【企業研究】大創産業に就職するには？企業概要・評判・採用情報まとめ

大創産業は100円ショップ「ザ・ダイソー」を運営する企業です。多くの人が利用していて知名度が高い企業ので、就活生にも人気のある就職先となっています。どんな企業なのか、就職するにはどのように就活を進めればいいのか、気になっている人も多いでしょう。

ここでは企業概要やビジネスの特徴など企業研究に役立つ情報をまとめています。社員の口コミ・採用情報・就活対策など就活に役立つ情報も参考にしてください。

大創産業とは

大創産業(以下ダイソー)は、1977年に創業された企業です。ダイソーは100円ショップの中でも、売上が約5,015億円と2位のセリア1,650億円を大きく引き離しています。国内には3,493店舗海外には約2,248店舗と海外進出にも意欲的です。

大創産業の企業理念

【社是（ステートメント）】
世界中の人々の生活をワンプライスで豊かに変える　〜感動価格、感動品質〜

【企業理念 （ミッション）】
自由な発想で、楽しさと豊かさを提供し続けるなんだ！ダイソーにあったんだ、こんなものまであったんだ！の感動の追求

【共有価値観 （バリュー）】
全てにおいて「だんぜん」にこだわり続ける　〜スリーアローズ〜

このようにダイソーは、BtoC小売業界の企業として100円でできるお客さまの想像を超える価値を提供することを目標としています。

事業セグメント

ダイソーはBtoCの小売業でほとんどの商品の開発から物流まで自社で行っています。メインは国内で3,493店舗（2020年2月時点）展開する百円ショップの「ダイソー」ですが、300円雑貨に特化した「THREEPPY」や「Plus Heart」、「CouCou」もそれぞれ30店舗以上展開しています。

海外進出にも積極的でアメリカやブラジル、オーストラリアなど26の国と地域で2,248店舗展開しています。

従業員数・平均年収

ダイソーの従業員は正社員は402名、パート・アルバイトなどの臨時従業員が22,199名となっています。店舗数やアイテム数の割に正社員の数がとても少ないのが特徴的です。そのため店舗運営ではパートやアルバイトをまとめる力が求められます。

ダイソーは上場していないため年収を公開していませんが、口コミサイトオープンワークなどを参考にすると平均年収は474万円となっています。国税庁の令和元年民間給与実態統計調査結果によると、正社員の平均年収は503万円のため平均と比べると少し低い水準となっています。

大創産業の就職についてよくある疑問

大創産業の評判は？

大創産業で働く人の口コミを見てみると、次のようなものがありました。

【良い口コミ】
・業界のトップ企業で働ける
・知名度がある
・裁量を持って仕事ができる
・仕事でやりがいを感じられる

【悪い口コミ】
・トップダウン
・ルールが厳しい
・独特の文化がある

入社時の配属は全員店舗で入社3年目で店長になることを目指す方針があるので、若いうちから裁量権を持って責任ある仕事をすることが可能です。店舗運営やマネージメントへの意欲があり、どんどん学んで成長したいと考えている人には魅力的な職場でしょう。

店舗の責任者になるとかなり忙しくて残業が増えたり、休みが取りにくいなどの口コミが目立ちます。若いうちは仕事に打ち込みたいと考えている人にはいい環境です。

体育会系の文化があるようなので、合わないと感じる人もいるかもしれません。不安な人は説明会やインターンシップに参加して、職場や社員の方の雰囲気を自分の目で確かめることをおすすめします。

大創産業に就職するのに必要な学歴は？

応募対象となっているのは、大学院生・学部生・短大生・高専生・専門学校生・既卒者となっており幅広いです。理系・文系を問わず全ての学部・学科から募集を受け付けています。

大学や専門学校に通った年数で初任給が変わります。

大学院卒(大学等含め6年制) 228,000円 大学・専門学校卒(4年制) 220,000円 短大・専門学校卒(3年制) 216,000円 短大・専門学校卒(2年制) 212,000円 専門学校卒(1年制) 208,000円

2022年3月卒業見込、もしくは卒業後3年以内の人も応募可能です。

大創産業の就職活動情報

ダイソーの就活に役立つ情報を紹介します。

大創産業の職種

ダイソーは総合職での採用となります。入社後は全員店舗配属となり、店長になったあとに店舗運営や商品仕入、店舗開発、物流、海外事業、管理部門など様々なキャリアに進むことになります。それぞれの業務内容は以下の通りです。

店舗運営
国内の店舗で運営・管理全般を行います。ポジションが上がると複数店舗やエリアの管轄を任されます。

商品仕入
商品のマーチャンダイジング、デザイン、供給管理、品質管理などを行います。

店舗開発
新規出店の契約やオープンまでの段取り、日々の営業サポートを行います。

物流
入出荷の一連の業務を行います。

海外事業
海外の店舗で運営・管理全般を行います。海外専用の仕入れ、倉庫運営も行います。

管理部門
人事総務、経理、広報などでダイソーのサポートを行います。

選考フロー

ダイソーの選考フローは以下の通りです。

ES・Webテスト→説明会→個人面接→役員面接→内定

説明会は選考に入らず、企業理解を深めることを目的としています。内定後は面談を通じて面接官のコメントと適正テストの結果などをフィードバックされます。

ES・面接の質問の特徴

ダイソーのESは「就活の軸」と「店舗を見学し、自分が店長だったらどのように改善するか」という設問で後の面接時に参考にされるようです。字数制限はないので伝わりやすさを意識して書くようにしましょう。 面接では志望理由やガクチカなど基本的な質問が多くなっています。そのぶん深掘りをされるのでハキハキ答えられるように準備しておきましょう。

大創産業の就職活動対策

ダイソーの選考で役立つ情報を紹介します。

インターンシップに参加して働くイメージを掴む

過去に実施されたダイソーのインターンシップは、「店舗運営」や「商品開発」など業務を疑似体験できるプログラムとなっています。店舗の運営方針や、仕事の楽しさ・難しさ・やりがいなどの理解が深まるでしょう。

社員からのフィードバックや質疑応答などもあり、ダイソー社員の方と直接コミュニケーションできる機会もあります。疑問を解消したり、企業の雰囲気を知るのにも良いチャンスです。

人に働きかけた経験をアピール

ダイソーのキャリアは全員現場である店舗から始まります。そのため人をまとめるリーダーシップや人と協力する力は必須です。面接で明るく話すことに加えて、人と協力した経験や働きかけた経験を話せるとより良いでしょう。

ダイソーの店舗を見学・リサーチしてみる

ダイソーはBtoCの小売業を行う企業です。毎月何百と新商品が発売されるため、実際に店舗に足を運んでレイアウトや客層、店舗ごとの違いなどを分析してみるのもおすすめです。ダイソーの店舗だけでなく、ライバル店の店舗や他の業界の店舗などもリサーチ・研究してみると就活に役立つでしょう。

最後に

ダイソーは若いうちから責任ある仕事にチャレンジする機会がたくさんあるので、成長意欲のある人におすすめの企業です。積極的にインターンシップに参加して企業や仕事への理解を深め、説得力のある自己PRを作成しましょう。