長期インターンの面接って何を聞かれるの?よくある質問と答え方を解説!

長期インターンでは参加前に面接による選考が実施されます。「何を聞かれるんだろう?」「どうやって対策すればいいんだろう?」と不安になっている方もいるのではないでしょうか。

今回は長期インターンの面接でよくある質問とその答え方について解説します。全体的な面接対策についても紹介するので、事前準備の参考にしてみてください。

目次
  • 長期インターンの面接でよく聞かれる12個の質問と答え方
  • └会社・業務に関すること
  • └①志望動機を教えてください
  • ├②事業内容や商品・サービスについてどう思いますか
  • └インターンでやりたいこと
  • └③インターンでどんな仕事を希望していますか?
  • └④なぜ長期インターンに参加するのですか?
  • ├⑤長期インターンを通じてどのように成長したいですか?
  • └これまで頑張ってきたこと
  • └⑥大学で力をいれていることは何ですか?
  • ├⑦チームでの役割や成し遂げたことを教えてください
  • └自分自身に関すること
  • └⑧簡単に自己紹介をお願いします
  • └⑨1分間で自己PRをしてください
  • └⑩あなたの長所と短所を教えてください
  • └⑪週どのくらい勤務できますか?
  • └⑫何か聞きたいことはありますか?(逆質問)
  • 長期インターンの面接対策
  • ├企業が求めている人材を理解しよう
  • └模擬面接で「第三者から見た自分」を確認しよう
  • まとめ

長期インターンの面接でよく聞かれる12個の質問と答え方

長期インターンの選考面接でよく聞かれる質問は大きく以下の4種類に分けられます。

・会社・業務に関すること
・インターンでやりたいこと
・これまで頑張ってきたこと
・自分自身に関すること

それぞれの項目ごとに質問と答え方を確認していきましょう。

会社・業務に関すること

①志望動機を教えてください

どんな企業でも必ず聞かれるのが「志望動機」です。直接「志望動機を教えてください」という質問以外に、以下のような形で聞かれることも多いです。

・当社の長期インターンを受けたいと思ったのはなぜですか?
・たくさんの企業がインターンを実施している中で当社を選んだ理由は?

志望動機に関する質問によって企業が知りたいのは「学生が自社へ向ける熱意」です。熱意を示すとは言っても「参加したいです」と訴えるだけではもちろんダメです。実際に熱意を持って行動していることを伝えなければいけません。

そのために以下の3点をしっかり伝えられるように回答しましょう。

1.企業の事業内容や商品・サービスなどを理解していること
2.その上で自分のニーズと企業がマッチしていると考えていること
3.自分を採用することで企業にもメリットがあること

事業内容を徹底的に調べ上げている、あるいは自分が企業でどう活躍するかを考えている姿勢が「本気で志望しているんだな」という熱意として伝わります。

②事業内容や商品・サービスについてどう思いますか

自社の商品やサービスについてどのような印象があるかという質問です。

・使ってみて魅力的に感じたところ
・(サービスの場合)登録する時に何がきっかけになったか
・他の企業・サービスと比べて優れているところ

といった点について、消費者として感じたことを洗い出してみましょう。もちろん商品やサービスを一度使ってみるのがベストですが、大学生向けのサービスを行っていない場合もあります。そのような場合でも、インターネットで調べたり家族や知り合いに聞いたりするなど、事前に情報収集を行ったかどうかは大きな差となります。

気づいたこと、思ったことを話せるよう準備しておきましょう。

インターンでやりたいこと

長期インターンの面接でよく聞かれる項目の2つ目は、「インターンでやりたいこと」です。この質問を通して、企業は学生とのミスマッチを防ごうとしています。

③インターンでどんな仕事を希望していますか?

インターンでやりたいこととして、希望する仕事や興味がある仕事を聞かれることがあります。これらの質問に答える際に押さえておくべきポイントは次の2点です。
1.企業の事業や業務を十分に理解した上で希望を述べること
2.キャリアプランから長期インターンで経験すべきことを逆算して答えること

「何でもやります」という回答では、「計画性がない」「他社でもよさそう」と判断されてネガティブな評価となる危険性がありますので注意しましょう。

④なぜ長期インターンに参加するのですか?

長期インターンに参加しようと思ったきっかけを問う質問です。

・○○業界について学びたい
・スキルを身につけたい(営業やプログラミング、Webマーケティングなど)
・将来のキャリアを考えるヒントにしたい

などの理由が考えられます。無理に深い理由を答えようとせず、面白そうだと感じたポイントや就活に向けての思いを素直に答えるようにしましょう。

⑤長期インターンを通じてどのように成長したいですか?

長期インターンに参加する理由と重なる部分もありますが、より将来を見据えた質問です。「長期インターンを通して成長したい」という気持ちを持つ人は少なくないですが、どのように成長したいかまで考えられている人は稀です。

目的が具体的な学生ほど成長も早いため、評価が高まる傾向にあります。事前に整理しておき、しっかり伝えられるようにしましょう。

これまで頑張ってきたこと

長期インターンでは「これまで頑張ってきたこと」についてもよく質問されます。いわゆる「ガクチカ」と呼ばれる質問です。

ガクチカを通して企業が知りたいことの一つは、「問題解決能力」です。人が何かを頑張るとき、たいていは途中で壁にぶつかります。そんな壁への立ち向かい方やモチベーション維持の方法を聞くことで、仕事で出会う困難な場面に学生が柔軟に対応できるかを測っているのです。「これまで頑張ってきたこと」を答えるときには、次のポイントを押さえておきましょう。

1.頑張る中で出会った問題
2.その問題にどのように立ち向かったか
3.その結果どんな成果が得られたか

上記の3点を押さえた回答ができればOKです。
以下、ガクチカを聞く際の具体的な質問例を見ていきましょう。

⑥大学で力をいれていることは何ですか?

大学で力をいれていることを聞く質問では、その人の人柄や考え方がみられています。「部活です」「勉強です」と一言で終わってしまわないように、勉強であれば「どういう分野を勉強しているのか」「面白さや難しいところはどこか」、部活やサークルであれば「どういう活動をしているのか」「自分はどういう役割なのか」など具体的に話せるように整理しておきましょう。

⑦チームでの役割や成し遂げたことを教えてください

「ガクチカ」のなかでもチームでの経験に絞って聞かれることもあります。これは社内で円滑に業務を進められるかの確認でもあります。

業務を進めるうえで、わからない時に上司に確認したり、他の部署の社員やインターン生とコミュニケーションを取りながら働いたりする場面は多くあるでしょう。「チームの中でどういう役割になることが多いか」「コミュニケーションを取るときにどのような点に気をつけているのか」などを答えられるように準備しておくことが大切です。

自分自身に関すること

長期インターンの面接では、学生自身についての質問もよくあります。

⑧簡単に自己紹介をお願いします

よく聞かれるものの、意外と練習しておかないとできないのが自己紹介です。簡潔に話せるように練習しておきましょう。
自己紹介で外せない項目は、以下の3つです。

①自分の所属(大学名、学部、学年)
②名前
③専攻やゼミなど大学で勉強していること

特に時間に制限がない場合は、以下の項目もいれてみましょう。

⑤出身地
⑥趣味・特技
⑦所属しているサークル・アルバイト・課外活動

「自己PRを含めた自己紹介をお願いします」など指定されている場合を除いて、アピールポイントや強みなどの自己PRは必要ありません。話が長くなりすぎないよう注意しましょう。

⑨1分間で自己PRをしてください

面接でよくあるのが「1分間」や「30秒」など時間を指定しての自己PRです。慣れていないと時間が余ってしまったり逆に余計なことまで話してわかりにくくなったりしてしまいます。

おすすめは「PREP法」を用いた自己PRです。「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の順番で組み立てましょう。1分間だと大体300字くらいを目安にするとちょうどよいです。以下の例文を参考にしてください。

「Point(結論)」
私のアピールポイントはリーダーシップです。

「Reason(理由)」
チームのメンバーと積極的にコミュニケーションをとって円滑に意見をまとめるのが得意です。

「Example(具体例)」
所属している合唱サークルではサークル長を務めています。定期演奏会の演出で、普段からメンバーとコミュニケーションを取って事情や得意なことを把握し、担当を決定していました。

「Point(結論)」
このようにメンバーとコミュニケーションを取ってうまく取りまとめるリーダーシップが私の強みです。

⑩あなたの長所と短所を教えてください

自分のアピールポイントや長所・短所を話すときも自己PRと同じく、「私のアピールポイント/長所/短所は〇〇です」と簡単に答えてから、その理由について具体的なエピソードとともに話しましょう。

短所を隠す必要はありませんが、「短所をどう克服しようとしているのか」「短所を補うためにどんなことをしているのか」もセットで答えるのがポイントです。

これらの質問は学生が「自分自身」を理解しているかを確認するために行われます。自分のよいところを理解していれば、インターンの業務に活用できるほか、さらなる成長につながりやすいからです。

⑪週どのくらい勤務できますか?

学生と企業側の条件をすりあわせる質問です。「現在はアルバイトをしていて採用後にインターンに切り替える」「サークルや部活があるため、〇曜日の勤務は難しい」など、事前にわかっていることは必ず伝えておくようにしましょう。

⑫何か聞きたいことはありますか?(逆質問)

面接の最後に聞かれることが多い質問です。面接までに疑問に思ったことや事業・業務の説明を受けて疑問に思ったことを聞いておきましょう。

給与など待遇面の質問はNGではありませんが、多すぎるとあまり印象がよくありません。面接後にメールで確認するか、結果の連絡を受けてから聞くようにしましょう。

長期インターンの面接対策

長期インターンで面接を受けるときには、事前の準備がとても大切です。ここでは長期インターンの面接対策をご紹介します。

企業が求めている人材を理解しよう

長期インターンの面接で何より大切なのは、「企業がどんな人材を求めているか」を理解して質問に回答することです。

例えば、「チャレンジ精神にあふれた人」を求める企業に、自己PRで「私はコツコツ取り組むことが得意です」と言っても、あなたの魅力は十分に伝わらないでしょう。企業研究を重ね、企業のニーズを把握した上で言葉を選ぶようにしましょう。

模擬面接で「第三者から見た自分」を確認しよう

面接では、回答内容はもちろん、「面接官から見えるあなた」がすべて評価の対象となります。自分ではできているつもりでも、第三者から見ると「声が小さくて聞き取りづらい」「姿勢が悪い」「スーツの形が崩れている」など、修正すべきポイントがたくさん見つかることがあります。

大学のキャリアセンターが開催している模擬面接などを活用し、「第三者から見た自分」をチェックしてから、本番に臨みましょう。

まとめ

今回ご紹介した「長期インターンの面接でよく聞かれる質問」は、就活の本選考でもよく聞かれるものばかりです。長期インターンの面接対策として回答の準備や模擬面接での練習を重ねておけば、いざ本選考が始まってからも慌てずに済みます。ほかの学生よりも有利に就活を進めるためにも、早めに準備を始めておきましょう。

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