会社見学をする時に意識しておきたいマナー!好印象を与えるには?

社会人になると、1日のうち3分の1の時間は会社で過ごすことになります。そんな会社がどのような雰囲気なのか、居心地はどうなのか、どのように先輩社員の皆様は働いているのかはしっかりと自分の目で確かめておきたいもの。

会社説明会や面接だけではなかなか把握しきれない部分も、会社見学をすることができれば少し安心です。インターンシップを行なっていない企業でも、会社見学を受け付けてくれている企業もあります。

そんな会社見学をする時に意識しておきたいことや、好印象を与え選考に進んだ際に良いイメージを持ってもらうためにはどうすればいいのか?服装や持ち物、礼儀など会社見学でのマナーについて解説します。

会社見学をする時に意識しておきたいマナー!好印象を与えるには?
目次

会社見学を申し込む場合にはアポイントを取ろう

まずは、会社見学をしたい旨申し込みをする必要があります。企業側が就活イベントの一環として「会社見学の日」を定めている場合はその申込み方法に則り応募すれば良いのですが、そういった募集が無い場合には、自分で「会社見学をさせて頂きたいのですが可能でしょうか?」と交渉してみましょう。

メールで申し込む場合

自分で会社見学について問い合わせる場合、人事の採用担当者、もしくは同じ大学のOB、OGに申し出るのが良いでしょう。

どちらかの連絡先を知っていれば、まずはメールで問い合わせをします。どちらの連絡先もわからない場合には、会社ホームページの代表アドレスや、採用ホームページのアドレスなどに問い合わせをしてみましょう。

メールで問い合わせる際には「株式会社●●採用ご担当者様」などと記載し、企業名は省略しないようにします。「(株)」も避けましょう。会社見学をしたい旨と、簡単な自己紹介も兼ねた自己PRを記載するとよいですね。

電話で申し込む場合

万が一全くメールアドレスなどの記載がない場合には、電話での申し込みも検討しましょう。ただし、慌ただしくない時間帯を選ぶことを忘れないようにします。業種にもよりますが、基本的には平日の火曜日~金曜日の10時~16時が目安です。

電話をかける前には、あらかじめ話す内容をメモしておき、さらに相手の話した内容をメモできる準備をしておきましょう。電話は簡潔に短い時間で済ませるように心がけることが大切です。

会社見学のマナー【準備編】

服装

特に指定がなければ、会社見学にはスーツで行くようにします。「私服で構いません」と言われた場合は、ビジネスカジュアルがふさわしいです。あまりにもラフな格好や、だらしない服装で行くのは避けましょう。

カバンや靴も就活で使っているものがあればそれを使いましょう。資料を配布されることもあるので、カバンはA4サイズの書類が入るものがいいですね。

持ち物

会社見学に行く際の持ち物は次のようになります。必要な持ち物が指定されることもあるので、案内メールなどをよく確認しましょう。

【必須の持ち物】
・筆記用具
・メモ帳
・クリアファイル
・スマートフォン(携帯電話)
・ハンカチ
・ティッシュ

【あると安心な持ち物】
・モバイルバッテリー
・予備のストッキング
・鏡
・履歴書
・会社までの地図
・折り畳み傘

身だしなみを直前にチェックできるように、小さな鏡を入れておくといいですね。梅雨の時期や急な天候の変化が予測される日は折り畳み傘を入れておくと安心です。

企業についてリサーチしておく

会社見学の前日までに、企業についてのリサーチをしておきましょう。基本的な情報を知っておくと、見学中に吸収できることも増えるはずです。

会社見学では、「質問はありますか?」と質問タイムを設けてくれることが多いです。ホームページを見ればわかるようなあまりにも初歩的な質問をすると、「熱意がない」「企業のことを調べていない」という印象を与えてしまいます。

できれば事前に質問をいくつか用意しておくと、やる気や熱意をアピールすることができるでしょう。

会社見学のマナー【当日編】

会社見学をすることになったら当日はどのような流れで、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか?

時間厳守!

たとえ1分でも遅刻は厳禁です。集合時間は厳守しましょう。できれば15分前には会社の近くに着いておくようにして、集合時間の5分〜10分前くらいに受付をするようにします。

受付ではどのようにする?

会社に到着したら、受付で担当者を呼び出しましょう。その際、必ず「本日会社見学に参りました●●と申します。(担当者)様と●時にお約束をしております」と伝えましょう。

企業によっては受付の端末で担当者の名前を入力しなければならない場合もありますので、担当者の名前は必ず事前に確認しておきましょう。

待合室でのマナーにも気をつけて

会社見学が始まるまで、待合室や会議室で待機するように言われることがあります。待っている間に、スマホをずっといじるのはあまり印象がよくありません。

待っている間に、一緒になった学生と大声で話したりするのは避けましょう。軽く挨拶をするくらいにしておきます。

会社見学のマナー【見学中編】

会社見学中にはどのようなことに気をつける必要があるのでしょうか?

メモを取る

担当者の方が会社内の案内をしてくれているときや、仕事内容などの説明をしてくれている間は、必要に応じメモを取りましょう。

やる気があることが伝わると同時に、採用面接で志望動機などを話す際に説得力のある回答ができるヒントを書き留めておくことができます。

服装や身だしなみに注意

会社見学中はみだしなみにも気を配りましょう。見学中は、スーツのボタンなどもしっかりと留めておきます。

暑い日など「上着は脱いでいいよ」と言われた場合は脱いでも構いませんが、ボタンを外したりしてあまりラフすぎる格好にならないように気を付けましょう。

挨拶と質問は積極的に

会社見学の途中、気になることがあれば適宜質問をすることで、志望度の高さをアピールすることもできます。さらに、会社内ですれ違った人には、基本的には全員に必ず挨拶をするようにしましょう。

会社見学が終了したら……?

無事会社見学が終了したら、ついホッとしてしまうかもしれませんが、最後まで気を抜くことはできません。いくつか注意点をみておきましょう。

会社近くにいつまでもいない

会社見学の間ずっと緊張していたこともあり、会社見学が終わった後に近くのカフェなどでちょっと休憩したいな、と感じるかもしれません。あるいは、会社見学で一緒になった仲間と色々情報交換をしよう!とごはんを食べに行きたくなるかもしれませんね。

しかし、この時に会社近くのカフェや飲食店に行くのはできるだけ避けた方が良いでしょう。その企業の人がいる可能性が高いからです。たとえ会社見学の間は好印象を与えることができたとしても、会社近くのカフェでリラックスしている姿を晒すことや、「今日会社見学でこんなことがあって~」などと会話している姿を見られてしまうことは、あまり好ましくありません。

たとえ採用担当者ではない人に見られたとしても、話が伝わる可能性もあります。どこかに立ち寄りたい場合にはその企業から少し離れた場所を選びましょう。

御礼メールを送る

さらに、会社見学終了後はできるだけその日のうちに御礼メールを送るようにしましょう。簡単な感想や、志望度が高まった旨を伝えることができればOK。そこまで長い文章でなく、感謝の気持ちが伝われば問題ありません。

最後に

会社見学は、自分が働くかもしれない場所を自分の目で確認できるまたとないチャンスです。マナーが悪いと印象が悪くなる危険がありますが、逆に採用担当者の方に好印象を与えることができれば採用に有利になることもあります。ぜひ積極的に参加してみましょう。


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