週100時間働く起業家、イーロン・マスクとは

イーロン・マスクを知っていますか?近年は「火星に人類を移住させる」というテラ・フォーミング計画で注目されているという起業家です。

イーロン・マスクは単なるドリーマーではなくPayPalの起業者であり、テスラに投資するなど世界に貢献する大企業の創設者でもあります。本記事では、イーロン・マスクの半生と今後の彼の見据える未来について解説します。

週100時間働く起業家、イーロン・マスクとは
目次

イーロン・マスクとは

イーロン・マスクってどんな人?

イーロン・マスクは起業家という肩書だけではなく、投資家、エンジニアなど多くのキャリアを持ちます。個人資産は2018年時点で204億ドルとされており、世界に強い影響力を持ちます。

「週100時間働く男」と言われ、テスラの従業員によると、CEOでありながら机や椅子の下で丸まって寝ているときもあるそうです。誰よりも熱心に働くその姿がイーロンのカリスマの源泉とも言えます。

幼少期からプログラミングを学ぶ

イーロン・マスクは、1971年に南アフリカで生まれました。技術者の父親のもとに生まれたイーロンは幼少期からプログラミングに興味を持ち、10歳の頃にはコンピュータを買い独学でプログラミングを学んだといいます。

12歳のころには「Blastar」という商業用ゲームを開発するまでに至ります。ちなみに、Blastarのゲームのコードを「PC and Office Technology」という雑誌に500ドル(当時のレートで約12万5千円)で売却することに成功します。幼少期から自分のスキルで稼ぐ能力を身に着けていたことが分かります。

ちなみに、Facebookのマーク・ザッカーバーグやAmazonのジェフ・ベゾスなど世界的起業家の多くはプログラミングの経験があります。イーロンも類に漏れず、幼少期から起業家としての才覚を発揮していたのでしょう。

独立してアメリカへ

高校生の頃には、テクノロジー最先端の技術国であるアメリカへの移住を希望するように。 イーロンの生まれた南アフリカでは白人男性は徴兵制度がありそれに時間を費やすことは避けたかったとも発言しています。

しかし、父親はイーロンのアメリカへの移住に反対だったため、イーロンは独立することを決意します。カナダ人の母親を持つためカナダ国籍を取得していたイーロンは、1989年にはカナダに移住して仕事をしながら学費を貯め、カナダのクイーンズ大学に進学します。

その後奨学金を獲得してアメリカでペンシルベニア大学ウォートン・スクールに進学。さらに物理学を学ぶために、スタンフォード大学大学院に進学するまでに優秀な成績をおさめます。

イーロン・マスクの起業の歴史

大学を退学して「Zip2」を起業

インターネットとの出会いが彼を起業の道に駆り立てます。スタンフォード大学大学院を退学して、ソフトウェア関連ビジネスを手がける「Zip2」という会社を立ち上げ、2200万ドルを手にすることに成功します。イーロンが28歳の若さのときの出来事です。

PayPalの設立

1999年、Zip2社の成功により大金を手にしたイーロンは次なる事業を興します。それがPayPalの前身となる世界初のオンライン銀行の「X.com」です。オンライン金融サービスと電子メールによる支払いサービスを事業にしたX.comはわずか1年で競合だったコンフィニティ社と合併します。後にPayPalと社名を変更し、15億ドルでeBayに買収されました。

またしてもイーロンは起業により大きな資金を手にするのです。eBayの買収によりイーロンは1億6500万ドル相当の資産を得たと言われています。

PayPalは2015年に再び独立し、アクティブアカウントは今なお増加し続けています。現金経済から昨今の電子決済、クレジット決済ブームを予見したイーロンの起業家としての手腕が発揮された出来事でした。

また、当時PayPalの共同創業者であったピーターティールはFacebookやYouTubeへの投資で成功、ロードホフマンはSNSサービス「Linkedln」を立ち上げるなど多方面で活躍しています。彼らは「ペイパルマフィア」と呼ばれ、イーロンと並んで世界中のビジネスシーンで常に注目される起業家たちとなりました。

テスラ・モーターズのCEOに就任

2004年、イーロンはテスラ・モーターズに出資しCEOに就任します。クリーンエネルギーの可能性に強い興味を抱いていたイーロンはテスラでの電気自動車事業に懸けたのです。当時のアメリカの自動車産業は非常に参入障壁が高く、市場をゼネラル・モーターズやクライスラーが席巻していました。

しかし、イーロンはそんな逆境を跳ね返し、テスラを電気自動車の世界的ブランドに押し上げることに成功したのです。多くの人々が無謀だと感じ、あざ笑った挑戦を成し遂げました。テスラのロードスターやモデルSは世界中で愛されるブランドです。

イーロン・マスクの大いなる野望

地下輸送システム「ハイパーループ」

21世紀の自動車王とも呼ばれるイーロン・マスクは、さまざまな事業を立ち上げて大胆な構想を発表しています。その一つが地下輸送システム「ハイパーループ」計画です。

「ハイパーループ」計画は地下トンネルを利用した超高速の大量輸送システムで、真空に近い状態に減圧された筒状のチューブの中を、ポッドと呼ばれる車両を浮かせて輸送するというものです。次世代交通システムとして世界の注目を集めています。

イーロンは2016年に、トンネル掘削のために「Boring Company(ボーリング・カンパニー)という会社を立ち上げて、実現へと向けて動き出しています。

脳にチップを埋め込む?

イーロン・マスクは、人工知能技術の開発にも取り組んでいます。そのために、2017年には「Neuralink(ニューラリンク)」というスタートアップを立ち上げました。

人工知能技術を活用したチップを脳に埋め込み、自閉症や統合失調症、パーキンソン病、アルツハイマー病などの治療に役立てる目的で研究が進められています。

2020年を目途に人体での臨床実験を開始することが発表されています。

火星移住計画

イーロンが目指す計画として注目されているのが、冒頭でも紹介した「火星移住計画」です。テスラの事業成功と並行して2002年に「スペースX」を立ち上げます。ロケット・宇宙船の開発から打ち上げまでを手がける民間の宇宙輸送起業です。新興企業にも関わらず低コストのロケットを強みとして既に多くのシェア獲得に成功しています。

2016年には火星を目指すための宇宙船「BFR」を発表しました。2018年には2023年にBFRで世界初となる月旅行を計画しているとも発表し、ZOZOTOWNの創業者である前澤友作氏が参加を表明するなど大きな話題となりました。

イーロンは2028年には火星基地を建設し、それに向けて順次火星探査を行うと発表しています。イーロンの描く壮大な火星移住のビジョンは現実となって我々のもとに近づいているのです。

最後に

世界的起業家、イーロン・マスクについて紹介しました。インターネットバブルの波に乗り巨万の富を築き、壮大な計画を語る彼は常に世界から注目されています。今後もイーロン・マスクの挑戦から目が離せません。



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