

最後に

有名企業が社内起業制度からできているケースも多いです。「起業」は必ずしもリスクを伴うものではなく、企業に属しながらすることもできます。
起業してみたいけど踏み出せない…、将来的には起業してみたいけど…という方は、このような「社内起業制度」にチャレンジしてみるといいかもしれません。

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理系学生が留年したら就活は不利?就活への影響と挽回方法を解説!
理系学生が留年したら就活は不利?就活への影響と挽回方法を解説!

理系学部に所属する学生は様々な事情で留年してしまうことがあります。「理系学生の留年は就活に不利」と言われることもありますが、それは本当なのでしょうか? 今回は、留年が就活に与える影響を解説します。また、留年でのマイナスイメージを挽回するための方法についても説明しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 理系学生が留年したら就活に不利? 就活に留年した事実が大きく影響することは少ない 就活において理系学生が留年した事実が与える影響は大きくありません。理系学部では専門科目の単位認定が文系よりも厳しい場合があり、その単位を1つ落としたことで留年してしまうことがあります。 そのため、留年を経験した理系学生の存在はそれほど珍しいことではなく、留年しているというだけで就活が不利になるケースは少ないと言えます。 留年にマイナスイメージをもつ面接官はいる 理系学生に留年が珍しくないとは言っても、4年でスムーズに卒業まで進んだ学生に比べると「怠けていたのでは」「計画性がない」とマイナスイメージを抱かれてしまう可能性は高くなります。 留年してしまったことは変えられません。しかし、留年から学んだことをアピールすることはできます。留年の原因を分析した上で、成長したことを丁寧に伝えましょう。 面接で「留年」について聞かれた時のために準備しておこう 自分の問題から目を逸らさず反省の気持ちを示す 就活の面接で「なぜ留年したの?」と問われることがあります。まずは自分自身に「なぜ留年したのか」を繰り返し問いかけてみてください。 自分の問題から目を逸らすことなく、しっかりと向き合い続けることが大切です。そして、面接官には自分なりに分析した原因と共に、反省した気持ちを伝えるようにしましょう。 留年したことに後ろめたい思いがあると、理由については正直に答えづらいかもしれません。しかし嘘をついたり、言い訳をするのはNGです。正直に答えるようにしましょう。   問題点をどう改善したかを説明する 留年につながった自分自身の問題点を把握したら、それをどのように改善したかを説明しましょう。どれだけ一生懸命に反省の意思を示しても、具体的な改善策がなければ「また同じことを繰り返すんじゃないか」と思われてしまいます。 留年した時の自分とは違うところを見せるように、分かりやすく具体的な表現を心がけて伝えることが大事です。 留年してでも大切にしたいものがあったことを説明する 授業以外に優先したいものがあって留年した場合には、その旨を分かりやすく説明すると良いでしょう。留学やインターンなど自分の経験を深めるために時間を使う人もいますし、資格取得のための勉強や部活で良い成績を残すための練習などに集中する人もいます。 「自分が何を大切にしていたか」「なぜ大切だったのか」「そこから何を得られたのか」を話すことで、留年のマイナスイメージを払拭することができるのです。 留年の経験を前向きに捉えていることを説明する 自分自身が留年したことを引け目に感じていては、面接官も留年に対してネガティブに感じてしまいます。また「なぜ留年したのか」という質問に動揺してしまい、うまく答えられなくなってしまうことも。 留年を「自分を成長させる機会だった」として前向きに捉えてみましょう。そして、留年のポジティブな意味合いをはっきりと伝えるようにしましょう。 「留年」について想定される質問に備えておく 面接では「留年」について質問される可能性が高いです。いろいろな質問が想定されるので、よく聞かれる質問をご紹介します。 「どうして留年したの?」 「留年した間は何をしてたの?」 「留年したことを後悔してる?」 「留年してよかったと思うことは?」 あらかじめ面接官を納得させられるような回答を考えておくと安心です。留年がむしろプラスになるような自己PRにつなげる回答を意識してみてください。 理系学生が「留年」を就活でのプラスに変えるには? 就活を早めにスタートする 留年した学生はスケジュールに余裕があるというアドバンテージがあります。時間があるからと安心せずに、できるだけ早く就活をスタートしてしっかりと準備や対策をしておくべきです。 自己分析や企業分析、筆記試験対策、面接対策と、就活ではやるべきことが山ほどあります。「留年」というマイナスポイントを払拭するためにも、こうした対策に力を入れましょう。 留年経験を通して自己分析を深める 留年を就活に生かす方法として考えられるのが、自己分析に活用することです。留年は人生における大きな失敗の1つですが、失敗すると自分に不足している部分がありありと見えてきます。 留年した経験からは自分をさらに成長させるポイントを発見することができます。また、留年という事実の受け止めや、対処方法からもその人らしさを垣間見ることが可能です。 スキルアップや専門分野の勉強に力を入れる 必修科目をいくつか落としたことによる留年では、決まった授業に出る以外は時間を持て余してしまうことがあります。時間がある留年期間だからこそ、出来る活動に力を入れてみましょう。 例えば、難関資格を取得したり、志望する業界に関する知識を深めたり、起業に挑戦したり…と様々な活動が可能です。 これらの経験を通して自分をより高めることができれば、就活での自己PRとして活用することができるでしょう。 インターンシップに参加する 留年してしまうと、スケジュールにかなり余裕ができると思います。ぜひその時間を有効に使うことを考えてください。 時間に余裕があれば、長期のインターンシップに参加するのもいいでしょう。長期インターンは短期インターンと違い給料が支払われることがほとんどです。アルバイトをするなら、就活に役立つ長期インターンをするのがおすすめです。 まとめ 理系学生の留年はそれほど珍しいことではありません。しかし、留年に少なからずマイナスイメージを持つ面接官がいるのもまた事実です。マイナスイメージを払拭するためには、自分の問題点に目を逸らさず向き合っている姿勢を見せることが大切です。 また、その問題点をどう改善するかを具体的に説明することで、留年経験を自分の成長に生かすことができたとアピールすることができます。留年の経験を就活での自己分析や自己PRに上手に活用すれば、むしろ面接官に自分を表現する良いチャンスとなり...

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冬採用で内定獲得するにはどうすればいい?就活生が意識すべきポイントも紹介!
冬採用で内定獲得するにはどうすればいい?就活生が意識すべきポイントも紹介!

一般的に就活と言えば春から夏にかけて行われるイメージがありますが、冬に行われる「冬採用」も存在します。 「冬採用をするのはブラック企業なのでは?」「どうすればモチベーションを維持できる?」など、冬採用に関して様々な疑問や心配を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで今回は、冬採用とはどのようなものかを解説。さらに冬採用で内定を獲得する方法や意識すべきポイントもご紹介します。 冬採用とは? 12~3月頃に行われる採用活動 冬採用とは、大学4年生の12~3月の時期に行われる採用活動のことを指します。冬採用だからと言って、春・夏・秋の採用活動と実施内容が大きく異なる訳ではありません。 しかし、企業は「是が非でも人材を確保しなければ!」と意気込んでいますし、就活生も「内定を獲得しないと後がない!」と焦っています。それぞれが高い熱量をもって臨むのが冬採用なのです。 内定辞退等で人材確保を焦っている企業が実施 「冬採用を行っているのはブラック企業」と言われることがありますが、必ずしもそうではありません。 企業は人員を確保するため、内定辞退者の数も見込んだ上で採用を行っています。しかし、予想以上に内定辞退者が出た場合には、冬採用を実施して新たな人員獲得に乗り出します。 また、企業は採用活動などの支出にも目を向けて経営を行っています。それは売上から支出を差し引いた「利益」が多くなるほど、課せられる税金が重くなってしまうからです。 そのため、採用活動にかかる支出が少なすぎた場合などには、企業によっては「税金として支払うなら、採用活動に使い切った方が良い」と考え、改めて冬採用を行うことがあります。 冬採用で取り組むべきこと 冬採用の実施企業に積極的に応募 冬採用は実施している企業自体がそこまで多くはありません。また、夏などの採用活動に比べると1社ごとの募集人数も少なくなる傾向が見られます。 そのため、大学の求人票や就活支援サイトをうまく活用しながら、冬採用実施企業をいち早く見つけ、積極的に応募していく姿勢が求められます。 企業分析・面接練習をしっかり行う 冬採用では応募する企業が少なくなります。だからこそ、1社1社の企業を丁寧に分析し、「企業がどのような人材を求めているのか」「自分は企業でどのように活躍できるか」を具体的にイメージしていくことが求められます。 また、冬採用にたどり着くまでに何度も面接に落ちた経験がある人は、冬採用の面接でも「またうまくいかないのでは」と、ついつい表情が暗くなり、自信なさそうに見えがち。「これだけ練習したから大丈夫」と思えるくらい、しっかりと面接練習を行っておきましょう。 身だしなみやマナーにも配慮して 冬採用では書類準備や面接対策でいっぱいいっぱいになり、身の回りの準備がおろそかになってしまうことも。 しかし、どれだけ書類が素晴らしく、面接での受け答えが完璧でも、寝ぐせでぼさぼさの頭や相手に失礼な態度を見せてしまっては社会人としては失格。採用にはつながりません。髪型・服装・ビジネスマナーは事前にしっかり確認しておきましょう。 冬採用で意識すべきポイントとは? 冬採用では基本を押さえた対策が何より大切 冬採用でのライバルは次のパターンに分けられます。 1.春~秋の就活で内定が1つも取れていない人 2.部活動を引退した後に就活を始めた人 3.公務員試験や教員採用試験に落ちたために、一般企業の就活を始めた人 4.いくつかの内定は取れているものの、納得できずに就活を続けている人 4の就活生は実際に内定を獲得しているため、就活に対するスキルが高いと言えますが、それ以外の1~3の人たちについては就活に関してはみんな初心者。 だからこそ、基本的なマナーや敬語表現などをきっちり押さえた対策を行うことがライバルに差をつけるポイントなのです。 自分が本当に行きたい企業を検討しておく 冬採用では気持ちが焦って、「内定が取れればどこでもいい!」と企業選びが雑になってしまいがち。しかし、自分に合わない企業に入社してしまうと、結局すぐに転職する結果になり本末転倒です。 企業分析を丁寧に行い、「自分が本当に行きたい企業かどうか」「自分が生き生きと働く姿が想像できるか」を検討しておきましょう。 モチベーション維持の方法を見つけておく 冬採用の時期には、周りの友人たちの多くはすでに内定を獲得しており、「自分だけが内定をもらえていない」と劣等感を抱くことがあります。また、冬採用で落ちると「後がない」という焦りや不安の気持ちが大きくなります。 このように、冬採用ではちょっとしたことで心が折れてしまうことも。そうならないために、次のようなモチベーション維持の方法をいくつか用意しておきましょう。 ・内定が取れたら行きたい旅行先を決めておく ・カラオケでストレスを発散する ・社員インタビューで働く自分をイメージする 冬採用にチャレンジする就活生が注意すべきこと 冬採用での焦りは禁物 冬採用では、「早く就職先を決めなければ」と気持ちが焦ることが多いです。もう後がないからこの企業でいいや、この際どこでもいい、と投げやりな気持ちになってしまうこともあります。 しかし内定が欲しいと焦るあまり、満足いかない結果になることは避けたいですよね。 焦りから妥協して就職先を決めてしまうと、後々後悔することになりかねません。冬採用だからこそ、就活の軸をしっかりと意識して納得のいく企業選びをしましょう。 冬採用に応募している理由を聞かれることも 多くの学生は春から夏にかけての採用で就活を終えています。冬に就活をしている学生にその理由をたずねる採用担当者も少なくありません。 冬採用に応募している学生は、公務員志望だったがダメだった、留学をしていたなど、さまざまな理由があります。 「春夏の就活で内定がもらえなかったので」「準備不足だったので」という答えではあまり印象がよくありません。採用担当者が納得でき、イメージが悪くならないような理由を考えておきましょう。 ブラック企業に注意 冬採用をしているからといって、人気のないブラック企業だとは限りません。たまたま内定辞退が多かったり、採用プランの変更で冬採用をしている企業もあります。 しかし冬採用をしている企業の中には、人が集まらない原因がある企業もあるのは事実です。企業のことをよく知るには、企業が実施しているインターンシップに参加するのがおすすめです。 インターンシップに参加すれば、実際に会社を訪れて会社内の雰囲気を見ることが可能です。社員の方と交流する機会が設けられていることも多いので、応募前に会社や仕事について具体的な質問をすることもできます。 どんな企業かよく知るには、実際に会社を訪れ、社員の方と話してみるのが一番です。気になる企業がある場合や、会社の評判に不安がある場合は、インターンシップに参加して実際に自分の目で確かめてみましょう。 最後に 冬採用では春~秋までの採用活動以上に、就活生の気持ちは焦ってしまいます。ソワソワした気持ちのままで面接を受けると、思いがけないミスが増えるもの。 だからこそ、多少落ち着かない気持ちのままでも、身体が動くように基本的なマナーや面接の練習をしっかり重ねておきましょう。 採用時期が遅くても働き始めれば同じ新卒社員です。引け目を感じず積極的に自分をアピールしてみてくださいね。 ...

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大学生が就活をしない選択肢ってあるの?就活をしない大学生の進路とは
大学生が就活をしない選択肢ってあるの?就活をしない大学生の進路とは

「自分は正社員にこだわらない」「就職しないで起業をするつもり」「フリーランスになりたい」そう考える大学生が増えてきました。「結婚して家事に専念したい」という人もいるでしょう。 大学卒業と同時に、「自分は就活をしませんでした!今日からフリーランスとして生きていきます!」とツイッターなどで宣言する人も増えてきています。そういった人をみて、「自分にもそういう選択肢はありかな……」と考えている人もいるかもしれません。 特に就活に行き詰ってしまったり辛いなと感じたときに、「就職をしない」という選択肢が頭をよぎったりすることもあるでしょう。就活をせずに大学を卒業するとどのような進路が候補としてあるのでしょうか? 就活をせずに大学を卒業した場合の進路とは 就活をせずに大学を卒業した場合、どのような進路があるのか見てみましょう。 起業・フリーランスなどの道 最近では、20代で起業をする人やフリーランスという道を選ぶ人も増えてきています。会社員よりも自由で楽しそうに見えるため憧れを持つ人もいるかもしれません。 しかし、毎月決まったお給料が出てボーナスまで支給され、福利厚生や社会保険がある会社員と比べ、自分で会社を起業したりフリーランスになったりすると、給与は自分の働いた実績に応じて決まりますし、場合によってはマイナスになってしまうこともあります。 会社員でないと福利厚生や有給休暇はもちろんなく、社会保険には自分で加入する必要があります。すでに大学時代から事業を起こしていたり、フリーランスとして実績を積んだりしているのであれば問題ありませんが、大学卒業までそういった経験がなく、いきなり卒業と同時に自らで仕事を取ってくるというのは想像以上に険しい道となります。 フリーターになるという道 「最低限のお金が稼げればいいや」と考える人の中には、正社員ではなくフリーターとして、アルバイトをして生計をたてるつもりの人もいます。実家暮らしの人などは家賃の心配がない為とくにそう思うかもしれませんね。 しかし、今はそれで充分に生活が成り立つとしても、長い目で見るとフリーターとして生きていくと決めてしまうことには不安があります。ご両親がいずれ定年を迎え、病気になったり亡くなってしまったりした場合、アルバイトの給与だけで生計を立てることは可能でしょうか? 実家はローンが払い終えていたとしても、年齢を重ねた両親の介護費用や、自分の社会保険などを支払うのには想像以上にお金がかかります。数年先だけでなく、数十年先まで見据えてもフリーターで本当に生きていくことが可能なのかは試算しておきたいものです。 大学院進学や留学などの道 就活をせずに大学を卒業した人で最も多いのは、大学院進学や留学などを決めている場合ではないでしょうか。医学部や薬学部などに編入するという人もいるかもしれませんね。 そういう場合は周囲が就活を始めるくらいのタイミングですでに進路を決めており、大学院進学や留学の準備を進めている場合がほとんどです。 就活しないことのメリット・デメリット 就活しないことのメリット①自由な時間が増える 就活をしないなら自由な時間が増え、自分の好きなこと・やりたいことをする時間が十分確保できます。 「起業してこんなビジネスがしたい」「独立してやりたいことがある」という人は、無理に就職せずに「就職」以外の選択肢を考えてみるのもいいでしょう。 就活しないことのメリット②やりたいことに集中できる 学生時代にしか打ち込めないこと、今しかできないこともたくさんあると思います。「どうしてもやりたいことがあるけど今しかできない」という場合は、就活するのをやめてやりたいことに打ち込むのもいいかもしれません。 就活しないことのデメリット①「新卒」は一生に一度しかないチャンス 「新卒」として企業で勤務することができるのは一生に一度しかないチャンスです。さらに、「新卒」として社会人の常識を学び、研修などの手厚い指導を受けることができるのは大学卒業直後のタイミングだけです。 就活しないことのデメリット②起業や独立でも「会社員経験」は必要 起業をしたりフリーランスになったりといった道は良くないわけではないのですが、会社員経験がないのにいきなりなることで、他の起業者やフリーランスよりも不利になってしまうことがあります。 会社を興す場合、イチから会社の就業規則やルール、評価制度などを決めていく必要があります。「会社とはこういうもの」ということを知った上で常識を覆していくのではなく、そもそも「会社員の気持ち」がわからないままで社長として会社を形作っていくことはとても難しいものです。 また、フリーランスとして仕事をしていく上でも、取引先としてさまざまな会社の人との関わりが必要となります。会社員経験があれば、ある程度イメージできる「稟議」や「社内決裁」など社員での決定フローをよくわからずに取引をすることは交渉を進めるうえでかなり不利に働いてしまいます。 起業やフリーランスとしての道をいずれ考えている人こそ、一度会社員として働くことが、その後の仕事をしやすくしてくれるのです。 就活しないことのデメリット③一度卒業してから正社員として入社するのはかなり厳しい とはいえ、現時点で正社員として働きたくない気持ちを大切にしたい……と考える人もいるかもしれません。もちろん、一旦社会に出た後で正社員として勤務することはできます。 しかし、大学を卒業して数年間正社員以外の仕事やアルバイトをしてきた人が正社員として勤務することはとても難しく、なかなか厳しいのが現状です。 「就活や就職をしない」という決断をする前に試して欲しいこと なぜ就職や就活がしたくないのでしょうか?まずはその理由を探り、自分なりに分析してみてください。 「やりたい仕事がわからない」 「やりたいことが見つかってない」という理由で、就活をする気にならない人もいるでしょう。しかし、やりたいことがわからないまま進学したりフリーターになっても、やりたいことが見つかるわけではありません。 就活は自分の将来について考えたり、やりたいことを見つけるいい機会でもあります。まずは自己分析をしたり会社説明会に参加してみて、興味の持てる分野や仕事を探してみましょう。 「働きたくない」「就活が面倒くさい」 「就職したくない」「就職したら自由がなくなる」と、「就職」や「働くこと」にネガティブなイメージを抱いている学生も多いでしょう。 しかし働くことは悪いことばかりではありません。仕事を通して学び成長できる機会も多いですし、周囲の人と協力して働く喜びや達成感を感じることもできます。 仕事にあまりいいイメージのない人は、短期や長期のインターンシップに参加してみるのがおすすめです。社会人の先輩がいきいきと楽しそうに働く姿を見たり、実際に仕事を経験することで、仕事の楽しさや素晴らしさに気づくかもしれません。 数日の短期インターンや期間限定のインターンもあるので、様々な業界の仕事をいくつか体験してみるのもいいでしょう。 最後に すでに「就活はしない」と決めている場合であっても、まだ大学在学中であれば間に合います。卒業までに、まだ募集を行なっているところを見つけ、就活をして正社員として勤務する可能性を探ってみましょう...

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