NTTデータの平均年収はどのくらい？初任給は？

NTTデータは情報サービス事業で業界最大手のシステムインテグレーター(SIer)です。業界最大手ということもあり、就活生から不動の人気を誇る就職先の一つです。今回はNTTデータの平均年収や初任給といった待遇面のデータをまとめました。NTTデータ志望の就活生やIT業界、SIer志望の学生は企業選びの一つの指標としてご活用ください。

平均年収

NTTデータの有価証券報告書から抜粋した過去5年間の平均年収のデータは下記の通りです。

2015年度 808万円
2016年度 812万円
2017年度 821万円
2018年度 828万円
2019年度 834万円

上記のデータからNTTデータの年収は増加傾向であることがうかがえます。この平均年収のデータはNTTデータ単体のデータでNTTデータグループ全体の平均年収ではないので注意が必要です。また、有価証券報告書には平均年収などのデータだけでなく、事業セグメントごとの状況や今後の経営方針、成長の原動力となる事業についても記載されているため、企業研究の時にチェックしておくことをおすすめします。

初任給

NTTデータの2020年4月の初任給実績は下記の通りになります。

高専卒　192,220円
学士卒(大学卒)　222,020円
修士了　251,520円
博士了　300,070円

厚生労働省の令和元年賃金構造基本統計調査結果（初任給）の概況によると、大学卒の初任給の平均は21万200円、大学院修士課程修了の場合は平均23万8900円となっており、大学卒、大学院修士課程修了ともに初任給は平均よりも高いことがうかがえます。

年齢ごとの平均年収

口コミサイトを参照して年齢ごとの平均年収をまとめてみました。口コミサイトの情報なので、必ずしもその年収がその年齢でもらえるとは限らないことを頭に入れて確認してください。

新卒入社の社員の場合
入社3年以内：350万～
入社3年～7年：550万～
入社8年～10年：700万～
入社10年以降：800万～

口コミサイトの年収のデータをまとめると大体上記の通りになります。年に1回昇給が行われ、給料は徐々に年功序列で上がっていくイメージだそうです。一方で給料に仕事の実績は反映されにくく、若いうちから大幅昇給することは難しいです。出世コースに乗り、課長代理になると30代半ばで年収1000万を超える人もいるそうです。

福利厚生

休日・休暇に関しては完全週休二日制で祝日、年末年始休暇、夏季休暇、年次有給休暇20日、特別休暇(慶弔ほか)、ライフプラン休暇、産前・産後休暇、介護休暇、看護休暇などワークライフバランスを維持しやすい制度が整っています。住宅補助に関しては入社後3ヶ月までに契約を開始した場合、自立支援一時金20万円が1回支給されます。定期的なものとしては独身の場合は月4万円、独身の社員の方で入社3年目終わりまでは自立支援金2万円/月が追加で支給されます。独身者以外の場合は月7万円となっています。通勤手当(全額支給)、扶養手当手当などもあり手当が充実しています。住宅補助以外にも財形貯蓄、社員持株会、持家取得支援、持家ローン返済補助、 育児・介護支援、リゾート施設・スポーツ施設利用、企業年金など各種制度が整っています。

業界平均、同業他社との比較

IT業界全体のの平均年収は約446万です。NTTデータの平均年収は834万なので、業界平均と比べるとかなり好待遇と言っていいでしょう。
次は同業他社の大手SIerとの比較です。今回は富士通と日本電気(NEC)との比較をします。

NTTデータに就職するためには

NTTデータは3月1日に本選考のエントリーを開始し、その後面接等の選考を行います。一般的な選考スケジュールの場合内定が出るのは5月以降の場合が多いですが、早期選考のルートに乗ると3月に内定が出る人もいます。早期選考のルートはNTTデータのインターンシップに参加した人が乗るそうです。早期選考だけでなく、インターン参加者限定の特別イベントへの招待などの特典もあるため、NTTデータへの就職を少しでも考えている方は積極的にインターンシップに応募することをおすすめします。

最後に

NTTデータはIT業界の中でも待遇がトップクラスで就活生から不動の人気を誇るのも納得できます。ただし、平均年収や福利厚生は就職先を選ぶ一つの指標でしかありません。データだけで選ばず、実際に働いている人の雰囲気や仕事内容を聞くなどして、自分に合った就職先を選ぶようにしましょう。